築40年を超える2件の物件をセルフリノベーションしながら生活しているセーチ(@DIY_se_chi)です。
壁紙や塗料以外で部屋にアクセントのある壁を作りたいなと思い、「手で塗るMORUMORU(モルモル)」を壁に塗ってみることにしました。
「MORUMORU(モルモル)」とは何なのか、どんな仕上がりになるのか、実際に施工した部屋の様子と合わせてお話していきます。
手で塗れる「MORUMORU(モルモル)」って何?
MORUMORU(モルモル)は簡単に言えば漆喰風の仕上げ材です。
※初め「手で塗るモルモル」と聞いた時は、手で塗れる漆喰と勘違いしていました。
水性シリコン壁用仕上げ材と説明書きされている通り、ぽってりとした材質で初心者でも塗りやすく、漆喰のような仕上がりになるのが特徴です。
補修材としても使えるそうで、穴、溝、段差、日々割れなどの目地埋めやパテとして使用できます。
手で塗れる「MORUMORU(モルモル)」を壁に塗って漆喰風仕上げにする手順
マンションの6畳洋室に施工した手順に沿って説明していきます。
手順①:施工前に壁の掃除
MORUMORU(モルモル)を塗る前に壁を水拭きして、ホコリやヤニ汚れを拭き取ります。
※コンセントがある場合はプレートを外してマスキングテープで保護してください。
手順②:養生やマスキングで下準備
塗りたくないところを、マスキングテープやマスカーなどで養生していきます。
壁際にはマスキングテープを。
床にはマスカーを使いました。
手順③:壁にMORUMORU(モルモル)を塗る
MORUMORU(モルモル)を開封します。(容器と蓋の間のストッパーを外すと開きます)
MORUMORU(モルモル)の中にはゴム手袋が1組付属で付いてきます。
材料の上には、乾かないようビニールフィルムが敷かれてます。
ビニール手袋は薄い素材なので、片方に2枚重ねて使うと破けずに塗り続けれます。
手で塗るMORUMORU(モルモル)の商品名の通り、コテを使わずに手で塗れるように硬さが調整されています。
練り漆喰などは多少の硬さがあるので塗ると疲れますが、モルモルはホイップクリームのように柔らかいので小さい子でも簡単に塗れると思います。
テニスボールくらいの塊を手に取ったら、天井に近いところの壁から塗っていきます。
少し塗ってみた画像です。
塗りが薄い所は壁紙が少し透けて見えますが、しっかり塗れてる所は凹凸ができていい感じです。
塗り始めは多少塗料っぽいニオイがします。
換気しながら作業した方がいいですね。
画像で見てもらうとわかるように、滑らかなに伸びるMORUMORU(モルモル)は、漆喰と比べるとかなり塗りやすいです。
凹凸ができるように多めにモルモルを壁につけています。
凹凸をあまり目立たせたくない方は、指を使わずに手のひらで伸ばすように塗ると、コテを使ったような仕上がりにすることができます。
窓から陽の光が入ると陰影ができてカッコいいです。
6畳の壁1面で14㎏の「MORUMORU(モルモル)」を使いきりました。
2個で1部屋分の壁(6畳の部屋の壁)を塗ることができるそうですが、1個を1壁につあったので凹凸がはっきりして良い壁になりました。
手順④:養生を剥がす
MORUMORU(モルモル)が完全に乾ききる前に養生を剥がします。
マスカーを剥がしてゴミをひとまとめにして処理したら作業終了です。
夏(30℃)は3時間、冬(10℃)は6時間、乾燥時間をとる
この日の気温は26℃でした。
1時間乾燥させた「モルモル」の状態です。
表面が乾燥して触っても手に付きませんが、完全に固まってはいないのでプニプニしています。
3時間経った壁、完全に乾燥しています。
手で触ってもボロボロと落ちることなく、凹凸がしっかり固まって手触りが良い感じです。
※作業風景を動画にまとめています。
手で塗れる「MORUMORU(モルモル)」を使って漆喰風に仕上げた壁
夕方の部屋の様子。
窓からの光でモルモル壁の凹凸がくっきり出て目を引きます。
壁の前にインテリアを置くと、普通の壁紙では出せない雰囲気がより際立ちますね。
凹凸が目立たない部分は、漆喰をコテで仕上げたような自然な仕上がりになっています。
今回のように全面凹凸を付けずに、部分部分に凹凸を付けて塗るのも面白いかなと思いました。
手で塗れる「MORUMORU(モルモル)」を使ってみた感想
練り漆喰や天然素材の漆喰を使ったことがありますが、漆喰に比べて柔らかく塗りやすいので、作業がめちゃくちゃ速く終わりました。(2時間)
・漆喰壁ってどんな感じなんだろうと思ってる方。
・アクセントクロスやペンキではなく、凹凸のある壁を簡単にDIYしたいという方。
値段も安く簡単に塗れるので、漆喰の様な風合いを楽しみたい人は是非試してみてください。