福岡と大阪の自宅をセルフリノベーションしながら2拠点生活しているセーチ(@DIY_se_chi)です。
子育てをキッカケに築20年の中古戸建てを購入。
築20年の中古一戸建てをDIYして築50年越えの家から住み替えるシリーズです。
前回、キッチンの取り付けが終わり、壁紙サンプルを合わせて選ぶ所まででした。
#12は壁紙が決まったのでリビングキッチンを仕上げていきます。
壁紙を貼る前の下処理
壁紙を貼る前に下処理をします。
壁と天井に貼られてある壁紙を剥ぎ、廻縁の撤去をします。
処理が終わったらコーナーテープを角に貼って補強します。
テープ付きなのでサイズを合わせて貼るだけです。
コーナー補強が終わったので下地パテから塗っていきます。
和室は柱の面に合わせて石膏ボードを張ったので天井付近に微妙な段差ができていました。
天井を化粧する廻縁は付けない予定なので、天井ギリギリまで壁紙を貼れるようにパテ処理をします。
廻縁を外したリビング天井付近、壁紙の裏地まで剥がれそうなので、剥げる所は剥いでしまいます。
剥いだ部分はパテで段差を埋めて壁紙を貼れるようにします。
下地パテが終わったので上塗りパテで仕上げていきます。
これでようやく壁紙を貼る準備が整いました、壁紙貼りは事前準備が多くて大変です。
壁紙はサンゲツFINEシリーズ、MORRIS ライムプラスター「FE76021」
FINEシリーズのMORRIS ライムプラスター 「FE76021」をメイン壁紙に採用しました。
サンプルでは少し明るすぎるかとも思いましたが、キッチンや床が暗めなので、一番色が軽い「FE76021」にしました。
イギリスの建築にみられる歴史的な漆喰装飾の質感を彷彿とさせる「LIME PLASTER」
ジャパンディな雰囲気に合う壁をイメージした時に、白ではなく少しくすんだような色合いがよく、ハケで塗った跡があるような少しまだら模様にも見える感じの壁紙をさがして、ようやく出会ったのが「ライムプラスター」
防かび、抗菌、表面強化、撥水の機能付き、高性能ですが1メートルあたり約660円と通常の壁紙に比べて高いです。
リビングキッチンの壁を貼るだけで60メートル用意しました。
標準仕様の壁紙であれば1メートル300円~350円で購入できるので、費用を抑えたい場合は標準仕様から選んだほうがいいです。
1部屋で数万円変わるので、2階建の家で単価の高い壁紙を選ぶと10万単位で値段が変わってきます。
今回の作業から内装用腰袋を用意してDIYしました。
内装用 腰袋
ワンタッチベルトタフベルト 38mm
今までは脚立の上にまとめて置いて、使う度に屈んで取っていたので腰袋を導入するだけで、かなり作業が楽になりました。
今までは壁紙を購入した時についてくるセット品を使っていましたが、腰袋に合わせて、壁紙施工道具も一新しました。
友安製作所と北野刃物製作所がコラボして作られたオリジナル道具一式。
地ベラ8寸0.6mm
白馬毛ブラシ9寸
クロスローラー
角ベラ 235mm
両地ベラ 1.2t
壁紙を貼る度に道具が入れ替わっていたので、これからは道具を統一して作業後の手入れもしっかりしていきたいと思います。
壁紙を貼ったドア枠まわり、繋ぎ目の処理にスーパージョイントXのつや消しを使う
スーパージョイントX つや消し 500g ペールホワイト「コニシ」
失敗した繋ぎ目、壁紙を貼って数日後に隙間ができていました。
この状態ではまずいので、つや消しのジョイントを使って誤魔化します。
色はペールホワイトがピッタリでした。(壁紙に合う色を選んでください)
壁紙の柄が塗り壁調だと、こういう時に誤魔化しが効くので、個人で壁紙を貼る場合は塗り壁調や漆喰風などがおすすめです。
サンゲツFINEシリーズ、ライムプラスター「FE76021」を貼り終わった部屋
壁紙を貼るのは2日、下地処理に4日かかりりようやくリビングキッチンの壁紙を貼りを終えました。
白いドアと比べると少しグレーのようなピンクのような、ほどよくムラがある見た目が凄くイメージに近くて満足です。
※ここまでの作業風景を動画にまとめています
次回は天井に「the wall」という木材を張って仕上げます。