中古住宅をセルフリノベーションするなら壁の構造を知ろう|DIY

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中古住宅や賃貸マンションをセルフリノベーションする時、壁の構造を把握していないと取り壊したり、棚を設置できたりできません。

今回は壁の構造について理解しセルフリノベーションに役立ててもらえればと思います。

DIYするなら壁を知ろう

木造と鉄筋コンクリート造で壁の構造が異なります。さらに、建てられた年代によって流行っていた材質を使っていたりするので、まずは自宅の造りを把握しましょう

壁は基本、石膏ボード壁とベニヤ板壁

木造の場合、下写真のように「間柱」という柱が等間隔に立っており、そこに「石膏ボード」を取り付けその上に塗装や壁紙を貼っていることが多いです。

壊す前の壁 壊した後の壁

 

石膏ボードって何でできてるの?

Wikiを見てみると

石膏を主成分とした素材を板状にして、特殊な板紙で包んだ建築材料である

簡単に言うと丈夫なアスファルトなどを含んだ紙を重ねたもの。

そりゃしっかりしてるわけです。石膏ボードは2種類あって、サイズ910×1820(mm)の厚みが12ミリか9ミリです。

天井に薄い9mmが使われることが多いです。

石膏ボードが使われている場所を指している

※リビングとキッチンを仕切っている壁
柱間に石膏ボードを貼り付け
その上か壁紙を貼っている。

石膏ボードは安価で加工しやすいですが衝撃に弱く割れやすいです。
なので、バールで叩くと簡単に崩れるんですね。

昔はベニヤ板がメインだった

築年数が古い家は、石膏ボードではなくベニヤ板(下画像)

ベニヤ板をバールで剥がす

ベニヤ板であれば、間柱に直接釘を打つことができるから、石膏ボードより安く済みそう。

セルフリノベーションしている家の壁は半分がベニヤ板で、メインの柱と、壁の裏にある間柱にベニヤ板が釘打ちされていました。

鉄筋コンクリートマンションの壁

鉄筋コンクリートのマンションの場合
「外に面した壁」や「部屋との間の壁」など場所によって構造が変わることがあります

コンクリートの壁

基本は、壁紙や塗料、石膏ボードやベニヤ板などをコンクリートに直接貼ったり塗ったりしていることがあります。

画像のようにコンクリートの上にコンクリート用アンカーを付けて、ベニヤ板を取り付ける場合は画鋲などをさせるようになります。

コンクリートの上にベニヤ板を取り付ける

断熱材入りの壁

間柱やボードの間に断熱材が入っていることが多いです。(これをいれないとコンクリートはかなり寒い。)

壁に断熱材を入れている

※奥の壁の黄色が断熱材です。
大きいスポンジ見たいですね。

部屋との間の壁

戸建ての場合は木製の柱などが入ってることが多く鉄骨マンションだとLGSと呼ばれる
「軽天鉄骨」などで下地を組んでいることが多いです。


※リビングとキッチンの仕切り壁

壁の構造が分かると、壊せるか壊せないか、棚をつくっても耐久力はあるかなど分かるようになるので、思う存分セルフリノベーションが楽しめるようになります。自分なりにアレンジして、壁DIYを楽しんでください!

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