築55年の床下に潜る!白アリ対策と湿気対策【旧耐震の空き家】#8

床下に潜って白アリ対策と湿気対策

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福岡と大阪の自宅をセルフリノベーションしながら2拠点生活しているセーチ(@DIY_se_chi)です。

福井県の旧耐震の空き家を新耐震にリノベーションするシリーズ。

前回(#7)では1級建築士の先生と耐震調査をし耐震補強プランを確定させました。

前回の記事はコチラ

今回は(#8)耐震補強、設備工事に入る前に床下に防蟻材を撒き、湿気対策をおこないます。

土台の状態確認

事前にシロアリが入っているか業者がチェックしてもらいました。

このチェックの段階で蟻道が見つかり、土台や柱がボロボロになっている場合交換が必要になるので、それこそ大工事になります。

今回は問題ないとのことでしたので、土台や柱は交換することなく防蟻材を撒くことができます。

全体を確認していると、大引きがグラグラしている箇所を見つけました。

土台と大引きが固定されておらず、乗せているだけの状態でした。

玄関を広くしてシューズクロークにするので、この一列は撤去して奥の方は新品に交換します。

シロアリ対策で防蟻材を撒く

全面に防蟻材を撒いています。

この日は他の作業は入れず乾くのを待ちます。

初めて防蟻材を撒く作業を見ましたが、想像の何倍も液を撒いていたので、こんなに吹きかけるのかと驚きました。

これだけ入念に全体に撒けば安心ですね。

散布終了。

日を改めて床下の湿気対策作業に入ります。

床下に防湿シートを敷いて湿気対策

床束は鋼製束に交換するので、このタイミングで取り外します。(防湿シートを敷きやすくする為)

防湿シートは地面からの湿気を遮断する目的で施工します。

床下の湿気が多いとシロアリ発生の心配もでてくるので、今回は防湿シートで対策する方向で施工します。

土壌によっては防湿シートを敷くことがデメリットになる場合もあるので、施工する場合は事前に土壌の確認をしておく必要があります。

残した床の下にも敷き詰めるので、ある程度まで木で押し込んだら潜りこんで作業。

必要な長さに防湿シートをカットしたら床下に隙間ができないよう敷き詰めます。

防湿シートを敷き詰めたら重しの砂利を全体に撒く

シートを全面に敷き詰めたら、その上に砂利をある程度の厚みになるまで敷き詰めます。(重し)

奥の方から一輪車で運んで砂利を敷き詰めての繰り返し。

敷き詰めた砂利は、ある程度平になるようにならします。

役割分担しながら砂利撒き。

洗面所の方とリビングキッチンだけでトラックの砂利を使い切りそうなので、もう一杯追加で砂利を購入する必要がありそうです。

一輪車で運び込みますが、この作業が結構キツイ。

撒いたらならしての繰り返し。

ここでも「てみ」が大活躍。

作業現場に「てみ」は必須ですね。

玄関側の床下も同じように砂利を運んで重しにします。

1階の床下全面に敷き詰めて

一通り均したら作業終了。

これで給排管の設置ができるので専門業者に設置してもらいます。

このタイミングで給排管工事をしてもらう

トイレとキッチンの場所を移動させるので、給排水の位置も移動。

床の大引きが無い所があるので、ある程度まで設置作業を進めたら、後は作業の進捗に合わせて仕上げていく形を取ります。

次回は壁に筋交いを入れていく作業です。

約15カ所筋交いを入れ、金具で固定していかないといけないのでなかなか大変な作業になりそうです。

設置後は1級建築士の先生に確認をとりながら壁を作っていきます。

※作業風景動画にまとめています。

 

 

次の記事>>壁に「筋交い」を入れて耐震補強!【築55年の旧耐震空き家】#9

壁に「筋交い」を入れて耐震補強!【築55年の旧耐震空き家】#9

2022年5月31日

 

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築55年空き家を耐震調査して補強プランを練る!【旧耐震の空き家】#7

2022年5月20日

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