ナオスシートで階段を仕上げる!「WOODONE」ドアを設置【築55年の旧耐震空き家】#25

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福岡と大阪の自宅をセルフリノベーションしながら2拠点生活しているセーチ(@DIY_se_chi)です。

福井県の築55年旧耐震の空き家を新耐震にリノベーションするシリーズ。

前回(#24)玄関横にアクセントとなるエコカラットを張る作業でした。

前回の記事はコチラ

今回(#25)最後は残っている作業を全部やってしまうので階段にシートを貼り、靴箱とドアの設置をします。

既存の階段を活かして勾配を緩やかにし歩きやすくする

築55年の古い家にありがちな急勾配の階段。

踏板の半分しか足を乗せることができず、横向きに昇り降りしないと少し怖い状態です。

ほかの場所をリノベしたのに、階段はそのままという訳にはいかないので、勾配をゆるやかにして使い易くします。

解体して1から作り直すのは手間も費用も掛かり過ぎるので、既存の階段を活かしながら勾配を緩やかにしていきます。

床を作り直すように1段ずつ伸ばしていきます。

完成した状態がコチラ。

踏板が広くなったことで昇り降りが楽になりました。

廊下側には転落防止の壁を作っています。

ナオスシートを使って階段を仕上げる

ご協力頂いている「まいほむ」の物件は階段塗装することが多く、この家も塗装のみの予定でした。

床にはタイルを貼り全面壁紙で仕上げているので、どうせなら階段も塗装ではなくタイルかシートを使いたいと思いました。

以前使ったナオスシートの色が、この家の床色と似ているなと思い、切れ端を持ってきて確かめてみたらほぼ一緒だったのでこれを使おうと決めました。

シートを貼る前にパテでビス穴や隙間や木の凹凸を整えたので、ハケとタオルでヤスった粉を拭き取っています。

下地処理用プライマー OKN-700 1L「株式会社オカノ」

パテをした部分や木材は粘着力に不安が残るので接着補助剤(プライマー)で接着力を強化します。

ナオスシート ウィンザーオークN 「ナオス・テック株式会社」

https://www.naosstacsheet.com/

まずは階段の側面(側桁)から貼っていきます。

階段のシート貼りは側面が一番難しいので時間を掛けてゆっくり貼ります。

右側の側面は1枚が繋がった状態で貼らないといけないので結構難しいです。

シートを半分だけめくり、側面に真っ直ぐ貼れたら残りの半分をめくり空気を抜いていきます。

踏板の角までスキージーで空気を抜いたら、踏板に合わせて切れ目を入れ側面を覆うように貼ります。

ナオスシートは粘着力が強いですが、作業中の貼り直しができます。

勢いよく剥がすと角が裂けてしまう事があるので慎重に空気を抜きます。

階段に合わせてカットできたら側面上の余っているシートを折り込んで仕上げます。

空気が入らないように角を出したら、スキージーで壁に押し込むように空気を抜き角を出します。

カッターで切った部分を剥がしたら側面は終了です。

プライマーは2.3列ずつ塗ります。

裏面のシートを少しずつ剥がしながら空気を抜いて貼ります。

切れ目が隠れるように踏板と蹴上部分で切り分け、最後に滑り止めを取り付けて見えなくします。

シートの繋ぎ目は隠す前提なのでこんな感じです。

これを繰り返し最後の列まで貼り終えたら滑り止めを取り付けます。

階段スベリ止め スベラーズ 1820「川口技研 」

階段のシートの色に合わせてスベラーズのベージュを取り付けます。

刃の細かい塩ビ管用のノコギリでカット。

滑り止めを取り付けることで、繋ぎ目が隠れて綺麗に仕上がります。

手すりを取り付けたら完成です。

https://www.naosstacsheet.com/

シューズクロークに棚を作る

玄関横に作ったシューズクロークに棚を取り付けます。

棚は前回パントリーに取り付けた板と同じ物を使います。

余裕をもって靴を置けるように、奥行き350mmの棚を用意しました。

丁度良いレールの長さが無かったので、取り付ける位置に合わせてカットして使います。

全て同じ長さになるように、3本をマスキングテープで固定してカットしています。

レールの準備ができたらシューズクロークに固定していきます。

レーザー墨出し器で真っ直ぐになっているか確認しながら固定し

水平器で平行を確認できたら全ての箇所をビスで固定します。

玄関の真正面は鏡を置きたいと考えているので、棚は設置せずにハンガーパイプだけ取り付けます。

着脱でるので必要ない場合は外して鏡を設置してもらおうと思っています。

「WOODONE」のB-XMハイドア2200を取り付ける

各部屋のドアを設置していきます。

使用するドアは「WOODONE」のB-XM ハイドア 2200 スモークブラウン。

リビングキッチンは、縦に光を取り込めるラインが入ったXWを採用しました。

今までとは違う対応の接続部

差し込むように取り付けた後、このカバーで蓋をするようです。

ドアが重くて持ち上がらないので、段ボールを挟んで高さを合わせながら差し込みました。

このままだと奥まで差し込めないので、六角で真ん中のボタンを押しながら金具を奥まで差し込みます。

カチッと音が鳴るまで奥に押し込むと綺麗に入った状態のようです。

照明が入ったので夜まで作業できます。

お風呂場に向かうキッチン側のドアは「WOODONE」B-DW ハイドア 2200 スモークブラウン。

こちらは裏庭からの光を取り込めるようにB-DWを採用しました。

となりの窓もガラスを入れているので、かなり明るいキッチンになります。

とっては全てゴールドにしました。

これで全ての作業が完了。

※作業風景を動画にまとめています。

長いようで短かった約6ヶ月間、福井の「旧耐震シリーズ」をご視聴頂きありがとうございました。

福井長期滞在の作業がこれで終わりと思うと少し寂しい感じです。

関係各所のご協力を頂きながらスタートしたプロジェクトが無事終わり、達成感と安心感と感謝の気持ちと想う事の多い企画になりました。

最後はいつも通り総集編にまとめて終わりたいと思います。

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