築40年の物件をセルフリノベーションしているセーチ(@DIY_se_chi)です。
前回の作業で1部屋目の作業が終わりました。
今回はこの家のメイン、18畳のリビングキッチンの作業に取り掛かります。
この部屋は特段傷んでいる所は見当たらないので、サクサクと作業が進めれると思うので、#10から順番に作業手順を記録していきます。
押入れを壊す前の部屋の現状
元々6畳の部屋が二つあったらしいんですが、一度リフォームした時に押入れの片方を取り除いたそうです。
奥にはキッチンがありますが、扉はないので広い1Rという感じですね。
押入れが無くなると収納スペースが無くなってしまいますが、今はおしゃれな収納ラックなんかも販売しているので、今回の作業で古い押入れを壊して部屋を完全につなげたいと思います。
古い押入れを壊して部屋を繋げる
押入れ端の太い柱だけ残して、残りは全て解体します。
押入れの下段を取り除く
丸ノコで切れ目を入れていきます。
奥まで切れ目を入れます。
3つ切れ目を入れたら、バールで叩いてくり抜きます。
裏面に支えの木が付いているので、それを避けるように解体します。
押入れの作り方は、時代によって違います。
支えになる太い木材に新しいビスで固定されていたので、今回の押入れはリフォームした時に補強されてるみたいです。
解体と言ってもぶち壊すだけでなく、作り方を見てその場その場で方法を変えないといけないですね。
ビスを外してもボンドでガッチリ引っ付いているので、バールで引き剥がすようにして外します。
押入れの上段を取り除く
上段も同じように丸ノコで切れ目を入れてバールで外していきます。
ビスが深くまで刺さっていたので、外すのに抑え込む力が必要でした。
押入れの壁を壊す
上段下段を取り除いたので、押入れの壁を壊していきます。
奥の壁から外そうとしましたが、横の壁の奥に入っていたので外せませんでした。
なので、まずは横の壁から壊すことに。
押入れ横の壁を外すと奥の壁も簡単に剥がせました。
※家によって順番が前後するかもしれないので、つなぎ目を確認して解体してください。
隣の部屋の石膏ボードをぶち抜いて部屋を繋げる
押入れの板を外すと、隣の部屋の石膏ボードが出てきました。
石膏ボードはバールで叩くと粉々になってしまうので、手で叩いてパカッと外すように取ります。
石膏ボードは91㎝×182㎝サイズなので、木に固定している部分を押すと簡単に取り外せます。
反対側もパカッと外します。
粉々に砕くと後片付けが大変なので、石膏ボードの壁の場合は外すようにすると良いです。
押入れを解体すると天井を支えられなくなった
順調に解体を進めていましたが、ここでハプニング。
押入れの天井には点検口がありました。
点検口は板を乗せているような作りなので簡単に動かせるのですが、押入れを解体すると点検口を支える部分が無くなってしまい天井を塞ぐことができません。
反対側も確認してみると、こちらも押入れの壁を解体すると支える土台が無くなるので、天井が無くなってしまいます。
とりあえず上段の石膏ボードを取り外します。
押入れ天井の90㎝に合わせて点検口を作る予定だったが、天井から作り直すしかない
押入れを壊す前は、今の点検口に合わせて90㎝サイズで点検口を作る予定でしたが全て破綻してしまいました・・・
45㎝、60㎝の点検口は3,000円~5,000円で設置できますが、90㎝の点検口は20,000円するので高いなと思っていました。
この状況なので、天井に石膏ボードを張り直し、廊下に60㎝の点検口を新しく設置しようかなと思います。
事前にいろいろ考えていましたが、やってみないと分からないものですね。
押入れ壁があった部分の間柱を解体
壁の支えになっていた間柱を丸ノコで切り取ります。
解体しやすい位置に切れ目をいれていきます。
床にも固定されていましたが、ポロっと簡単に外せました。
天井が柱部分は釘で斜めに固定されているので外しずらいです。
壁に埋め込まれれているコンセントや照明スイッチは外しておく
すごい位置にスイッチとコンセントがあるなと思いましたが、解体の邪魔になるので外しておきます。
ドライバーでネジを外して浮かせるようにします。
壁がなくなるので柱にスイッチを設置するか、場所を入れ替えてもいいかなと思っています。
※スイッチやコンセントをいじるには電気工事士の資格がいります。
押入れ横の壁を壊そうとしたら、モルタルがでてきた
以前のリフォーム時に古い壁を隠したかったようで、モルタルの上に板を張った作りになっていました。
僕が住んでいる築40年の押入れも同じ作りで、石膏ボードの上にモルタルを固めていました。
こうなると綺麗に外すことはできないので、バールで砕きながら解体します。
外側の壁はモルタルの上に石膏ボードを張り付けていました。
元々の押入れが、 <モルタル|石膏ボード|モルタル> だったのが <モルタル|石膏ボード|モルタル>|石膏ボード で化粧したような仕上がりになっているわけです。
兎に角壊さないと進まないので、地道にバールで解体します。
間柱は丸ノコでカットして解体。
解体した押入れの壁は土のう袋に入れて処理
ホームセンターに販売されている土のう袋、50袋で1,000円で購入できます。
土のう袋に地道に入れていくと合計12袋になりました。
押入れの残り部分を撤去
壁の解体が終わり、かなりスッキリしました。
襖がハマっていた溝はビスで固定されているだけでしたので、ビスを外してバールで叩くと簡単に取れました。
壁側の床に木材が固定されていたので、こちらもバールで撤去。
古い押入れを壊して部屋を繋げる作業完了
押入れの壁を全て取り除くと、窓からの光が差し込んで部屋全体が明るくなりました。
※作業風景を動画にまとめています
この押入れは、背面の壁を無理やり作っていたので、後から増設されたものなのかなと思います。
奥側の天井はあえて敷居を残して使おうと思います。
押入れの一部を壊す作業はしたことがありますが、完全に解体して部屋を繋げるのは初めてでした。
作り方によっては解体手順が変わると思いますが、押入れを壊す予定の方は、この記事を参考にしつつ実物を見て変更しながら進めてみてください。
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