【中古マンションDIY】#13 #14 防音壁の作り方。遮音材+吸音材で隣の部屋の音をカットする。

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築40年を超える2件の物件をセルフリノベーションしながら生活しているセーチ(@DIY_se_chi)です。

実家が所有してるマンションの1室をセルフリノベーションして、家族で使えるようにするまでの作業内容をお伝えする【中古マンションDIY】シリーズ。

#12まで解体作業が続いてましたが、#13から内装作りに入ります。

最初の作業は、防音壁作りです。

早速作業内容をお話します。

防音壁をDIYするのに必要な資材と道具を準備

壁を固定する為の資材(30mm×45mm×4000mm)を90本用意しました。

コンクリート壁に固定する板であれば、25mmや20mmの厚みでよかったのですが、リビングと寝室を間仕切る壁用の木材も必要で、分けると費用や管理が面倒だと思い同じ物を大量に発注しました。

垂直に壁を作る為に、レッドレーザー墨出し器を用意しました。

墨出し器は「TAJIMA」が有名ですが、安くても5.6万円するので1万円程度で購入できる「KAPEO」の墨出し器を購入。

 

 

コンクリート壁に木材を固定する為に必要なMakitaの「ハンマドリル」HR2601F

 

 

ハンマドリルと合わせて、「径4.3のビット」と径4.3ビットに合わせて「径5 のコンクリートビス」を用意しました。

コンクリートビスはスチール製とステンレス製がありましたが、スチール製を選んでいます。

コンクリートに深く打ち込みたくなかったので、全長45mmの長さを選びました。

頭は木材に埋まるよう、皿タイプにしています。

 

防音壁にするコンクリート壁の状態

防音壁にするコンクリート壁です。

解体前は、このコンクリートに直接壁紙が貼られていました。

このままでもいいのですが、隣の部屋の音が聞こえる状態なので、どうせなら快適に過ごせるように防音壁にしようというわけです。

壁の高さを測ります。(2050mmくらいでした)

DIYで防音壁を作る(手順)

実際に防音壁を作った手順にそって説明していきます。

手順①:壁の大きさに合わせて下地を準備

壁の大きさに合わせて、防音材と遮音材、石膏ボードを固定する下地を準備します。

4000mmの木材を2000mmにカットし壁に当てて大きさを確認。

2000mmで丁度良かったので、同じサイズで木材をカットします。

カットした木材を壁に30㎝間隔で並べ必要な本数を準備します。

手順②:壁が垂直になっているか測定する

このまま木材を固定できれば簡単なのですが、壁は真っ直ぐ垂直に作られているわけでは無いんです。

垂直を測らずに直接固定すると、石膏ボードを固定する時微妙に波打ってしまい、仕上げ材で苦戦することになります。

なので、レーザー墨出し器を使い垂直を測ります。

墨出し器を真ん中に置き、左右の壁とレーザーの位置を測ります。

左右のレーザー位置が同じ場所にきたら準備OKです。

さしがねを当てて壁からの距離を測定します。

上の画像は、壁からの位置が5.9mmですね。

同じように天井側の位置も測ります。

ここは5.8mmでした。

それぞれの地点で測ってみると、凹んでいたら凸になっていたりするので、それぞれの数字を壁に書き込んでおきます。

測り終えたら、一番高い位置に合わせて壁を作るのですが、今回は5.9mmが一番高い位置で一番低い位置が5.6mmでした。(思ったより綺麗な壁でした)

手順③:コンクリート壁に木材を固定する

ビットをハンマドリルに取り付けたら、穴の深さを調整します。

基本的にコンクリートビスの全長+10mmの深さが必要と言われているので、今回は55mmの深さで穴を開けます。

ビットの根本まで打ち込めば55mmの深さになるので、今回は印をつけませんが、必要であれば上の画像のように指定の深さで止まるようテープなどを巻きつけてください。

石膏ボードの大きさに合わせて30㎝間隔で木材を取り付けるので、固定位置に印をつけます。

印に合わせて真っ直ぐになるようレーザー墨出し器を当てます。

木材がズレないよう左手で押さえつつ、木材越しに穴を開けます。

この時、凄まじい音がします。(耳栓やヘッドホンなどをしてないと痛いくて作業ができないくらいの音です)

穴をあけたら、中の削りカスをエアーで取り除きます。

コンクリートビスで固定。

(1本の木材に対して4ヵ所固定しました。)

30㎝間隔で測りながら固定していますが、念のため石膏ボードを当てて位置がズレてないかも確認しています。

測って木材を固定して石膏ボードを当てて木材を固定しての繰り返しです。

壁が凹んでいる箇所、床側5.9mmに対して5.6mmだった場所です。

近くで見ると微妙に浮いているのが分かりますね。

このまま固定すると、この位置だけ凹んでしまうので、端材を入れて調整します。

同じ厚みの板があればいいのですが、今回は2.7mmの端材を使いました。

木材の固定が終わりました。

これで防音壁の下地の完成です。

※ここまでの作業風景を動画にしているので良かったら見て下さい。

 

手順④:木材の間にグラスウールを詰める

防音材はいろいろな種類がありますが、吸音・断熱効果のあるコスパの良いグラスウールを準備しました。

 

 

今回作る防音壁は、音楽室のような完全な防音を目指してるのではなく、隣の部屋の音を緩和できるレベルの防音壁にしたいと思います。

グラスウールを選ぶ基準ですが、まずは密度を見ます。

密度が「10K、16K、24K、32K、40K~96Kと高くなればなるほど値段が上がります。

防音効果を高めたい場合は高密度なのはもちろんですが、厚みも大事になってきます。

今回壁の作り的に25mmを選びましたが、できれば50mmくらいの厚さをグラスウールを入れたかったです。

(その分部屋が狭くなるので要相談です)

グラスウールはガラス繊維の塊でミルフィーユのように層が何枚も重なってできています。

カッターで簡単に切り分けられるので、柱の間を測り同じサイズでグラスウールをカットします。

ガラス繊維でできているので、素手で触るとチクチクします。

作業をする時は、マスクに手袋、できれば長袖の着用をした方が良いです。

グラスウールの施工は、隙間が開いても詰め込み過ぎても防音・断熱効果が落ちるので難しいです。

カットするときに気持ち1mmくらい大き目にカットし、入れる時に詰まってるなという感触で施工しました。

下から上に隙間が開かないように詰め続けます。

上段の隙間には小さくカットしたグラスウールを準備します。

同じように毎回サイズを測り詰めての繰り返しです。

ここにはテレビを置く可能性があるので、アンテナと電気配線を持ってきています。

グラスウールをそのまま詰めると、ボコっと浮いてしまうので、配線が通る部分は10mmほどカットしておきます。

手順⑤:グラスウールを詰めた壁に遮音シートを貼る

グラスウールは吸音材です。

吸音材は音を吸収してくれますが、吸音材だけでは殆ど音をカットできません。

なので、音を跳ね返す遮音シートを重ねて使う事が多いです。

今回使う遮音シートは、「サンダム CZ-12」厚さ1.2mm、幅940mm、長さ10Mです。

 

 

これを壁の高さ(2M)に切り分けて貼っていきます。

遮音シートは手触りはゴムのような感じで、カッターで簡単に切ることができます。

遮音シートを固定するのに使うタッカー。

いつもはミニタッカーを使ってましたが、遮音シートは結構な重量なので「SK11のパワフルハンドタッカー」を購入しました。

 

(タッカーと合わせてSK11のH10型ステープル 1000本入を合わせて購入しています)

 

平行になるように上段から固定しますが、この姿勢がかなりキツイです。

画像の遮音シートで約4㎏あり、タッカーを打ち込もうとすると微妙にズレるので大変でした。

真ん中は普通に固定し、両端は縦方に打ち込んでいます。

遮音シートの幅は940mm、柱の幅は石膏ボードに合わせて910mm。

遮音シートが30mm余ってしまうので、1列貼っては910mmに合わせてカットしました。

(重なった部分を作ってしまうと、石膏ボードを固定する時に浮いてしまうと思いカットしています)

つなぎ目はこんな感じです。

柱が細いのでタッカーは縦方向に打ち込んでいます。

手順⑥:遮音シートを貼った壁に12.5mmの石膏ボードを貼る

石膏ボードは9.5mm厚を使う事が多いですが、防音効果を高める為に12.5mm厚の物を使います。

固定には、ダイドーハントの石膏ボードビスを使います。

12.5mm厚の石膏ボードには最低でも28mm以上の長さを使った方が良いらしく、柱の深さを考えて32mmの長さのビスにしました。

 

石膏ボードビスは打ち込みすぎないように、ネジ頭の根本がフレキ無しのラッパタイプになっています。

またパテなどが乗りやすいようにネジ頭がザラザラしているのも特徴です。

遮音シートの境目がズレるように右側から貼っていきます。

石膏ボードを固定するビス間隔(ピッチ)は、外周部は100mm 中央部は150mm~200mmあたりが一般的みたいです。

そのサイズを事前に印付けしておきます。

石膏ボードビスを裏にある柱に打ち込まないといけないので、レーザー墨出し器を使います。

あらかじめ壁上部に印をつけていたのでそれに合わせます。

コンセント周りはサイズを測り事前にくり抜きます。

コンセントを1個付ける場合はこんなイメージです。

石膏ボード専用のノコギリがあるので、それを使えばサクサク切断できます。便利です。

裏から配線を通してますが、このタイミングでコンセントを固定する為のBOXを柱に取り付けておく必要があります。

この柱に斜めにビス止めします。

コンセント周りの処理が終わったら残りの箇所を貼り続けます。

石膏ボードビスは打ち込み過ぎると効果が無いので、頭部分が丁度埋まるように力加減は細心の注意を払います。

上段の幅が狭い箇所はサイズに合わせて石膏ボードをカットします。

石膏ボードはカッターでなんどか切れ目を入れれば

簡単にパキっと折れます。

裏地の紙までカッターで切らないと綺麗に剥がれないので、折った後に何度かカッターの刃を通してください。

「Tajima」アラカンスタンダード 平刃を使って切断面の処理をします。

 

石膏ボードをカットして1度で綺麗にはまればいいですが、なかなかそうもいきません。

以前は何度もカッターで削っていましたが、これを使えば表面の大根おろし器のような刃で切削できるので、かなり早く調整できます。

また、切断面はボコボコしているので一度ならして面取りする必要があります。

これを使えば綺麗にならすこともできるので、1個は持っておきたいアイテムです。

もう一つがTAJIMA タジマ ボードカンナ TBK180V45です。

 

ボードを並べるとミクロ単位で段差が生じやすいので、その差を埋める為に斜めに面取りをおこないます

中に刃を仕込んでいて1~4段階で切断深さを調整できます。

使い方は簡単で、形に合わせて端から端までスライドさせるだけで綺麗に面取りすることができます。

(想像以上に滑らかに削れたので感動しました。)

これを前面繰り返し貼り終えたら防音壁の完成です。

中古マンションに遮音材+吸音材を使った防音壁をDIY

元々コンクリート壁だった所に「グラスウール+遮音シート+石膏ボード」を取り付けて防音壁にしました。(約3万円でした)

コンクリート壁だけだと振動が伝わりやすく、多少の生活音や大きい音が聞こえてましたが、これで大分緩和されました。

(完全にシャットアウトというよりは、音がきにならないレベルになった感じです)

今回施工した順番は、隣の部屋の音を聞こえなくする順番です。

自分の部屋の音を外に出したくないのであれば、遮音シート+グラスウール+石膏ボードの順番で施工してください。
(石膏ボードとグラスウールで音を吸収し、弱くなった音を遮音シートではじくイメージです)

※ここまでの作業を動画にまとめています。

今回は生活音をカットする為にグラスウールを使いましたが、グラスウールは中高音域をカットできますが低音域には効果がありません。

低音のウーハーをガンガン使いたいとか、楽器を使いたいという方は、グラスウールの厚みを増やしたり低音域をカットできる吸音材を重ねたりして防音壁の性能を高める工夫をしてみてください!

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