「DIY MAGAZINE」焼印付きカッティングボードを作る

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福岡と大阪で築40年を超える物件をセルフリノベーションしながら2拠点生活しているセーチ(diy___magazine)です。

2019年にプレゼント企画で作った「カッティングボード」。

当時はロゴをフリー素材で作っていた為、焼印を押してお渡しすることができませんでした。

あれから2年が立ちロゴを新調、良い木材も購入できる事になったので「DIY MAGAZINE」のロゴ入りカッティングボードを作ろうと思います。

カッティングボード用の木材を仕入れる

ワトコオイルを扱っている北三株式会社の千葉にある倉庫に行ってきました。

何千本、何十種の木材を採寸検品し管理され、整った場所でした。

事前に購入予定の木材を出してもらっていました。

現物のサイズや反り具合を確認。

追加で購入できそうな木材も見せてもらい買ってきました。

木を削るのは広い場所じゃないとできないので、年末年始に福岡に戻る時に作ろうと思い福岡の家に配送手配してもらいました。

木材をカットしカッティングボードの形を決める

60㎝の長さにカットしてもらい送って頂きました。

全部で40枚くらい作れる量です。

品種は10種類ほどあるので、それぞれ形を決めてカットしていきます。

個人的に、小さすぎると切りづらいし食材を置けないので、ある程度の大きさを確保したいと思っています。

サイズを決めたらマキタのジグソーで形を整えます。

 

カッティングボードの表面をカンナで整える

購入した木材の表面はザラザラしているので、カンナを使って平に整えます。

テーブルの端にカッティングボードより厚みが小さい端材を「クイックバークランプ」で固定します。

 

 

固定した端材で支えるようにカッティングボードを置き、カンナをかけます。

耳付きの木材は、耳部分もカンナで削ります。

上画像は両方とも同じ品種の木材(バーチ)。

カンナをかける前は、表面がザラザラして自然を感じます。

右側はカンナをかけた後の状態。

ある程度綺麗にはなりますが、微妙に横線縦線が残ってしまいます。

品種によってはカンナだけでも綺麗に整う物もありました。

(チェリーはカンナをかけると艶がでて綺麗でした)

僕の技術ではカンナで平に整えることができないので、電動カンナで形を整えます。

(カンナで仕上げた方が水を弾くので、本当はカンナで仕上げたかったです)

120番手のヤスリで全体の微妙な凹凸を削ります。

ここまでの作業である程度の形になりました。

ここから持ち手の穴を開け、最後に400番手のヤスリで仕上げます。

カッティングボードに24mmの穴を開けて持ち手を作る

家にあった20mmの木工用ドリルで穴を開けて大きさを確認します。

指を入れた感じ、もう少し大きい方が持ちやすそうなので24mmにしようと思います。

SK11の木工用ボアビットを買ってきました。

 

 

表面から削り、微妙に貫通したら裏から刃を通します。

(表面からだけだと裏側が欠けるので、両面から刃を通した方がいいです)

仕上がりはこんな感じ。

内側は軽くヤスリで削っておきます。

持ち手があるカッティングボードは、10mmの木工用ドリルで穴を開けました。

カッティングボードに焼印を押して蜜蝋で仕上げる

400番手のヤスリで仕上げた後、塗れタオルで表面の木屑を拭き取り乾かしました。

ここから焼印を押して蜜蝋で仕上げていきます。

焼印は、革の財布を作った時に準備したので同じ物を使います。

この作業が難しく、均等に力を加えないと焼印が付かなかったり焦げたりします。

失敗した場合は、また削り直し・・・(文字だけでロゴが付きませんでした)

上手くいったカッティングボードに蜜蝋を塗ります。

今回使用する蜜蝋は「QUMO 九雲」という製品。

蜜蝋、亜麻仁油で作られた天然素材で、パッケージが可愛かったので使ってみることにしました。

 

(本当は以前使ったオイルを用意しようと思ってたのですが、生産終了していたので新しい物を探しました)

缶の色は違っても中身は全部同じだそうです。

蜜蝋を塗ったカッティングボードの色、いい感じです。

当日追加で購入した、お気に入りチヂミアッシュ。

光る横線がチヂミと言うらしく、木を切ってみるまで線が入っているか分からないので貴重で高価な物だそうです。

(チヂミと縦線の色違い部分に惹かれて、自分で使いたく購入しました。)

追加で削ったカッティングボード。

ウォールナットとチェリーも蜜蝋を塗ると光沢がでて綺麗です。

蜜蝋を塗ったカッティングボードは、一日置いて二度塗りして仕上げました。

完成した「DIY MAGAZINE」オリジナルカッティングボード

約1週間かけて17枚作りました。

形を考え、削り、乾かして焼印を押し、蜜蝋で仕上げる。

工程が多く大変でしたが、どのカッティングボードもいい仕上がりです。

ロゴは少し小さいかなと心配でしたが、さりげない感じでとても気に入ってます。

カッティングボードによっては焼印が斜めになったり薄かったり焦げたりしているので(完全に失敗し物は削り直しました)精進したと思います。

木材の品種によって、色・木目・硬さが違い、それぞれの木の特性があってどれも使ってみたいと思いました。

作ったカッティングボードは1点ずつBASEで販売します。

木材の特徴やサイズ感、その他詳細の画像を乗せますので、興味を持った方は是非覗いてみてください。

※作業風景を動画にまとめています。

 

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