「地方創生賞」受賞。2024年外構作業はウッドデッキ作り【川の駅 6話】

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福岡と大阪の自宅をセルフリノベーションしながら2拠点生活しているセーチ(@DIY_se_chi)です。

今回の記事は久留米工業大学 建築・設備工学科の「ASURA」と一緒に進める地域活性化プロジェクト。

空き家のリノベーションや地方公共団体との共同プロジェクト等、久留米地域を中心に様々な企画を進めます。

前回の記事と動画はコチラ

「川の駅」第2期改装を始めます

2023年の春に久留米工業大学と一緒に内装工事をした 久留米市 田主丸にある「川の駅 しばかり」

2023年3月に第1期改装(内装)を終え、2024年3月に第2期改装(外装)を始めます。

田主丸町は斜面地に育む苺や無花果を始めとするフルーツの産地として知られ田園地帯が広がる緑豊かな環境です。

そんな自然豊かな田主丸に2013 年に開業した 「川の駅しばかり」は薬草や地域の農産物、畜産加工品を中心とした販売を中心に据えた地域活性化を目的とし2013 年に開業。

以来、生鮮野菜を中心とした生活必需品の販売や、地域の各種イベント開催など地域住民のコミュニケーションの場を担ってきました。

地域の活性化の一端を担うべくして生まれた川の駅ですが来店者数の減少など大きな危機に瀕しており、川の駅が田主丸地区活性化の核として再生できるようASURAで全体計画、ブランディング提案や建物改装の施工を昨年から行っています。

薬草や DIY に関するワークショップイベントの開催などを行っていき複数年かけて川の駅を産官学連携で発展させていく計画です。

計画では北側に大きく延ばされていた仮設のトタン屋根を撤去し、取り外し可能なタープに変更。

砂利面であった地面にはウッドデッキを設け、下には水を流し飲食提供が可能なエリアで各種イベントでも使用可能な多目的空間にします。

久留米工業大学のASURAとウッドデッキ作り

ASURAのメンバーと一緒にウッドデッキ作りに取り掛かります。

ウッドデッキの束石を固定中、高さは束で調整するので人数が多い日に役割を分担してどんどん固定していきます。

人数が多い分重労働な作業を分担できて助かりました。

土台が水平になっていないと根太が固定できないので1個ずつ確認しながら進めています。

ウッドデッキの材料は木材ではなく、人工木材を採用。(指定の高さに合わせて束を切って固定していきます。)

人工木にプラスティックを配合しているので雨風に強く長期間色あせないのが特徴です。

傷みにくく腐りづらい、ペンキで手入れも不要なので頻繁にメンテナンスをするのが難しい施設にピッタリでした。

床材を固定するのに必要な金具が別売りであります。

床材固定金具は、掘られている溝に入るようになっていて穴が空いている部分にビスを打つことで根太材に固定できます。(端はエンド金具で固定。)

トタン屋根の撤去が完了。

トネリコの木の植栽も終わりました。

成長してウッドデッキに木陰を作ってくれる日が楽しみです。

ウッドデッキの床材をひたすら張っていっています。

端は幕板材を固定してその上にコーナー材を取り付けたら完成です。

外構完成後のイベント開催

晴れていれば外のウッドデッキで実施する予定でしたが雨天により室内で実施。

田主丸で取れた野菜を中心に昔ながらの給食を体験、給食を食べ終わったらDIYのワークショップ昔の学校で使われていた机と椅子が一体になっている物を作ります。

今回の連携は久留米市田主丸支所産業振興課が「川の駅」と久留米工業大学建築・設備工学科の「ASURA」との仲介を行ったことが始まりでした。

産官学連携で地域を活性化させる久留米工業大学「ASURA」の活動がキャリアデザインアワードプログラムで「地方創生賞」を受賞しました。

キャリアデザインプログラムアワードはマイナビが展開する選考会、スポンサーに経済産業省や文部科学省、日経新聞社などがついています。

その中の「地方創生賞」とは、その地域での仕事、生活や人と人のつながり等「その土地で生きていく」ことを印象強く体験し

新たな成長機会を得ることができるインターンシップを始めとするキャリア形成支援に係る取組の中から

地方公共団体単体または地方公共団体と連携した取組として模範となるプログラムを実施し、その成果が認められる地方公共団体及び企業・大学・団体を表彰。

国公私立大学、地方公共団体、民間など1000法人の中から「地方創生賞」に選ばれ日本経済新聞全国版に紹介されました。

 

※作業風景、イベントの様子を動画にまとめています。

ウッドデッキ完成後の外構第一弾

交通量の多い道路から見た「川の駅」外構。

トタン屋根の頃と比べると綺麗な店構えになってきました。

企画案の通り、ウッドデッキは薬草の授業や イベントができる空間に、トネリコの木の成長やその周りの花々の成長も楽しみです。

ワークショップで作った椅子机は塗装して補強、ウッドデッキに置いてイベント時に使います。

今後は看板や外壁など少しずつ変化させていけれたらと考えています。

「川の駅」では薬草以外にも地域限定アイスなど販売しているので近隣を通る方や久留米方面にこられる方は是非立ち寄ってみてください。

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