久留米市の【川の駅 しばかり】をリニューアル!久留米工業大学と店舗改装!2話3話

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福岡と大阪の自宅をセルフリノベーションしながら2拠点生活しているセーチ(@DIY_se_chi)です。

今回の記事は久留米工業大学 建築・設備工学科の「ASURA」と一緒に進める地域活性化プロジェクト。

空き家のリノベーションや地方公共団体との共同プロジェクト等、久留米地域を中心に様々な企画を進めます。

前回の記事と動画はコチラ

久留米工業大学と地域活性化をになうプロジェクト始めます

久留米工業大学と地域活性化をになうプロジェクトスタート!

2022年10月21日

 

久留米市田主丸の「川の駅 しばかり」とは

当施設 筑後「川の駅 しばかり」は2013年に地域の活性化を目的に開業。

「川の駅 しばかり」は久留米市田主丸町の筑後川流域の側に位置、現在は直売所での商品販売や裏の畑で薬草の栽培を行っています。

生鮮野菜などを中心とする生活必需品の販売を行うと同時に、地域のコミュニケーションの場所にもなっています。

土手の階段を上がった所に水の神様を祀った小さな祠があり、筑後川と川の駅を跨ぐように車道が整備されています。

そのため「川の駅 しばかり」はツーリング場所として活用されることも多く、ツーリングの寄り道や休憩スポットとしても活用されています。

地域の高齢化や少子化、人手不足やコロナ禍を背景として売上の落ち込みや来場者の減少が深刻化していました。

そこで、当該施設を地域活性化のコア施設へと生まれ変わらせ、歴史や文化を受け継ぎ発展させる施設になることを目指して改装します。

薬草のプロデュースや子供たちからご年配の方までを含めた人達で賑わう魅力ある場所へと変化させることが今回の目標です。

店舗内の商品や家具は隣にあるコンテナに移動させ、約1ヵ月かけて内装を仕上げていきます。

ここから内装をガラッと変えて薬草で作った商品や生鮮野菜などをディスプレイする予定です。

入り口を1つにして動線を作る

入り口が2ヵ所あり人の動線が定まっていなかったので、裏の畑に続く入り口だけ残し塞いでしまいます。

入り口の左手に商品が並び、店舗内を回遊してレジに向かうようにします。

段差を付けて空間を区切る

商品展示スペースとトイレや裏の畑に続く動線を分けたかったので、展示するスペースは1段上げるように床を作ります。(45mmの角材、近隣の材木店に発注しました。)

床上げする面積は 6000mm × 6000mm の36㎡、長さ4000mmの角材を長さ調整して敷き詰めます。

コンクリートボンドを塗って要所要所にコンクリートビスを打ち込んで固定します。

 

 

角材がしなっているので浮かないか心配していましたが合板を2枚重ねたら重さで沈みました。

1枚目の合板を固定する前に床の水平を出します。

レーザー墨出し器から出ている線と床からの距離を計り記載、高い所に合うよう2.5mmのベニヤ板を挟んで固定します。

端だけベニヤ板を差し込んでいたのでやり直し、全体がなだらかになるよう、端に2枚入れたら隣に1枚入れて調整します。

合板1枚だけだと歩いた時にコツコツと音が鳴り、床が空洞だとわかります。

また別日に合板を重ね張りして土台を仕上げます。

2枚目の合板を張る前に根太の位置に墨を出しビスで固定します。

 

 

道具の扱いが日に日に上手くなってきています。

合板の継ぎ目がズレるように2枚目を重ねていきます。

位置が決まったら張り始めのラインに墨を出して並べ直します。

コンパネビスを使って固定しています。

 

 

床に段差を付けることで空間を区切ることができました。

窓から見える裏の薬草畑が良い眺めです。

床の次は壁に行きたい所ですが地域の小学生と一緒に漆喰塗りのイベントを企画しているので後にします。

次回は商品を陳列する棚や薬草を置く机、レジを置いたり休憩できるカウンターテーブルを作ります。

 

使っていた棚をリメイクして4mのカウンターテーブルをDIY

予算に限りがあるので、カウンターや商品棚は使っていた物をリメイクして活用します。

商品を平置きしていたテーブルがあったので、レジやパソコンを置くカウンターは、このテーブルをリメイクして作ろうと思います。

テーブルの高さが60㎝と少し低かったので、45mmの角材を使って土台を作り、高さ70㎝にしました。

商品の在庫を置くスペースを作ってほしいと店長から希望を頂いたので、カウンター下に保管できるスペースを作ります。

今の状態だとカウンターテーブルとして使うには強度が不安なので、脚に補強材を取り付けて全体的に強くしました。

床を貼る時に店舗外に出すので、今の段階では固定せずに乗せた状態にしておきます。

カウンターを置く位置に仮で印付け、壁に棚を付ける予定なので設置後の歩くスペースを確認してから位置を決定させます。

入り口からの動線を確認しながら位置や大きさをチェック。

余っている端材でカウンターの背面を作り雰囲気も確認しました。

カウンターの先はテーブルを置いて薬草のサンプルを試せる場所にしたいと思っています。(画像の座っている位置)

「厚み25mm 奥行き600mm 長さ4000mm」の集成材をカウンター天板に使用します。

カウンター上は、シンプルでスッキリさせておきたいので、レジにパソコンに薬草サンプルを置いても余裕ある大きさで作りました。

カウンターのL字部分にも同じ25mm × 600mmの修正材を使いました。

右奥にはパソコン、右手前のコーナーにレジを置く想定です。

パソコンとレジは店舗の雰囲気には合わないので、土台の色と合わせた目隠しを作って隠したいと考えています。

3種類の高さで見え方をチェック、あまり高すぎると違和感あるので丁度良い高さで作ろうと思います。

1枚板のテーブルを作る

部屋の真ん中には薬草を展示する棚を作る案で進めていて、既製品の棚に薬草を置くだけになる予定でした。

既製品の棚だとお店に入った時の印象が「あ~綺麗になったな」だけになると思ったので、印象に残る物を真ん中に置きたいと考え、マンションで使っている1枚板と同じ物を2枚持ってきました。

驚愕の安さ!無垢の1枚板でダイニングテーブルを作る【中古マンションDIY】#36

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2021年2月19日

どこかで使えればと購入し保管していたので皆が見れる所で活かせてよかったです。

ロウで固められている箇所を電動カンナで削っています。

 

 

耳の部分は電動ヤスリで綺麗にします。

カンナで削った天板もヤスリ掛けをして整えたら一旦完成です。

生鮮野菜を置く棚もリメイク

生鮮野菜を置く棚も使っていた物をリメイクします。(横幅1800mm)

野菜をカゴに入れて販売する予定なので、商品の入れ替えを考えて棚の高さを決めています。

カゴに入れた野菜が取りやすいよう、上段の棚は外して2段にしました。

カゴを1個作ってみて大きさや角度を確かめます。

近隣の農家さんが作ったレタスやキャベツなどを持ってくるそうなので、大きい野菜も置ける大きさでカゴを作っています。

置いた時に野菜が見えるように角度をつけました。

1つの棚でカゴを6個置けます。

同じ物を隣に作り2つリメイクしました。塗装は最後に部屋の雰囲気に合わせて決めます。

角材と細い板で残りのカゴを作ります。

組み立てた枠に12mmの合板をそこに取り付けたら完成です。

スポットライト照明で雰囲気は変えられる!

作業を数日開けている間に電気工事を依頼。

天井の梁にダクトレールを設置してもらいました。

 

 

(漆喰を塗る前に壁紙を剥がしています。)

元々は蛍光灯が6灯付いていて、全てはずしてスポットライトに変更します。

 

 

1つのレールにスポットライトを4つ。

電球は調光調色できる物に交換しました。(天井の2面に色を付けた漆喰を塗っています)

ライトは全部で16灯用意していますが、取り付けてみて光量が足りなければ追加します。

※ここまでの作業風景を動画にしています。

次回は地域の小学生と一緒に漆喰を塗るイベントを開催予定です。

 

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「大和漆喰塗り体験イベント」に約100人来場!久留米工業大学と店舗改装!4話

2023年4月7日

 

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2022年10月21日

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