福岡と大阪の自宅をセルフリノベーションしながら2拠点生活しているセーチ(@DIY_se_chi)です。
福井県の築55年旧耐震の空き家を新耐震にリノベーションするシリーズ。
前回(#22)壁紙を貼る作業でした。
前回の記事はコチラ
今回(#23)床にフロアタイルを貼って仕上げていきます。
フロアタイルを貼る前の準備

今回使うフロアタイルは「UNIDECO」のワイルドエンボス「KW5102」
サイズ:厚さ3mm×幅184mm×長さ950mmです。
協力頂いている「まいほむ株式会社」様が在庫を持っている製品で、8種類の色の中からアッシュのような薄い色のフロアタイルを選びました。

フロアタイルを貼る前に掃除して細かいゴミを取り除きます。
大きい木屑や砂利が残っていると、フロアタイルが浮いてしまうので丁寧に掃除します。


フロアタイルやクッションフロアを貼る前は、床の合板の繋ぎ目にアースタックなど速乾性のパテを使って補修します。
硬化後は高強度になるので、コンパネの繋ぎ目に塗布することでコンパネのズレや凹み、凹凸の調整ができます。
今回はアースシール速硬 1kg 「ヤヨイ化学工業」をパテベラを使って水を混ぜながらペースト状にし塗りました。

硬化時間が早いため1回当たりの混練り量は、10分間で使い切れる量が適量です。
一気に練ると固まってしまい使えなくなります・・・

床のパテが乾いたら、ビニル床タイル・ビニル床シート用の接着剤を塗ります。
ベンリダイン WPX 16kg 「サンゲツ」

金ベラを使って接着剤を均します。
そんなに早く固まるものではないので焦らず丁寧に伸ばします。
淡いアッシュ色のフロアタイルを床一面に貼る

オープンタイムをとって接着剤の粘着力を高めたらフロアタイルを貼り始めます。
事前に墨を出し両端のフロアタイルが均等になる位置から貼り始めています。

窓サッシは予め3mm浮かせていたので差し込むように施工。
カット面が壁際にくるように貼ります。

墨を出した位置からズレると後が全部斜めにズレるのできっちり合わせます。

厚さが3mmと普通のフロアタイルより若干厚みがあるので貼りやすいです。

フロアタイルはカッターで切れるので、壁際やドア枠部分はサイズを合わせてカットします。

何度か切れ目を入れて曲げると簡単に折れるので、折れ目に沿ってカッターを入れます。

ドア枠もフロアタイルが入るように4mm浮かせた状態で固定しているので、差し込むに貼ります。

ピッタリ収まりました。

墨出しした箇所まで貼り終わったので、残りの床はいっきに貼っていきます。
複数人で貼ると凄く早いです。

カット面を内側に持ってくるとどうしても隙間ができてしまいますが、壁際に持ってくることで繋ぎ目が綺麗に揃います。

乱張りで貼り進めているので、端は一ヵ所ずつサイズを合わせながら貼ります。

壁際のサイズ合わせは覚えると簡単です。

2階も同じフロアタイルを施工します。

枠部分のカットが楽になるよう、クローゼットの入り口に合わせて貼り始めます。

2階も同じように乱張り。

2階廊下は最後に貼って部屋の入り口に合わせます。

部屋の継ぎ目も綺麗に貼れました。

1階の廊下と残りの部屋も貼っていきます。

リビング入り口のフロアタイルに続けて貼ります。


玄関に取り付けた框はフロアタイルの色に近い物を選びました。
框までの距離に合わせてフロアタイルをカット。

ローラーで押し込むように納めます。

廊下続きで奥の部屋までフロアタイルを貼ります。

接着剤がついてしまった所は拭き取り材で擦って綺麗にします。


水で拭いただけでは落ちにくいので、接着剤の拭き取り材を使って擦ると簡単ではないですが綺麗に取れます。

玄関には石目柄のフロアタイルを貼ります。
フロアタイル IS-1019 クォーツサイト「サンゲツ」
サイズ:457.2mm×457.2mm×2.5mm厚

マットな質感とほどよい色変化で広い空間にも最適なストーンタイル。
濃淡の違う3パータンから選べるので、もう少しモルタルよりの薄い方がいいという方にも合うと思います。

ソフト巾木を貼ったら床貼りは完了です。
1階のソフト巾木は、壁紙に合わせてライトグレーを使っています(W-1R、W-97R)
フロアタイルを貼り終えた部屋

ナチュラルな木目が綺麗な床が完成しました。
少しアッシュがかったようにも見える床材、全面に貼った時に濃くならないか不安でしたが大丈夫でした。
いつも内装を選ぶとき3色に収まるように意識していて、この部屋は梁と窓枠と床材は近い色になるように選びました。

玄関もグレーと薄い茶色で統一、植物や家具の刺し色で3色になるよう意識しています。
※作業風景を動画にまとめています。
次回は玄関横の壁にエコカラットを貼ります。