電動サンダーって初心者の人からすると必要かどうか分からない道具だと思います。
結論としては、作った物の品仕上がりを大きく左右する電動サンダーはDIYに必須のアイテムです。
実際に電動サンダーを使った木材と使ってない木材の仕上がりを比較していきますので見ていきましょう。
電動サンダーとは?
簡単に言うと、やすりを装着して振動でめっちゃ早くやすり掛けをする道具です。
紙やすりを電動サンダーのサイズに合わせてカットし装着します。電源を繋いでモーターの力で細かく振動させて木材や金属をやすり掛けすることができます。
インパクトドライバーと同様に「DIY用」と「プロ用」のタイプがあります。
・プロ用は耐久性が高く、動作音も静かな物が多いです。
・DIY用は比較的安価な分、単機能でシンプルなつくりのものが多いです。
電動サンダーを使うとめっちゃ木くずが舞います。マスクをしないと息がしずらいレベルで。
なので、集塵能力(木くずなどが舞わないように吸い込む機能)があります。
電動サンダーの種類
「オービタルサンダー」

オービタルサンダーのパッドは1万回/分の速さで、径2回程のだ円運動(オービタル Orbital)をしています。
見た目には振動しているようにしか見えません。
一般的な仕上げに多く使われるタイプです。
取り付けるペーパーも市販のものを面の大きさに切れば使えるので使いやすいです。
「デルタサンダー」

アイロンの様な形をしており、箱の隅や細かいところにヤスリがけができるサンダーです。
ペーパーは専用のものを使うのでオービタルサンダーと比べると、コストが高くなります。
先っぽに角があるので、組み立てた後の細かい部分のやすり掛けに便利です。
「ランダムサンダー」

丸い形のサンドペーパーを使って、円運動を行いながらやすり掛けするのがランダムサンダー。
丸い面が円運動をしてサンディングするので、この3つの中で一番多く削れるタイプです。
研磨量が多いので、仕上げにはオービタルサンダーの方が向いていますが、広い面の塗装を落としたい時などに活躍します。
こちらもペーパーは専用のものが必要です。
ペーパーには種類がある!
ペーパーの荒さは○○番と数字で表されます。※これをしらないと、ホームセンターに行ったときに何を買っていいかわからなくなります・・・
数字が小さい方が研磨力は高く、仕上がりは荒くなり※見た目を粗いです。
数字が大きくなれば研磨力は落ちますが、仕上がりがきめ細かくなります。
40番〜100番
(左)塗装はがしや、荒材の研磨しはじめに最適な荒さ。
100番〜240番
(右)塗装する前の下処理や、仕上げ材の研磨に最適な荒さ。
塗装の板を240番で仕上げた記事です。
合わせて読みたい。
320番〜800番
木材のつや出しなどの最終仕上げに最適な荒さ。
作業しているうちにペーパーが消耗してきて、破れてしまうと均一な研磨ができなくなるので早めに交換しましょう。
電動サンダーのパットは消耗品!
パッドは消耗品です。
このパッドがへこんでいたりすると均一な研磨ができなくなるので早めに交換が必要です。
メーカーからパッドのみが販売されているので使用前に予備を準備しておきましょう。
紙やすりを手で掛けてもいいんですが、電動サンダーを使うと圧倒的に時間を短縮できます。限られた時間をわざわざヤスリの時間に割くかけるのは勿体ないですしね、、、価格も7000~9000円台なので、すぐに元をとれるので、1台準備しておきましょう。
価格もお手頃なので、DIYを定期的にやっていく人は持っておいた方がいいですよ。