築40年を超える2件の物件をセルフリノベーションしながら生活しているセーチ(@DIY_se_chi)です。
実家が所有してるマンションの1室をセルフリノベーションする【中古マンションDIY】シリーズ。
#31はエコカラットプラスのストーングレース、ダークグレーを壁一面に貼る作業です。
一部分に貼るか、巾木を付けて貼るか、コンセント回りはどうすかなど悩んだポイントもお伝えします。
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エコカラット「ストーングレース」をDIYで貼り付ける場所
リビングキッチンのドアを開けると最初に目に入る真正面の壁。
この壁一面にエコカラットのストーングレースを施工します。
エコカラットはずっと使ってみたかった製品で、この部屋のDIYで絶対に使うと決めていました。
壁一面に貼る場合、約100枚必要になります。
専用の接着剤も必要になるので、一面に施工する場合この壁だけで17万円かかることになります。
17万円はちょっとな・・・と思い、一部分に変更しようとも考えました。
ここまで頑張ってきて、使いたかったエコカラットで妥協するのは嫌だなと思い全面施工することにしました。
エコカラットプラスについて
エコカラットプラスはLIXIL(リクシル)が販売している壁面化粧材。
エコカラットの機能
1.調湿機能
エコカラットプラスは、すぐれた調湿性能で快適な湿度を保とうとします。(湿度が高い時は湿気を吸収し、乾燥している時は湿気を放出。)
結露を抑え、カビやダニの繁殖の抑制も期待できるそうです。
2.脱臭機能
トイレ、生ゴミ、たばこ、ペットなどなど、それらにおいの原因となる成分を吸着。
珪藻土や壁紙より短時間ですっきり脱臭し、複数のにおいの成分が混ざった「複合臭」にも効果を発揮するそうです。
3.有害物質吸着
シックハウスの原因となるホルムアルデヒドやトルエンなど。エコカラットプラスは空気中に漂うそれらの有害物質を吸着し、低減してくれます。
4.水拭き掃除も可能
調湿建材ではむずかしかった、水拭きによる手入れができるのはエコカラットプラスの魅力の一つです。
エコカラットプラス「ストーングレース」ダークグレーを並べて割り付けを決める
エコカラット「ストーングレース」のサイズは
目地共寸法:606x303mm
実寸法:605x302mm
厚さ:7.0mm
大きな砂岩の流れ模様が特徴です。
図面は引かないので、とりあえず並べてどうやって割り付けるか現場で決めます。
エコカラットは石膏ボードや木材のように、四角にくり抜くことはできないのでコンセント位置に丁度繋ぎ目がくるように割り付けます。
※今回は壁一面に貼るので見切り材などは使いません。
割り付けが決まったらマスキングテープで保護
エコカラットの貼り方が決まったら壁や床を保護します。(接着剤が付かないように)
今回床にはプラダンを敷いていたので、マスカーは使わずマスキングテープで際だけ保護するようにしました。
エコカラットを貼るには「エコカラット用接着剤」を使う
LIXILからエコカラット専用の接着剤が販売されいます。今回20㎏を用意しました。
エコカラット用接着剤は 1㎏・5㎏・20㎏ の3種類あります。
今回20㎏も必要なかったのですが、5㎏を3つ購入するより安いので20㎏を準備しました。
普通はクシ目ゴテを使いますが、今回塗る面積が広かったので左官のクシ目ゴテを使います。
接着剤は柔らかくかなり塗りやすいです。
接着剤を塗ってクシ目をつけたら、マスキングテープを剥がしエコカラットを貼ります。
あまり押し付けるとエコカラットが割れてしまうので気をつけて圧着します。
エコカラットのカットは難しい
コンセント位置に合わせてエコカラットをカットします。
エコカラットはカッターで切れ目を入れれば、ポキッと折ることができます。
※カッターで何十回もなぞってようやく折れるといったレベルです。
今回はコの形に切欠きたいので裏面にも同じように切れ目を入れます。
途中まで綺麗に折れそうな感じだったのですが、細い部分が割れてしまいました。
今度はインパクトドライバーの下穴を開けるビットで挑戦。
コチラも同じように細い箇所が割れてしまいました。
割れた箇所を合わせてみると、割れているのが殆どわからなかったのでこのまま使う事にしました。(エコカラット1枚1,500円もするので)
カット面はヤスリ掛けして整えます。
コンセントを前に出した状態でエコカラットを貼ります。
コンセント回りはどの位置までエコカラットをカットしたらいいか悩みました。(コンセント金具を止める上の位置に合わせてカットしました)
直線にカットするのは簡単でした。
ただ表面にカッターの刃を入れると微妙に表面が欠けてしまいます。
裏面にカッターの刃を入れると表面が欠けないので、カットする時は裏面に刃を入れてください。(何回かやって気づきました)
壁一面に貼らない場合はカットした面に見切り材をつけます。
今回は壁ギリギリまで貼り付けるので見切り材は使いません。
カットしてない方は、繋ぎ合わせると綺麗な線が出るようになっているので、カット面は外側に向くように施工します。
エコカラットの模様や濃淡を1枚1枚確かめながら貼り進める
エコカラットの模様は20パターンくらいあるので、模様や濃淡がかぶらないように1枚1枚確認しながら貼り進めます。
上下左右の向きが変わると、パッと見の雰囲気も変わるので面白いです。
最後の一列は細長くカットします。
手で折ろうとすると途中で割れてしまいそうだったので、木材を両方に当てて均等に力が加わるようにしました。
ヤスリで微調整しながら貼り進めたら作業終了です。
エコカラットのストーングレースはDIYでも施工できる
壁一面にエコカラットを貼ることができました。
圧巻の眺め。一面に施工してよかったです。
※作業風景を動画にまとめています
並べて貼るだけだと思ってましたが、微妙にズレるだけで隙間が目立つのでかなり難しかったです。
これは業者に任せるのも頷けます。施工に丸2日掛かりました。
今回巾木無しで施工しました。
他の壁には白い巾木をつける予定で、エコカラットの下だけ巾木が無いのはどうなんだろうとも思いましたが
メープル床とグレーのエコカラットの間に白い巾木がくると、巾木に目がいってしましそうなので無しで施工しました。
お値段は結構しますが、その分機能面は優れています。
玄関や洗面所などの一部分でもいいアクセントになるので、是非使ってみてくだささい!
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