築40年の物件をセルフリノベーションしているセーチ(@DIY_se_chi)です。
前回、天井の骨組みを組んだ所まで作業をしました。
今回はその天井に断熱材を入れて石膏ボードで天井を作っていく作業になります。
天井を張り替えようと考えている人の参考になるような内容にまとめていきます。
手順①:天井を貼る前に断熱材を入れる
石膏ボードを骨組みに固定する前に、前回購入していた「袋入り断熱材グラスウール」を敷き詰めます。
断熱材は、MAGの住宅用断熱材。厚さ×幅×長さ(mm):100×475×2880 入数12枚です。
天井はスタイロフォームより袋入り断熱材の方が施工しやすい点と
12枚入りで6畳の部屋に十分な量ですし、5,700円と安価だったので選びました。
袋に入っている時は圧縮されているので少なく感じますが、袋を開けるとモリモリと大きくなっていきます。
骨組みの隙間からスルスルと入れ込んでいきます。
ここで表と裏の材質に気づきます・・・
良く見たら製品に「コチラを室内側に施工してください」と書いていました。
テロテロしている防湿フィルムのような素材を室内側に向けるということですね。
隙間ができないよう満遍なく敷き詰めたらタッカーで固定していきます。
端を先に固定したら、あとは野縁に沿うように固定します。
手順②:カットが必要ない箇所から石膏ボードを固定
部屋は真四角ではないので、石膏ボードをカットして細かく調整しながら施工しないといけません。
6畳の部屋だと910×1820の石膏ボードをそのまま貼れる箇所が限られているので先に貼ってしまします。
業者の方だと片手で持ちながらビス止めしていきますが、僕にそんな力はありません。
なので、天井付近の高さに合わせて脚立に空き箱を固定し補助の変わりにしました。
壁際に隙間ができないように押し込んで位置を確認。
ズレが出ないように頭で支えながらビス止めします。
端を固定したら、たわまないように反対側もビス止め。
手順③:石膏ボードのビス止め間隔は15㎝か20㎝
天井の石膏ボードを固定するビスはどれくらい打てばいいのだろう?
と疑問に思ったので調べてみると、ボードの隅のほうに打つ場合は150mm(15cm)、ボードに対して中央部に打つ場合は200mm(20cm)間隔が良いそうです。
ビスの間隔が広くなりすぎると石膏ボードの強度を保てなくなるそうなので間隔大事ですね。
打ち込みすぎると簡単に貫通してしまうので、打ち込みすぎないように慎重に15㎝間隔でビス止め。
手順④:照明を取り付ける箇所は穴を開けて電線を通す
この部屋はダクトレール照明を設置するので、真ん中に合った引掛けシーリングを端の方に持っていきます。
石膏ボードを閉じてしまうと配線が出せなくなってしまうので、固定位置を決めて石膏ボードに事前に穴を開けておきます。
この作業が本当にキツイのですが、配線を裏側から真ん中らへんの穴に通します。
配線を通したら、先ほどと同じように全面ビス止めをして固定します。
この家は電気が通ってないので配線はこのままにしておいて、壁紙を貼ったら電気を固定します。
※電気を通している物件の場合は絶縁シートなどで、先端をぐるぐる巻きにしておかないといけません。
手順④:天井のサイズに合わせて石膏ボードをカットする
縦の長さが合わないので、1810mmを1650mmにカットします。
印をつけたらカットの補助線を書きます。
補助線にそってカッターを2~3回通して
上から軽く抑えるだけで、パキっと折れます。
綺麗に折れるわけではないので、残り部分に何度か刃を通せば
徐々に剥がれていきます。
手順⑤:石膏ボードのサイズが合わない場合は微調整
一発目で合えば嬉しいのですが、そうはいかないものです。
少しだけサイズが大きかったので、端を削りながら微調整してきます。
真っ直ぐ削っても、部屋が真四角ではないのでどこか引っかかる所がでてきます。
そこを探しながら慎重に削りながらハマるまで何度も修正。
4回目でようやく綺麗に収まりました。
あとは同じようにビスで固定します。
野縁にビスが刺さるように固定
ビスは天井用の「軽天ビス」という物を使います。
フレキタイプとラッパタイプがあるのですが、下地が木材、止める材質が石膏ボードと両方柔らかいのでラッパタイプの軽天ビスを使用します。
ネジの頭部分で石膏ボードを支える形になるので、上の写真のように打ち込みすぎると石膏ボードを突き抜けてしまうので注意が必要です。
インパクトドライバーで作業する場合は、少しずつ打ち込むようにした方がいいですね。
DIYで1人でも天井を張り替えることはできる!
雨漏りで腐っていた天井を石膏ボード天井に張り替えることができました。
隙間やビス部分にパテをして壁紙を貼ったら完成です。
※断熱材を敷いて天井を作る作業動画を作っているのでよかったら見てください。
石膏ボード1枚の重さは11kgあるので、1人で作業するにはなかなか大変です。
できるのであれば、誰かに手伝ってもらいながら作業する方が良いですが、1人で作業せざるを得ない方は脚立を補助替わりに作業してみてください。
次回は壁紙を剥いで、パテ埋めをしていきたいと思います。
次の記事>>天井石膏ボードの継ぎ目にメッシュテープとパテ埋めをして古い壁紙を剥いで下地処理#6
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