福岡と大阪の自宅をセルフリノベーションしながら2拠点生活しているセーチ(@DIY_se_chi)です。
福井県の旧耐震の空き家を新耐震にリノベーションするシリーズ。
前回(#4)では家の前にある庭を解体して駐車場にしました。
前回の記事はコチラ
今回は(#5.6)は室内の解体に裏庭の小屋まで解体してしまいます。
玄関の砂壁から解体
業者さんが来る前に到着したので先に作業を始めます。
筋交いが入っている可能性がある玄関の壁、筋交いが入ってない場合、壁の位置を変更できるので玄関を広くすることができます。
『長靴とか場所をとるので』というコメントを見て、雪国ならではの事も考えないといけないなと思いました。
玄関前の壁が抜けると解放感あります。
筋交い入っていなかったので、この壁は奥に移動し広々としたシューズクロークが作れそうです。
下の化粧板はベニヤのようなので、ここも剥がすように解体。
キッチンを解体し分解
キッチンを全て取り外し、金属類と木材類に分別しておきます。
吊戸棚も全て撤去。
ドア類も全て取り外しておきます。
収集車が来るまで室内で分別しながら解体作業を進めていきます。
解体した物は素材毎に分別して廃棄
収集車の準備ができたので、分別していた廃材をそれぞれの車に積み込みます。
アームロールの下には、地面が凹まないようにコンパネを敷いています。
木材、鉄類、砂壁、石膏ボードを分別して廃棄していきます。
素材によって分別しておかないと、廃棄場で再利用できるものとの仕分け作業が必要になるので廃棄量が高くなります。(混載料金)
廃棄前に分別しておくことで金属は売ることができ処分費が安く済みます。
2階の解体で出た木材は屋根から直接積み込み。
大きい廃材を積み込んだら床を解体するので掃除。
「てみ」という落ち葉集めで使われるチリトリのような農具を使い、がれきや細かい廃材を運びます。
階段上ってすぐの傷んでいた廊下の床は全て剥ぎます。
1軒目で苦戦した壁際の床は、プロの解体屋でも壁際は煩わしいんだと分かりました。(釘が上から固定されているので上手く抜けないんです)
セイバーソーで釘を切って抜いたら、2階の解体作業が終わりです。
後は1階の床と天井、残っている垂れ壁などを解体します。
裏庭の小屋にあるゴミを収集車に積みこんで解体できる状態にしておきます。
裏庭の小屋含めて、ある程度の解体作業の目途が見えました。
※ここまでの作業風景を動画にまとめています。
解体した砂壁を廃棄する
3台ある収集車の1つに砂壁を積み込み、もう2台の方にその他諸々を積み込み分別しながら廃棄します。
「てみ」いっぱいに集めた砂壁の破片を収集車に放り投げます。
綺麗になるまでひたすら砂壁を回収し積み込み。
業者さんが他の箇所の解体を進め、私は砂壁をひたすら積み込みます。
2階の押入れと床の間を解体しているので天井から光が差し込んで明るいです。
この光はこのまま利用できたら良いなと思ってきています。
お風呂と洗面所を解体
同時進行でお風呂まわりの解体も進んでいます。
+
お風呂の解体はパーツ毎に分けて分解、僕も以前やりましたがこの作業はかなり大変でキツイです。
どうやら地面側にユニットバスの下がステンレスのレールで固定されて外れないようです。
増設したお風呂なので、頑丈に固定されていのかもしれません。
こういうお風呂もあるんだと勉強になりました。
なんとか解体が進み取り外せました。
かなり重いのでケガしないよう4人で運んでいます。
もともとトイレがあった場所に洗面化粧台と洗濯機を置く予定なので、壁は全て剥がしてやり直します。
トイレを区切っていた壁に筋交いが入っていなかったので、補強の為に耐震壁にする予定です。
(この柱が残るので、壁にして棚を設置しようと考えています)
天井と床を解体
お風呂の解体が終わったので、和室側の天井を解体します。
ラミ天なので、固定されている箇所を外すと簡単に解体できました。
天井が無くなり梁が見えるようになると部屋がより広く感じます。
天井を解体した事で柱が何を支えているのか見えるようになりました。
一番左の柱を抜いてキッチンを設置する想定をしていましたが、2階の梁を支えているのでおそらく抜くことができないと思います。
隣の柱も見た目では抜くのが難しそうなので、ここらへんの間取り構想を変更しないといけなさそうです。
具体的には解体終わり後に1級建築士の先生と耐震確認をおこなうので、その時に相談しようと思っています。
リビングキッチンの床は裏庭の解体の時、通り道として使いたいのでこのまま残しておきます。
キッチンがあった場所の天井と床を解体。
天井の野縁は再利用したいので、打ち込まれているタッカーを全て抜き取ります。
この作業は中古マンションのセルフリノベーションシリーズでやりましたが、ペンチでタッカーの刃を引き抜くので握力が無くなります。
前回の記事はコチラ
天井が終わったらクッションフロアが貼ってある床を剥がします。
クッションフロアを剥がした方が楽なので、カッターで切れ目を入れて先に剥がしました。
最後に根太に残った釘は打ち込んで終わり。(抜ける釘は抜いて)
リビングキッチンの床を剥がす前に裏庭の小屋を解体します。
裏庭の小屋を解体
裏庭の小屋はBBQができるように外側を全て廃棄して整えます。
天井のコンクリート瓦を降ろしたら、収集車に積み込みます。
一輪車で運びつつ、手で運べる人は持てるだけ持ってひたすら往復。
それぞれ役割分担しながら解体を進めます。
天井の梁はかなり良い感じ、床の半分はコンクリートで固められていたのでそのまま利用できそうです。
家を作る流れで小屋も補強して使えるようにしていきます。
最後に通り道だったリビングキッチン床を解体
小屋の解体が終わり、運ぶものが無くなったのでリビングキッチンの床を剥がします。
釘がしっかり効いていて剥がすのが大変です。
根太は曲がっているので撤去して付け変えることにしました。
解体してそのまま活用できる物はなるべく使いたいのですが、流石に築50年を超えるとほぼ交換になってしまいます。
床の間と押入れがあった場所の床を解体し、窓枠や残りの細かい場所が終わったら解体作業完了です。
メイン構造は残していますが、ほぼスケルトン状態まで解体。
解体後に一度1級建築士の先生に壁や柱の状況を見に来てもらいます そこで補強を入れる箇所や取れる柱などを相談します。
※ここまでの作業風景を動画にまとめています。
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