築40年を超える2件の物件をセルフリノベーションしながら生活しているセーチ(@DIY_se_chi)です。
実家が所有してるマンションの1室をセルフリノベーションする【中古マンションDIY】シリーズ。
#37はモールテックスの天板を使ったキッチンシェルフ作りです。
キッチンシェルフを作るのに必要な材料
中段、下段と3段のキッチンシェルフを作りたいので、天板に使う「18mm,1820mm,910mm」の集成材2枚準備。
土台は2×2材を組み上げて作ることにしました。
キッチン家電や調理をする場所としても使うので、ただ2×2材を固定するだけでは強度が足りないと思い、シンプソン金具を使うことにしました。
※シンプソン金具とはアメリカで建築業界において利用される木材の規格である2×4材を利用した施工で、強度を保ってかつ簡単に材料同士をつなぎあわせて固定するために生み出されたコネクター用の接合金具です。
土台になる2×2材をアイアンペイントで塗装
本物のアイアンを使えればベストですが、希望サイズ、希望の形でオーダーするととんでもない金額になってしまうので
アイアンペイントを使って2×2材を黒く塗装してアイアン風に見せます。
※塗装まえにヤスリ掛けした方が良いですが、今回は触る機会がほぼ無いのでヤスリ掛けなしで塗装しています。
キッチンシェルフの高さをどうするか
キッチンシェルフの高さをどうするか。
せっかくモールテックスの天板を使うので、ダイニングテーブルとしても使えるようにしたいと考えています。
キッチン横に設置するので、キッチンの天板に合わせて作ると高さが85㎝になってしまい、ダイニングテーブルとして使う時に高過ぎるなと思い、80㎝を目安に作ることにしました。
アイアンペイントで塗装した2×2材を1日おいて乾かしたら、横幅に使う木材は172.2㎝にカット
縦に使う木材は78㎝にカット、奥行きに使う木材は72.2㎝にカットします。
2×2材用のシンプソン金具で土台を組み上げる
シンプソン金具には8ヵ所ほど穴が空いているので、まずはその穴に合わせて下穴を開けます。
下穴を開けた位置に、シンプソン金具専用ビス「太さ4mm 長さ32mm」を打ち込んで固定します。
垂直に伸ばした2×2材に合わせて、直角に差し込んで固定するので、まず垂直に立てた78㎝の木材から固定した方が綺麗に組み上げることができます。
横幅1800mmの天板を使うので、天板の裏には支えになる木材を追加で固定します。
ここにはL型のシンプソン金具を使います。
集成材の角を2×2材に合わせてカットする
中段、下段に使う集成材の天板は角をカットしないと土台に乗らないので、40mmを目安にカットします。
下段は真ん中らへんに支える柱を追加するので、マルチツールとノコギリを使ってくり抜きます。
ノコギリで沢山切れ目を入れてカンナで落としても良いですが、マルチツールを使った方が早くて楽です。
下段の天板に組み上げた土台を合わせてサイズ確認
角を落とした下段用の天板に、シンプソン金具で固定した土台を差し込んでサイズ確認。
綺麗に長方形になっていますね。
問題なかったので、同じようにシンプソン金具を使って下段用の受けも固定します。
130㎝の位置に柱を追加する
横幅1800mmのままだと流石にたわむので、間に柱を1本追加します。
真ん中に追加しても使い勝手が良くないので、左から130㎝の位置に立てることにしました。
柱はT型のシンプソン金具を使って固定。
両端以外のシンプソン金具を見せたくなかったので、T型のシンプソン金具は内側に固定しました。
天板を塗装する
#240のヤスリを使って天板を研磨します。
右の天板がOLD WOOD WAXのチューダーオークで塗装した色。良い色になりました。
中段に使う天板も、ほんのりと色が付くように塗装します。
塗装が終わったら、天板を土台にはめ込みます。
2mm大きくカットしていたのですんなり入りました。
※真ん中の内側に固定したシンプソン金具の根本が引っかかるので、そこだけ少し削りました。
次は中段を固定する土台を作ります。
高さ27㎝の位置にL型のシンプソン金具を固定します。
固定したシンプソン金具に2×2材をはめ込み中段の天板を乗せました。
前面側は受けが無いので、アンクルを使って固定します。
完成した土台にモールテックスの天板を乗せて裏側からアンクルで固定します。
1枚板のダイニングテーブルより5㎝高いですが、テーブルとしても使える高さになっています
キッチン横にDIYしたモールテックス天板の収納棚
シンプソン金具を使って、キッチン横にスッポリ収まる収納棚を作り終えました。
3段構成なので収納力も申し分なしです。
右側の縦長スペースにはゴミ箱を置く予定です。
モールテックスの天板がグレージュのキッチンに合っていますね。
奥行き80㎝は大きすぎるかなとも思いましたが、物を置いた状態でも作業できるので丁度良かったかもしれません。
※作業風景を動画にまとめています
モールテックスの天板は定期的にメンテナンスが必要ですが、耐久年数がとても長いので、大切に長く付き合っていきたいと思います。
シンプソン金具を使えば簡単に土台を作れるので、是非自宅のキッチンサイズに合わせて作ってみてください。
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