築40年を超える2件の物件をセルフリノベーションしながら生活しているセーチ(@DIY_se_chi)です。
壁紙や塗料以外で部屋にアクセントのある壁を作りたいなと思い、「手で塗るMORUMORU(モルモル)」を壁に塗ってみることにしました。
「MORUMORU(モルモル)」とは何なのか、どんな仕上がりになるのか、実際に施工した部屋の様子と合わせてお話していきます。
手で塗れる「MORUMORU(モルモル)」って何?
![手で塗るMORUMORU(モルモル)とは](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/06/MVI_9816_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
MORUMORU(モルモル)は簡単に言えば漆喰風の仕上げ材です。
※初め「手で塗るモルモル」と聞いた時は、手で塗れる漆喰と勘違いしていました。
水性シリコン壁用仕上げ材と説明書きされている通り、ぽってりとした材質で初心者でも塗りやすく、漆喰のような仕上がりになるのが特徴です。
補修材としても使えるそうで、穴、溝、段差、日々割れなどの目地埋めやパテとして使用できます。
手で塗れる「MORUMORU(モルモル)」を壁に塗って漆喰風仕上げにする手順
マンションの6畳洋室に施工した手順に沿って説明していきます。
手順①:施工前に壁の掃除
![手で塗るMORUMORU(モルモル)を塗る前に壁を掃除する](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/06/MVI_9795_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
MORUMORU(モルモル)を塗る前に壁を水拭きして、ホコリやヤニ汚れを拭き取ります。
※コンセントがある場合はプレートを外してマスキングテープで保護してください。
手順②:養生やマスキングで下準備
![手で塗るMORUMORU(モルモル)を塗る前に養生する](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/06/MVI_9798_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
塗りたくないところを、マスキングテープやマスカーなどで養生していきます。
![壁際を養生する](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/06/MVI_9801_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
壁際にはマスキングテープを。
![床にマスカーで養生する](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/06/MVI_9805_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
床にはマスカーを使いました。
手順③:壁にMORUMORU(モルモル)を塗る
![手で塗るMORUMORU(モルモル)を開封](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/06/MVI_9817_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
MORUMORU(モルモル)を開封します。(容器と蓋の間のストッパーを外すと開きます)
![手で塗るMORUMORU(モルモル)の中に入っているゴム手袋](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/06/MVI_9817_Moment1.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
MORUMORU(モルモル)の中にはゴム手袋が1組付属で付いてきます。
![手で塗るMORUMORU(モルモル)の材料表面に敷かれているビニールフィルム](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/06/MVI_9817_Moment2.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
材料の上には、乾かないようビニールフィルムが敷かれてます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/06/MVI_9820_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
ビニール手袋は薄い素材なので、片方に2枚重ねて使うと破けずに塗り続けれます。
![手で塗るMORUMORU(モルモル)を手ですくう](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/06/MVI_9820_Moment1.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
手で塗るMORUMORU(モルモル)の商品名の通り、コテを使わずに手で塗れるように硬さが調整されています。
練り漆喰などは多少の硬さがあるので塗ると疲れますが、モルモルはホイップクリームのように柔らかいので小さい子でも簡単に塗れると思います。
![手で塗るMORUMORU(モルモル)を壁に塗る](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/06/MVI_9821_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
テニスボールくらいの塊を手に取ったら、天井に近いところの壁から塗っていきます。
![壁に少しだけ手で塗るMORUMORU(モルモル)を塗る](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/06/MVI_9823_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
少し塗ってみた画像です。
塗りが薄い所は壁紙が少し透けて見えますが、しっかり塗れてる所は凹凸ができていい感じです。
![手で塗るMORUMORU(モルモル)のニオイを嗅ぐ](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/06/MVI_9824_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
塗り始めは多少塗料っぽいニオイがします。
換気しながら作業した方がいいですね。
![DIYで手で塗るMORUMORU(モルモル)を壁に塗り伸ばす](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/06/MVI_9827_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
画像で見てもらうとわかるように、滑らかなに伸びるMORUMORU(モルモル)は、漆喰と比べるとかなり塗りやすいです。
![DIYで手で塗るMORUMORU(モルモル)を壁に多めに塗って凹凸をつける](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/06/MVI_9827_Moment1-1.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
凹凸ができるように多めにモルモルを壁につけています。
![DIYで手で塗るMORUMORU(モルモル)を壁に多めに塗って凹凸をつける](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/06/MVI_9828_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
凹凸をあまり目立たせたくない方は、指を使わずに手のひらで伸ばすように塗ると、コテを使ったような仕上がりにすることができます。
![手で塗るMORUMORU(モルモル)の凹凸に陽の光が当たって陰影ができる](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/06/MVI_9834_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
窓から陽の光が入ると陰影ができてカッコいいです。
![手で塗るMORUMORU(モルモル)を使いきる](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/06/MVI_9840_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
6畳の壁1面で14㎏の「MORUMORU(モルモル)」を使いきりました。
2個で1部屋分の壁(6畳の部屋の壁)を塗ることができるそうですが、1個を1壁につあったので凹凸がはっきりして良い壁になりました。
手順④:養生を剥がす
![養生を剥がす](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/06/MVI_9847_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
MORUMORU(モルモル)が完全に乾ききる前に養生を剥がします。
![マスカーを剥がす](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/06/MVI_9848_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
マスカーを剥がしてゴミをひとまとめにして処理したら作業終了です。
夏(30℃)は3時間、冬(10℃)は6時間、乾燥時間をとる
この日の気温は26℃でした。
![手で塗るMORUMORU(モルモル)を壁に塗った1時間後の状態](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/06/MVI_9849_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
1時間乾燥させた「モルモル」の状態です。
表面が乾燥して触っても手に付きませんが、完全に固まってはいないのでプニプニしています。
![手で塗るMORUMORU(モルモル)を壁に塗った3時間後の状態](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/06/MVI_9853_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
3時間経った壁、完全に乾燥しています。
手で触ってもボロボロと落ちることなく、凹凸がしっかり固まって手触りが良い感じです。
※作業風景を動画にまとめています。
手で塗れる「MORUMORU(モルモル)」を使って漆喰風に仕上げた壁
![手で塗れる「MORUMORU(モルモル)」を使って漆喰風に仕上げた壁](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20200616_153610.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
夕方の部屋の様子。
窓からの光でモルモル壁の凹凸がくっきり出て目を引きます。
壁の前にインテリアを置くと、普通の壁紙では出せない雰囲気がより際立ちますね。
![手で塗るMORUMORU(モルモル)を使って漆喰風に仕上げた壁](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20200607_100656.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
凹凸が目立たない部分は、漆喰をコテで仕上げたような自然な仕上がりになっています。
今回のように全面凹凸を付けずに、部分部分に凹凸を付けて塗るのも面白いかなと思いました。
手で塗れる「MORUMORU(モルモル)」を使ってみた感想
![手で塗れる「MORUMORU(モルモル)」を使って漆喰風に仕上げた壁](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20200616_153348.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
練り漆喰や天然素材の漆喰を使ったことがありますが、漆喰に比べて柔らかく塗りやすいので、作業がめちゃくちゃ速く終わりました。(2時間)
・漆喰壁ってどんな感じなんだろうと思ってる方。
・アクセントクロスやペンキではなく、凹凸のある壁を簡単にDIYしたいという方。
値段も安く簡単に塗れるので、漆喰の様な風合いを楽しみたい人は是非試してみてください。