そんなモルタルを塗った後の白い斑点の疑問にお答えします
築40年の物件をセルフリノベーションしているセーチ(@DIY_se_chi)です。
結論から言えば「白華現象」というものです。
- モルタルを塗った後に白くなる原因
- モルタルを塗った後に白くなりやすい条件
- モルタルに白い斑点がでないようにするには
- 出た場合の対処法
インスタントセメントを使って土間にモルタルを敷く予定でテストをしていたら、モルタルの表面に白い斑点がポツポツとでてきたので、具体的に原因と対策について話していきます。
モルタルを塗った後に白くなる原因
モルタルを塗った後の表面部分に浮き出る白いポツポツは「白華」または「エフロエッセンス」と言われます。
特に寒い時期に起こりやすく、じめじめしていて水分がある部分に発生します。
モルタルを塗った後に白くなる原因は2種類あり
- 1次白華
- 2次白華
に分けることができます。
1次白華
施工後1~2日ほどで発生。モルタルの内部に存在する水分が表面に染み出し水分が蒸発するすことで白く固まります。
2次白華
雨水などで水が供給された場合に発生。モルタル中の水酸化カルシウムCa(OH)2が空気中の二酸化炭素などと反応し、炭酸カルシウムCaCo3になる現象のことです。
モルタルを塗った後に白くなりやすい条件とは
- 「水分が多い」
- 「気温が低い」
- 「直射日光が当たり乾湿の差がある」
- 「風があたる」
です。乾いたり塗れたりを繰り返す場所や、乾湿の差が大きい場合に生じやすく、気温の低い冬季に「白華現象」は発生しやすいという特徴があります。
私がモルタルを塗った時期は10月の夜で、水を多く混ぜた状態で外に置きっぱなしにしてました。
白華現象が起こりやすい条件の「水分が多い」「気温が低い」「風があたる」3つも当てはまる環境だったんですね。。。
モルタの表面に白い斑点がでないようにするには
まずはモルタルを作る時の水分量を気を付けること。
この時点で分量を間違えてしまうと、塗った後の対策をしても意味がなくなってしまします。
また気温が低い時期を避けて施工すること。冬の時期は白華現象が起こりやすい環境がそろいやすいの避けた方が無難です。
モルタルを塗った後、ビニールシートやラップで覆うことで、白華現象の原因である急激な乾湿の差を妨ぎ、防止させるという方法が有効です。
出た場合の対処法
対策をしても、その日の湿度や気温などによっても白華現象は起きてしまうもの。
表面が白くなってしまった場合は、ナイロンブラシなどで軽くこすり、白華を除去しましょう。
長時間放置して白華が濃い場合は、ナイロンブラシなどで軽く削り、水を十分に吸収させ、 酸性の液体で中和させてから、水できれいに洗い流しましょう。
※作業は必ずゴム手袋、マスクなどを使用するようにしてください。
まとめ
せっかく施工するなら綺麗に仕上げたいですよね。
「白華現象」を起こしやすい条件を知っていれば、最悪のケースは防げるかもしれません。
※残念ながら「白華現象」を完全に防止する方法は無いと言われています。
モルタルを施工する前に条件をクリアしているか確認してみてください!