福岡と大阪の自宅をセルフリノベーションしながら2拠点生活しているセーチ(@DIY_se_chi)です。
東京の知り合いが中古マンションを購入したのでDIYできる所は自分たちの手で直していきます。
DIY前の部屋の状況
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/7177.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
玄関を入って左に靴箱があり向かいに1部屋あります。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/7152.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
玄関向いの部屋はシンプルな作りの洋室です。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/7083.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
廊下の奥に行くと途中にキッチンがあり、奥の部屋が6畳の和室になります。
築20年と古くはないですが、全体的にくらい印象を受けます。
アクセントの壁紙は家主に選んでもらい、その他は私の方でデザインしていきます。
設備は十分使えるので、大規模な解体はせず内装を変更する
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1909_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
水回りは交換せずそのまま使用し、床や壁や扉の表層だけ手を加えていきます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1908_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
床がフローリングなので、ナオスシートを貼って仕上げます。
クッションフロアより丈夫で、貼った後はフローリングを貼り直したかと思う仕上がりになるので重宝しています。
床の一部が凹んでいたり、汚れが目立つので軽くヤスリをかけてシートが引っ付きやすくなるようにし、凹んでいる箇所にパテを塗って平にしていきます。
(壁紙はすでに貼り直したので、これから廊下の床と建具にシートを貼っていきます)
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1916_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1919_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
穴が空いている箇所をパテで埋めた箇所が乾いたらヤスリで表面を整えます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1923_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
掃除機で表層のゴミを取り覗いたら、雑巾でヤスリの削り粉を拭き取ります。
粉が残らないよう水拭きでしっかり拭き取ります。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1924_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
パテは粉の塊なのでシートの引っ付き力が甘くなります。
なのでパテ上にはプライマーを塗って粘着力を高めます。
床はナオスシートを貼ってDIY
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1926_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
これで下準備はOK、廊下の長さに合わせてナオスシートを貼っていきます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1926_Moment2.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
ナオスシート アリアバーチW (NT-418) 「ナオステック株式会社」
https://www.naosssheet.com/products/detail/id=49
ナオスシートは「UR都市機構」と共同開発された商品。
詳しくは以前の動画と記事で説明しているのでそちらを覗いてみてください。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1930_Moment3.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
ナオスシートを貼る前にコロコロで細かいゴミを完全に取り除いておきます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1929_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
シート状になっていて裏紙がめくれるようになっています。
空気が入ると簡単には抜けないので、裏紙を少しずつめくって空気が入らないように押し出しながら貼ります。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1932_Moment2.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
壁際は地ベラとカッターを使って処理します。(基本ホームセンターで購入できる物で作業できます)
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1941_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
角や際の処理はこのようになります。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1934_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
壁に貼りついているシートを剥がしながら、際際まで空気を抜きます。(ナオスシートの粘着力は強力なので、壁についたシートは壁紙を破かないように慎重に剥がしてください)
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1935_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
溝に沿って押し込むとシートに溝が浮かび上がります。
「ナオスシート」はオレフィンを使った特殊シートなので、爪や竹ヘラを押し込んでも破けることはありません。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1938_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
フローリングの溝に合わせて貼っていくので、余分な箇所は地ベラを使って切れ目を入れます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1939_Moment2.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
切れ目を入れた箇所は手で剥がすことができます。
2枚目は少し重ねるようにして貼り、同じように溝に沿ってカットすれば自然な仕上がりになります。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1947_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
最後の一列、ドア付近は処理が多くて大変です。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1950_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
ドア枠に沿って切れ目を入れながら少しずつ形に合わせて貼っています。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1952_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
ナオスシートは厚さ0.2mmなので、この時点では重ねて貼っていますが繋ぎ目が分からないです。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1956_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
フローリングの溝に沿って切れ目を入れ余分なシートを剥がしたら廊下の完成。
女性が住む明るく柔らかいイメージになるようグレージュの建具にDIY
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1959_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
玄関向かいの洋室は、猫の壁紙を貼っています。
クローゼットや扉はナオスタックシートを使って全て統一します。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1962_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
ナオスタックシート ライトグレー (NT-S05) 「ナオステック株式会社」
https://www.naosstacsheet.com/products/detail/id=73
茶色い重たい印象を、女性が住む明るく柔らかいイメージになるようグレージュに近い色を選びました。
ドアの周りを巻き込めるように、ドアより少し長めにカットします。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1963_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
ドアもシートが引っ付きやすいようにヤスリをかけます。
枠まわりは引っ付きにくいので、内側や角までしっかり掛けます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1969_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
ヤスリを掛けたら濡らした布で表面を拭き取り、吸着力を上げるプライマーを全面に塗ります。
これで下準備OK、ナオスタックシートをドアに貼っていきます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1974_Moment2.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
貼り始めが難しいですが、最初が決まれば後は簡単です。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1975_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
中央のガラス部分は角から内側に切れ目を入れてくり抜きます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1979_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
くり抜いた後、余った枠部分のシートが破けないよう慎重に剥がします。
(角が破けやすいので慎重に。)
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1981_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
ギリギリまで剥がしたら枠に沿って余分なシートをカット。
※この時厚めの字ベラを使ってカットします。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1984_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
外側は角に沿ってシートを巻き込んで貼ります。
最初に角がでるようにしっかり折り目にそって貼り
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1985_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
空気が残らないように外枠部分を貼ります。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1987_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
余った分はカット。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1988_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
内枠部分は細く切ったタックシートを当てて部分毎に貼ります。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1989_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
軍手を付けると滑りやすく空気を抜きながら貼れます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1990_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
上から貼る仕上げのシートは薄い地ベラを使ってカット。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1991_Moment2.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
下のシートは厚めの字ベラでカットすることでシートが立ち上がり、角が重なるように施工できます。
両方とも薄い字ベラだと、際に隙間ができてしまうので使い分けた方が良いです。
際はこのように仕上がります。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1992_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
裏面も同じように貼ったら戻して完成です。
靴箱ドアもナオスタックシートを使って統一
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1943_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
玄関周りも同じ色のナオスタックシートでまとめます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1957_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
靴箱のドアと玄関まわりの木目部分にタックシートを貼りました。
玄関正面の壁はパネルを張って高級感を演出!
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1993_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
玄関を開けるといきなり壁が現れるので、この目線に建具と同じシート柄のパネルを張って高級感を演出したいと思います。
第一印象が9割と言われるくらい最初のインパクトは大事なので。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1995_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
パネルの繋ぎ目にはタックシートを貼っておきます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1998_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
パネルはキッチンパネルを貼る時に使う両面テープと接着剤を使います。(ホームセンターで購入できます)
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1998_Moment2.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
端から順番に張っていきます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C1999_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
パネル通しの間隔が同じになるように5mmの板を挟んでいます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C2000_Moment3.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
この作業がなかなか大変。
上下の隙間を揃えるのが難しいです。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C2000_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
ズレた時は剥がしてやり直し。
揃うまでパネルを押さえつけて固定してはダメです!
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C2001_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
洋室のドアを巻き込むようにパネルを施工したら廊下も完成です。
和室リビングにキャットウォークを取り付ける
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C2004_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
和室リビングの床の間は業者に解体してもらい、キャットウォークを取り付けるので下地に合板を施工してもらいました。
この壁一面にキャットウォークを取り付けていきます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C2006_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
「DAIKEN」ねこステップ棚板 ME6203-MLR を壁に取り付けていきます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C2008_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
金物は別梱包でまとめられていたので、それぞれ組み立てていきます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C2009_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
金物はビスで固定するだけ。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C2012_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
棚板はダボ穴にボンドを入れて繋ぎ合わせます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C2013_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
結構押し込むのに力が必要でした。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C2015_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
完成後のイメージをしながら取り付ける位置を決めていきます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C2018_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
ねこステップ棚板は金具を壁に固定して、板を差し込むような造りです。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C2021_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
宇宙船 猫ハウス 左開き「MYZOO」
ここを終着点にキャットウォークを使ってくれたらと思っています。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C2022_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
「ねこルート」を取り付けて、ねこステップと猫ハウスを繋げます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/C2027_Moment.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
最後に差し込んだキャットウォークをビスで金具に固定したら完成です。
猫と暮らす築20年東京中古マンションDIYの完成
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/7185kopi-.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
廊下before
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/DSC00402.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
after
東京の中古マンションをセルフリフォーム、全部屋の壁、床、建具の修繕とキャットウォークを取り付けました。
左手のパネルとドアの柄をグレージュで統一し、床をホワイトにすることでグレージュが目立ち柔らかい印象に変わりました。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/7158kopi-.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
洋室のbefore
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/DSC00406.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
洋室のアクセントクロスは猫をモチーフにした柄、全体的に可愛らしい雰囲気に仕上がりました。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/7074.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
和室リビングbefore
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2022/09/DSC00412.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
和室はそのまま使用したいとのことでしたので琉球畳に変更。
右手の壁一面にキャットウォークを取り付け、左手の窓がある壁は濃いグレーをアクセントに入れています。
※作業風景を動画にまとめています。
キャットウォークを登る様子を撮影して頂きました。
宇宙ハウスにはまだ入ってないようなのでこれから使ってくれると嬉しいです。
今回の床や建具はしっかりしていたので大規模な解体や水回りの交換はせず、ナオスシリーズの商品を使ってリフォーム費用を抑えています。
今回使用した「ナオスシート」「ナオスタックシート」部分補修などでも使えるので、気になった方はリンクを覗いてみてください。