DIYで木材を塗装する時は下準備が必要!仕上がりに差がでる塗装手順を解説

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家の柱や押入れの木材を塗装したいけど、DIYでやるには何をすべきなのか分からない。

そんな、木材を塗装する手順がよく分からない人の悩みを解決します。

築40年の物件をセルフリノベーションしているセーチ(@DIY_se_chi)です。

当記事の内容はこちら

  1. 木材を塗装する前の準備
  2. 木材を塗装する手順

木材を塗装するといっても、そのまま塗れば良いというわけではありません。

ヤニの染み出し、表面の凸凹などは下地処理をきちんと行うことできれいにペイントすることが出来ます。

実際に、僕がDIYでやっている具体的な内容を当記事でお話します。

木材を塗装する前の準備

まずは木材を塗装する前の必要な準備について③項目お話しします。

木材の下地処理

塗装する前に一番大事なことは、木材に適切な下地処理をすることです。

ザラザラでボコボコの木材にペンキを塗っても、仕上がりにムラができたり、ペンキが乾いた後に違う色になってしまうことがあります。

そこで、それぞれのポイントごとに下地処理をおこなってください。

木材を塗装する前に「ヤニ止め」で下地処理

ヤニ止めどは、木材から出る樹脂を止めるという意味です。

どの木材にもヤニ(樹脂)は重要な栄養分なので、ヤニ止めをしないと塗料の色がヤニで変色してしまいます。

画像ではヤニ止めシーラーを塗っています。木材がシーラーを吸い込んで色が変わっていますね。

壁や天井の木材を塗装する時、シーラーでヤニ止めをしないと、ペンキが木材の樹脂を吸い取って変色するんです。

なので、シーラーで膜をはってペンキが変色しないようにします。

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木材を塗装する前に「ヤスリ掛け」で下地処理

カウンターテーブルの天板になる2×8材をヤスリかけ

木材で家具やインテリアを作る時、荒れた面にペンキを塗っても、木材の表面の凸凹がペンキではカバーできずにひどい仕上がりなります。

塗装する前にあれた面をヤスリ掛けすることで、木材表面を滑らかにして、均一にペンキや塗料がなじむようにするのです。

ヤスリには#40~#80、#120~#150、#180~240という風に、番号が低いほどヤスリの目が粗い仕様になっています。

なので、大きく削りたい時は低い番号。塗装前に滑らかにしたい場合は#240以上の大きい番号を選んだりします。

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木材を塗装する前に「凹みの補修」で下地処理

木の節や、釘や画鋲の穴など美観的にない方がいい物は木部用パテを使って埋めてしまいます。

画像の柱は、釘が刺さっていた穴をパテで塞いでいる状態です。穴を塞がないで塗装するとその部分だけ塗料が染まらず残念な感じになります。

節目をあえてデザインとして残す方法もあるので、用途によって下地処理を使い分けてください。

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木材を塗装する前に「ハケの準備」

新しい刷毛を使う時は抜け毛をしっかり取っておきます。

抜け毛を取っておかないと、塗装する木材にへばりついて取れなくなってしまうからです。

なので、左右に伸びている毛や少し引っ張ると取れる毛は、抜いておきましょう。

木材を塗装する前に、分離しているペンキを混ぜる

ペンキを容器に出す前によく振ってからでないと、上の方に薄い液体、下の方に濃い液体(顔料)に分離してしまいます。

始めて塗装した時は、そんなことも知らず、なんか水っぽいなと感じていた頃が懐かしいです。

 

木材を塗装する手順

手順①

まずは全体を塗ります。1回目の塗装は厚塗りはせず、出来るだけ薄目に塗装。(白塗装の場合)

広げてならすように塗料を伸ばします。垂れた塗料は固まると処理できないので絶対に残らないようにしましょう。

手順②

1回目の塗装が乾いたら、2回目の塗装で仕上げます。

色が薄いところは厚めに重ね塗りして滑らかになるように刷毛でならします。

この時見た目が良くなるように、木目に沿って端から端まで軽く刷毛を動かし仕上げていきます。

刷毛の方向がバラバラだとムラができているように見えて仕上がりが微妙になってしまいます。

木材を塗装する前の下準備と手順まとめ

木材を塗装する前に、以外とやらなければいけないことが多いんです。

一気に塗装して仕上げたい気持ちになりますが、下地処理をしっかりおこない、1回目の塗装の上から2回目を塗装することで綺麗になるので、2回の塗装で仕上げる前提で1回目を塗装しましょう。

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