福岡で築40年を超える物件をセルフリノベーションしながら生活していたセーチ(diy___magazine)です。
関西の築50年戸建てをDIYして新居にするシリーズ。
今回は昔ながらのはしご階段をDIYします。
新しく緩やかな階段に交換できればよかったのですが、費用面や時間的に難しかったので「ナオスシート」を貼って修復しようと思います。
ナオスシートを貼る前の古い階段

階段というより「はしご」に近い角度。
踏板部分は足の半分しか乗らず、横向きに昇り降りしないと怖い感じです。

解体せずに角度を変えることができないので今回は諦め、2階部屋のフローリングと同じ色のシートを貼って綺麗に整えたいと思います。
ナオスシートを貼る前に下地処理

工事中に僕のつま先が当たり、凹んでしまった部分はパテを塗って平にしました。
その他にも微妙な傷や凹み部分にパテを塗って埋めています。

このままではシートが引っ付きづらいのでプライマーを塗ってナオスシートが引っ付きやすいように整えます。
プライマーを乾かしたら階段の側面からシート張り貼り始めます。
ナオスシートを階段に貼る

ナオスシートは50メートル1本で届きます。幅は46㎝
ナオスシートはURと共同開発されたシート(オレフィン)。
塩ビタックシート(ダイノックシートやリアテックシート)のような感じですが、素材が違うので貼り方も全然違います。

必要な長さの分だけカットして使います。

中古マンションのDIYが終わった後に、この物件で使う床材を探していたら紹介してもらった「ナオスシート」。
その時に階段にも使える事を知り、この物件で使おうと考えていました。
使う色は「ウィンザーオークN」

まずは一番難しい階段の側面にナオスシート貼ります。
マスキングテープで端がズレないように抑えながら、裏面のシールを剥がして固定。

この状態にできたら、階段の段差部分に切れ目を入れて側面に折りこみながら貼っていきます。
※ここが難しいので詳しくは動画をご覧ください。

今回の作業で、階段側面に貼るのが一番難しかったです。
ここで焦らず正確に貼った方が仕上がりが良くなります。

先に階段の踏板を貼っていき
リメイクシートだと貼ってる感が強いですが、ナオスシートは大手シートメーカーが表面に本物のフローリング同様の印刷技術を使っているので、本物のフローリングで仕上げたかのようになります。
貼れるフローリングという感じで使えるので気に入っています。

前回使った時に、玄関の上がり框に貼れたので
この家も、玄関から階段の色柄を合わせようと思ってました

前回使った時に、玄関の上がり框に貼れたので
この家も、玄関から階段の色柄を合わせようと思ってました

ナオスシートに似た色の階段滑り止めを取り付けて仕上げる

スベラーズ ベージュ SU-Be「川口技研」

階段サイズに合わせてカットします。
ゴム製なので、カッターでもノコギリでも切ることができました。

滑り止めはウィンザーオークNに近い色を選んでいます。

サイズ調整が終わったら、裏面のシールを剥がして階段に固定。

ギュッと押し込むと簡単には剥がれません。

滑り止めを貼る場合、この位置に繋ぎ目を持ってくると隠れるので綺麗に仕上がります

滑り止めの内側に繋ぎ目が隠れます。

全部の段に滑り止めを貼ったら完成です。
古い階段をナオスシートで簡単リフォーム

階段が蘇ったように明るく綺麗になりました。
階段のリフォームはプロの大工さんでも嫌がる方が多いと聞いていたので、こんなに簡単にリフォームできるならアリですね。
敷居部分にはウィンザーオークの框を固定して統一させています。
※作業風景を動画にまとめているので良かったら見てください。
僕のように階段を作り直すのは難しいけどどうにかしたい方、階段が古くなったので補修やリフォームをしたい方など
今回のように「ナオスシート」を貼るだけで見違える程生まれ変わるので、一度検討してみるのも良い思います。
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