築40年を超える2件の物件をセルフリノベーションしながら生活しているセーチ(@DIY_se_chi)です。
実家が所有してるマンションの1室をセルフリノベーションして、家族で使えるようにするまでの作業内容をお伝えする【中古マンションDIY】シリーズ。
#4は和室を解体作業です。
前回、奥に続く壁一面を剥ぎ終わった所で作業を終了しました。
今回は、残りの壁(天井、窓際、廊下)の壁を解体した後、和室の押入れを壊し畳を剥いで部屋全体の解体に入ります。
早速作業内容をお話します。
天井と窓際と廊下の壁を解体
解体の手順は基本的に前回と同じなので、サクサク進めていきます。
天井も壁と同じように、野縁という木に固定されているだけなのでバールと手で剥がしました。
※火災報知器は電池タイプと配線タイプがあり、マンションやビルや商業施設などの火災報知器は配線タイプが多いです。
電池タイプの場合、設置に資格はいりませんが、配線タイプの場合は「消防設備士甲種4類」という資格取得者でなければ扱えません。
工事をする場合、受信機や警報機を扱う可能性があるので、マンションオーナーや管理会社に連絡を入れる必要もあります。
戸建ての作業と違ってマンションのリノベーションは気をつけないといけない部分が多いので大変です。
窓際の壁を解体すると、スタイロフォームという断熱材が入っていました。
断熱材には、グラスウールや袋入りの物などいろいろな種類があります。
その中でもスタイロフォームは硬い部類に入り床や壁の中に使われることが多い断熱材です。
廊下の石膏ボードも解体。
脱衣所側の壁も解体しますが、作業はまだまだ先なので一旦そのままにしておきます。
解体後は石膏ボードを土のう袋に入れて片付け。(この作業が地味にキツイ)
これだけの量を片付けるとなると本当に大変・・・片付けだけで5時間かかりました。
土のう袋は全部で60袋になりました。
これだけの量だと1回で廃棄するのは難しいかもしれませんね。
マンション和室の押入れを解体
石膏ボード壁の解体があらかた終わったので、和室の解体作業に入ります。
押入れの壁は、前回押し倒したのでとりあえずどけます。
押入れの中板は、丸ノコで3等分にして引きちぎります。
両端は柱に固定されていますが、上下に動かせばバキバキと音を立てながらもポロっと外れます。
押入れの底部分。洋室側と見比べると1段高くなっています。
踏んでみると、中は空洞みたいなので、畳の高さに合わせたんだと思います。
反対側の収納スペースも同様に解体。
幅が狭い分、さっきより力がいります。
押入れの襖をはめていた枠を解体。
柱に固定されている釘をバールで少しずつ抜いていきます。
上下の固定が緩かったのか、両端を外すと枠ごと取れました。
枠を下に下げるようにすると押入れの床も同時に外れました。
やはり押入れの床の造りは簡易的な物ですね。
マンション和室の畳を剥ぐ
押入れの床側から畳を剥いでいきます。
畳1枚1枚がかなり重いので、引きずりながらどけています。
畳は天井作業をする時の土台に使えるので、すぐには捨てずにとっておきます。
畳の下は根太があると思っていましたが、防カビシートとスタイロフォームが敷き詰められていました。
和室の場合、畳の表面替えをすればいいので、洋室の内装をやり直すよりはるかに楽な作業だなと思いました。
大家さんが和室を残したいと思う理由がわかります。
畳の下に敷いてあったスタイロフォームも畳の上に重ねておきます。
所々コンクリートに直接打ち込まれている木があることに気づきました。
この木で全体を固定していたんだなと思います。
次の間取りによりますが、基本的にはこの固定されている木も全て外します。
壁裏の間柱を撤去したいが
和室の解体が終わり、壁を固定していた間柱を撤去していこうと思ったのですが、どうやら天井の骨組に固定されているようです。
床に固定されている木は左右に揺らせば外せますが、天井側は和室の天井を抜いてみないと判断ができません。
なので、次回和室の天井を剥がした後に間柱の解体作業に移ろうと思います。
マンション和室解体後の部屋
壁と天井が無くなり、スッキリした印象ですが廃墟感が増しましたね。
※作業風景を動画にまとめています。
次回、和室の天井を剥ぎますが、洋室側の天井と高さが同じかが気がかりです。
もし高さが違う場合、天井を作り直すか、継ぎ木で対応するか、難しようであればむき出しでいくかの判断をしないといけません。
その点も踏まえて次回作業をお待ちください。
次の記事>>【中古マンションDIY】 24畳の広々リビングキッチンに!間柱を撤去して部屋を繋げる!#5
前の記事>>中古マンションの壁を壊す!石膏ボードを剥がして部屋を繋げる #3