壁壊しすぎ?建物に必要な壁量について建築基準法を基に計算してみた

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本日も“DIY MAGAZINE”をお読みいただきありがとうございます。セーチ@DIY_se_chi)です。

セルフリノベーション記録の反響が増えてきて、多くのコメントを頂いています。

その中でも、そんなに壁壊して大丈夫ですか?というご意見が多かったので、建築基準法に則って必要な壁量を調べました。

建物に必要な壁量計算について

建築物には必要な壁量が決まっていて、建築基準法で計算方法が決められています。計算方法は「地震時」と「暴風時」の両方を算出し高い方を基準にします。

  • 地震時の必要壁量  各階の床面積×「地震に対する必要係数」=地震時の必要壁量
  • 暴風時の必要壁量  各階の見付面積×「風に対する必要係数」=暴風時の必要壁量

平屋、2階建の家、3階建の家や屋根の種類によって「必要係数」は変わりますがネットで探してもらうと必要係数が図になっているので簡単にわかります。

まずは床面積を調べる

壁量計算を出すには家の床面積を出さないといけません。

1坪、㎡、畳を一括で計算してくれるサイト「shoshinsha」でザっと床面積を出します。

我が家は1階が125㎡、2階が40㎡でした。これで必要な壁量を出すことができます。

我が家を例にすると、1階の床面積(125㎡)×地震時の必要壁量(33)=41.25㎡

壁量が41.25㎡を超えれば耐久等級1の基準をクリアしていることになります。

壁倍率で必要壁量を計算する

壁量を計算します。壁量は、ただ壁の面積を出せば良いというわけではなく、壁の種類によって係数を掛けて算出します。


参照:homeskun.com

我が家のセルフリノベーションした部屋は大壁仕様なので、面積に0.9倍すると壁面積は約25㎡になります。

和室や玄関などの壁面積をザっと計算すると30㎡でした。

必要な壁量計算をして壁を壊そう

建築基準法施行令第46条「構造耐力上必要な軸組等」第4項により軸組長さを確認する方法=壁量計算 と定められています。

ここだけ読むと難しいですが、要は床面積に必要係数を × て出しましょうということです。

もちろん構造上取り除けない柱があったりするので、専門家の意見を求めた方が良いですが、自分でも最低限の知識はいれておくと安心して作業に入れます。

僕は後から計算して基準をクリアしてのでよかったですが・・・

これからセルフリノベーションを始めようとしている人の参考になればと思います。

 

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