幾何学模様の壁紙「リザーブ」をアクセントクロスにする【築55年の旧耐震空き家】#21.22

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福岡と大阪の自宅をセルフリノベーションしながら2拠点生活しているセーチ(@DIY_se_chi)です。

福井県の築55年旧耐震の空き家を新耐震にリノベーションするシリーズ。

前回(#20)キッチンを組み立てて取り付けました。

前回の記事はコチラ

今回(#20)は壁紙を貼る作業で、パテをしてアクセントクロスを貼ります。

壁紙を貼る前に壁と天井にパテ処理する

石膏ボードの上からだと繋ぎ目やビス穴に空気が入り、壁紙を貼っても綺麗にならないのでパテで壁と天井の穴を塞いで平にしていきます。

パテにはいくつか種類があり、メインは下塗り中塗り上塗りと3種類に分かれています。

粒子の粗い下塗りで溝を塞ぎ、中塗り→上塗りという準備で徐々に平になるよう塗っていきます。

(上塗りを1回目から塗るとパテ痩せして窪んできます)

今回は下塗りでしっかり塞ぎ上塗りで仕上げる2回でいきます。

 

 

石膏ボードがガタガタしている場合などは、中塗りを入れて3回で仕上げることもありますが、それだと時間がかかり過ぎて費用にあわないので基本は2回塗りで仕上げます。

(中塗りを飛ばして2回で仕上げる職人さんが多いみたいです。)

この家は下地からしっかり作り直したので壁の凹凸が無くパテ処理がスムーズに進みました。

下塗りパテは溝や窓枠の小口を埋めるよう処理し、まわりになるべくパテが残らないよう取り除きます。

ビス穴専用のパテ「Newビスパッチ」を使う

Newビスパッチ 2.5L「ヤヨイ化学工業株式会社」

 

 

ビス穴専用のパテ、下塗りパテより塗り易くパテベラで引っ張られずしっかりと充填できるそうです。

下塗りパテだと痩せて凹んでしまうこともありますが、ビスパッチはヤセが極めて少ないので1回塗布で不陸を解消できます。

ビスが埋まって無い箇所は打ち込んでパテを塗布します。

キッチン上の吹き抜けも忘れずにパテ。

玄関も階段も全部のビス穴をパテで埋めていきます。

ビスパッチでビス穴をひたすら埋めている間、壁紙屋さんは下塗りが終わった箇所を上塗りパテで仕上げています。

 

ビスパッチは乾きやすいので少量出して無くなったら補充するようにしています。

1階が終わったら2階もパテ処理をします

パテは押し込むように塗るので、ずっと塗っていると人差し指と中指がつりそうになります

全部にパテ処理をするとかなりの時間がかかります。

パテ処理で4日掛かりました。

クローゼットの壁にサンゲツのアクセントクロス、リザーブ1000を貼る。

2階の壁紙は白をメインにクローゼットに色違いのアクセントクロスを貼ります。

RE53016 Re’SERVE リザーブ1000 「サンゲツ」

 

 

石目とライン状の幾何学パターンを組み合わせたモダンな壁紙、光でラインが上品に浮き出すデザインです。

白い部屋に淡いグリーンが映えます。

石目ラインを幾何学に組み合わせたデザインが好みで選びました。

上の段とラインが合うように確認しながら貼っています。

模様が入っている壁紙なので、繋ぎ目のラインが合うように確認しながら貼ります。

木製定規 極(きわみ) Wアーチ 300mm 「極東産機」

 

 

壁紙をエッジ部で押さえて、定規の両面を丸形に加工しているクロス用定規。

地ベラより滑りやすく壁紙をしっかり抑えられるので作業がしやすくなりました。

繋ぎ目のカットが終わったらローラーで圧着。

糊が付いた場所は綺麗に拭き取ります。

隣の部屋のクローゼットは色違いのでグレー壁紙を貼ります。

RE53015 Re’SERVE リザーブ1000 「サンゲツ」

 

 

1階は薄いグレーを使う予定なのでアクセントクロスは濃さが違うグレーを取り入れるようにしました。

極アーチ、地ベラと違って引っかからずに滑るようにカットできます。

模様のラインも綺麗に合いました。

糊付け機を使う所、初めて見ました。

クロス屋さんが糊付け機で壁紙に糊をつけます。

1階の7畳洋室はオープンクローゼット、ここもアクセントクロスを貼ります。

RE53013 Re’SERVE リザーブ1000 「サンゲツ」

 

 

ライン状のエンボスが縦横ナナメに大きく交差するデザイン。

壁紙が厚く立体的なので、上質感のある空間になります。

ラインが多いので合わせるのが難しかったです。

これでアクセントクロス貼りが終わりました。

※作業風景を動画にまとめています。

2階が終わったら1階にナチュラルカラーのグレー壁紙を全面に貼っていきます。

ナチュラルカラーの淡いグレー壁紙でシックな部屋にする

1階はナチュラルカラーの淡いグレーを全面に使い、トイレや廊下などポイントでアクセントクロスを使います。

リビングキッチンはキッチンまわりを目立たせたいので、アクセントクロスは使わずに1色だけで仕上げます。

RE53151 リザーブ ナチュラルカラー 「サンゲツ」

マットな質感とくすんだカラーがモダンな印象のペイント調壁紙です。

糊をつけたばかりの壁紙は引っ付きやすく貼りやすかったです。

壁紙を貼る前にヤスリでパテを軽く削り整えます。

ニッチまわりは削り残しがないように注意しました。(パテでボコボコしていると壁紙が綺麗に収まらないので)

凹んでいるニッチ部分は真ん中でカットし両端に巻き込む様に貼ります

集成材を入れている箇所は、板の真ん中に切れ目をいれないと上下の壁紙が足りなくなるので慎重にカットしています。

この形の場合、一番上はどうしても壁紙がなくなってしまうので、少しはみ出すようにカットして後で繋ぎ目を合わせて修復します。

ニッチや内窓を作ると特別感がでますが壁紙を貼るのは大変です・・・

玄関廊下も同じサンゲツの同じグレー壁紙で統一する

リビングキッチンは貼り終わったので玄関や廊下を貼ります。

廊下や玄関、洗面所にも同じサンゲツのグレー壁紙を使って色を統一させます。

窓下と玄関向いの壁にガチャレールを使って棚を作る予定で、シューズクロークに入ったら棚が目立つように同じグレーの壁紙にしました。

玄関入って分電盤が見えるのが嫌だったので、シューズクロークの壁裏に移動させています。

窓下に取り付けた集成材棚の部分は棚の真ん中に切れ目を入れて上下に割ります。

角は画像のように斜めに切れ目を入れて上下に分かれるようにしています。

端と棚下の余った壁紙は切り落とし

最後に濡れたスポンジで糊を拭き取ります。

ドア枠等に付いた糊もしっかり拭き取って汚れないようにしておきます。

壁紙を貼り終わったら片付け。

暗くなり過ぎないよう選んだ明るめのグレーは良い感じです。

壁紙を貼り終えた部屋

1階はグレー2階は白がメインの壁と天井なので階段を上がると部屋が明るく感じると思います。

天井やドア周りや窓枠周り等、ライトグレーのジョイントコークで処理したら壁紙貼りは完了。

玄関は暗いかなと心配でしたが、窓から入る光が丁度いい感じで安心しました。

※ここまでの作業風景を動画にしています。

次回は床と玄関にフロアタイルを張って仕上げます

 

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