福岡で築40年を超える物件をセルフリノベーションしながら生活していたセーチ(diy___magazine)です。
関西の築50年の戸建てをDIYして新居にするシリーズ。
今回は薄暗いリビングに光を届ける為、キッチンとの間壁を解体します。
壁を解体する前に状況確認
日中晴天の状況でも奥の和室は真っ暗です。
このままでは流石に嫌だなと思い、リビングに光が入るように壁を解体したいと思います。
キッチンや玄関からは光が差し込むので、リビングとキッチンを仕切っている壁を取り除き、区切られた部屋を広く使えるようにしたいと思います。
解体前に壁がどうなっているか確認します。
キッチン側の壁はベニヤ板が施工されいて、和室側は砂壁の上に壁紙が貼ってあります。
キッチン側の壁は押すと凹むくらい薄い板なので簡単に剥がせそうです。
左側の壁にもしかしたら筋交いが入っている可能性があるので、そこを確認し、あればそのまま残して活用する予定です。
壁を解体する前に配線や棚を撤去
壁を解体する前にコンセントを外しておきます。
ガス、水道、お風呂関係の業者に見積もりを出してもらっている最中で、電気配線も合わせてやってもらえるか確認した所、やはり天井を剥がさないなら厳しいとのこと。
今回はそこまで大規模にDIYをしないので、天井を剥がさず行きたいと思ってたので残念です。
なのでコンセントの位置はほぼほぼ固定で分電盤だけ交換し、増設する分は部屋の中を這わせて使うことになりそうです。
普通であれば壁の中に配線を隠しますが、このくらいの築年数になると配線はだいたいむき出し。
昔は砂壁でそういう事もできなかったんだと思います。
画像の撤去している配線は、キッチン側から柱に沿って和室のコンセント部分に繋がっています。
柱に杭で打ち込んでいているので、マイナスドライバーで引き抜きながら配線を外していきます。
鴨居に取り付けられている棚は、頭がマイナスのビス。
久しぶりに見ました。
壁を解体する前に棚も外しておきます。
砂壁を解体する
キッチン側のベニヤ板が簡単に外せそうだったので、こちらから砂壁の状態を確認します。
エアコンダクトを通していた穴を見ていたので、もしかしたらと思っていましたが竹に砂を固めているタイプでした。
竹が交差上に編み込まれ、その上に土が固められている感じです。
砂壁にも種類があり、ボードの下地に砂が固められている物が多いですが、古い家だと竹に土を固めている所もあります。
ここはまさに竹と土を使った砂壁です。
他の箇所も竹に土を固めた状態だったので、この家全部がこの作りなんだと思います
天井は残すので壊さないように慎重に解体を進めます。
砂壁の裏側をバールで叩き解体します。
ボード状の砂壁であれば叩くと簡単に割れますが、竹がしなってなかなか崩れません。
先に表側の砂壁をバールの先で削るように落とします。(塊で落ちていきます)
表側を削ったら、裏側から竹の間にバールを刺して砂を落とします。
土台の竹は3.4ヵ所頑丈な物が付いていますが、それ以外は土を乗せる受けとして編み込まれようです。(細くて薄いです)
竹同士は紐で結ばれているだけなので、引っ張ると簡単に外せました。
上段の砂壁も同じように落として
竹を引き抜きます。
砂壁を取り除いたら、ベニヤ板を固定していた胴縁を解体します。
両端に釘止めされているだけなので、真中に切れ目を入れて上下に動かせば簡単に引き抜けます。
柱に残った釘は危ないので抜いておきます。
鴨居があると頭をぶつけてしまうので、これはどうしても外したかったです。
これで壁の撤去は完了。
あとは廃材を土嚢袋に詰めてまとめておきます。
壁が無くなったことで、キッチンと玄関からの光が和室まで差し込むようになり
電気を付けないと真っ暗だった状態から、電気を付けなくても手元が見えるくらいの明るさになりました。
※作業風景を動画にまとめています。
後は綺麗に片付けてキッチンの床と和室の畳を剥いで床を作り直したいと思います。
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