壁に間柱を入れて断熱壁を作る!壁の下地作り【築55年の旧耐震空き家】#16.17

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福岡と大阪の自宅をセルフリノベーションしながら2拠点生活しているセーチ(@DIY_se_chi)です。

福井県の築55年旧耐震の空き家を新耐震にリノベーションするシリーズ。

前回(#15)天井の骨組み作りでした。

前回の記事はコチラ

今回(#16)は2階に断熱材を入れて壁を作っていく作業です。

耐震壁の施工チェック

壁を作る前に、耐震壁の施工が終わったので1級建築士の先生に確認してもらいました

耐震壁に番号を振って、1カ所ずつしっかり施工した記録を残します

これで耐震工事は完了。旧耐震の家を補強する過程はこんなにも大変で時間が掛かる物なんだと分かりました。

この工程を経験でき、映像に残せた事だけでも価値があり、このシリーズをやって良かったなと思います。

2階の壁に下地を作って断熱材を入れる

耐震工事のチェックを終えたので壁を作れるようになりました

まずは2階の壁に断熱材を入れて、石膏ボードで仕上げられるように壁をふかします。

床から303mm間隔になるように印付けした簡易定規、これを使って間柱を固定する位置に印を付けます。

※付けた印に合わせて墨つぼで他の柱にも線を出します

今の状態だと凹凸があり、壁を固定することができないので、30×105mmの間柱を使って壁が真っ直ぐになるよう仕上げていきます。

柱の太さが105mmなので、30×105mmの間柱を取り付けることで壁一面の面が合う事になります。

筋交い以外に全て間柱を固定して胴縁を固定できるようにします。

真っ直ぐになっていますね。

これで石膏ボードを付ける時に凹凸ができず綺麗な壁になります

用意していた断熱材を準備します

内装パラダイス 16K 100×430×1370 「パラマウント硝子工業」

 

 

ポリエチレンフィルムでパックされ施工時のチクチク感を解消された、16 [kg/m³] の厚さ100mm品の内装用の高性能グラスウール。

間柱の奥行きが105mmなので100mm厚のグラスウールがピッタリ収まります。

周りに付いている耳をタッカーで間柱に固定。

手動のタッカーと違い、押し込むだけで針が打ち込めるのでかなり楽です。

 

 

断熱材を詰め終わった壁に胴縁を取り付けていきます。

壁は「間柱 → 胴縁 → 石膏ボード」という構造になっていて、間柱は455mm間隔、胴縁は303mm間隔で取り付けます。

石膏ボードや合板やベニヤ板のサイズは「910mm×1820mm」の規格なので、石膏ボードや合板の丁度真ん中にくるように455mmの位置に間柱を固定します。

間柱は石膏ボードの受け材、一尺=303mm間隔で配置されまで、45mm幅×15mm厚の木材が使用されるのが一般的です。

奥の壁が終わったので、階段上がった向いの壁を仕上げます。

タッカー用ステープル WT-10ML 「WAKAI」

 

廊下側まで固定したらドア枠に合わせて下地を作ります。

ドア枠のサイズに合わせて下地を作る

65190 / 3倍尺 のび助 一方向式 Ⅱ 12尺 「シンワ測定株式会社」を使って縦の長さを測っています。

 

 

部屋の入り口にも壁を作らないといけないので、このタイミングでドアのサイズに合わせて壁を作ります。

間柱を上下に取り付け、303mm間隔で間柱を固定。

距離を合わせたら釘を斜めから打ち込んで固定。

これでドア枠を取り付けられるようになりました。

点検口は一番狭い部屋に設置

シンワハッチ45A 「株式会社シンワ」

点検口は階段横の狭い部屋に取り付けます。

奥の部屋も同じように壁下地を作る

隣の部屋も壁に間柱を取り付けて胴縁を固定できるようにします。

間柱の固定が終わったら外壁面に断熱材を入れて

胴縁を取り付けます。

3mmと5mmのベニヤを小さく切って、胴縁の間に入れるスペーサーを作っています。

既存の壁にが少し歪んでいて、胴縁を付けても真っ直ぐにならないので、壁が真っ直ぐになるよう調整しながらスペーサーを差し込んで固定。

これで2階の壁作りは完了。

次回1階の壁作りに入ります。

※作業風景を動画にまとめています。

 

1階の壁に間柱を追加して断熱材を入れる

1階の壁にも間柱を追加して断熱材を入れていきます。

2階と同じように、既存の細い木に30×105mmの間柱を固定し面を合わせて壁をふかします

間柱を追加したことで、105mmの奥行きができたので、間に厚さ100mmの断熱材を入れてタッカーで固定していきます。

1階の7畳洋室も同じように施工

外壁に接する壁全てに断熱材を入れていくので結構大変です。

リビングキッチンも同じように間柱を取り付けてから断熱材を入れます

リビングキッチンも同じように間柱を取り付けてから断熱材を入れます。

リビングの天井付近には光を取り込む為に嵌め込みガラスを設置する予定です。(画像左側には設置済み)

外壁に取り付けた窓と同じ位置に来るように廊下側にも設置するので、このタイミングで枠を作ります。

※キッチンからリビングを見た時に両側の同じ位置に窓が付いているので、光が入り解放感があります

この枠の内側に溝を掘った集成材にガラスをはめ込み取り付ける予定です。

嵌め込みガラス用の枠を設置したら、断熱材を詰め込みます。

耐震壁の内側は事前に断熱材を入れてあります。

2階がない天井部分にも断熱材を敷き詰めたら完了。

石膏ボードを固定する胴縁を303mm間隔で取り付ける

断熱材を詰め終わった壁に胴縁を取り付けていきます。

胴縁は45mm釘を釘打ち機で間柱に固定していきます。

釘打ち機に釘をセットしたらコンプレッサーと繋いで準備OK。

事前に303mm間隔で墨出ししたので、線に合わせて胴縁を固定していきます。

最初は上手く打ち込めなかった釘打ち機にも慣れてきました。

24畳のリビングキッチンなので、胴縁が綺麗に揃うと圧巻です。

キッチン上からの光がいい感じに差し込んでいます。

家の中心にある既存壁はそのまま利用します。

柱が多少歪んでいたり、砂壁が凹んでいたりするので、胴縁を取り付ける際に壁が真っ直ぐなるよう3mmと5mmのスペーサーを使いながら高さ調整をしています。

キッチン横には「ニッチ」を作ってインターホンと給湯器のリモコンを取り付けたと考えています。

キッチンに立った時、丁度正面に来る位置に設置したいです。

2段にして下段は小物を置けるようにし、インターホンと給湯器リモコンのサイズを想定して上段のサイズを決めます。

キッチン後ろは窓枠付きの壁にして光と風を取り込む

キッチン後ろに窓枠付きの壁を作ります。

裏庭からの光や風を取り込みたいので、カップボードの上からドア枠の上段に合わせて窓を取り付ける事にしました。

※「のび助」を使って上下の長さを測ったらドア枠を固定する間柱を取り付けます。

窓枠の大きさをイメージする為に板を当てています。

窓を何個作るかによってもイメージが変わるのでかなり悩みました。

右側は洗面所のドアが見えない程度に壁を作り左側に窓枠を寄せようと思います。

カップボードの高さが950mm~1000mmを想定し、電子レンジやトースターを置く前提で下枠の高さを決めます。

1150mmの高さに窓枠がくるよう取り付けます。(窓枠の下に2ヵ所コンセントを取り付ける予定)

キッチン横は柱を活かして小さいパントリーを作る

キッチン横の柱は残さないといけないので柱を活かして小さいパントリーを作ります。

中にはガチャレールを付けて棚を4段か5段取り付けられるようにする予定。

次回、玄関が届くので設置しキッチン後ろの窓枠も取り付けたいと思います。

※作業風景を動画にまとめています。

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