DIYをやってると、ドライバーで強く締めつけすぎて、ネジ頭の溝が潰れてしまうことがあります。
ネジ頭がつぶれた状態だとネジが回らずどうしようもないので、なるべくなめないようにはしますが、どうしてもという場面があると思います。
そんな「どうしても」という時の外し方をまとめました。
あなたの状況に合わせて試してみてください。
ネジ頭がつぶれた時のネジを回す方法【初級編】
輪ゴムを噛ます
ネジ頭とドライバーの溝が合わないから外れないので、その隙間を輪ゴムで埋めてもらう作戦です。
特に新しい道具が必要というわけではないので、まずは輪ゴムを試してみるのがいいと思います。
叩いて緩める
貫通ドライバーをネジにまっすぐ当てて柄をハンマーで叩きます。
結構な力で叩くのでハンマーはゴム製じゃないと痛いかも。
貫通ドライバー以外ででやるとドライバーが歪んだりするので注意です。
(結構力技なので、極力さけたい!)
潤滑油をかける
ネジ山が錆びて固くなっているのも、ネジが回らない原因の一つなので、潤滑油を使って回しやすくします。
ただ、潤滑油が浸透するのには時間がかかるので、ネジの隙間に潤滑油を吹きかけたら、1日放置しておくと良いです。
ネジ頭がつぶれた時のネジを回す方法【中級編】
ペンチなどで挟んで回す
ドライバーでなんとかしようとするのをいったん諦めます。
「挟む」系のペンチなどを使って、ネジ頭の外側をガッチリ挟み、力づくで回す方法。
この方法ならネジ頭がなめていようが関係ないですが、普通のペンチだとめっちゃ握力が必要です。。。
そこで開発されたのが「ネジザウルス」
ガイアの夜明けなどでも取り上げられて有名になりました。
サイズが色々ありますが、PZ-58であればDIYで使うネジ系は問題ないです。
価格も2000円しないので、1個持っておくと安心です。
摩擦増強液を使う
ネジ穴の摩擦を強くしてネジを外しやすくする液体。
ネジ山がまだある程度残っている場合であれば使用可能なアイテムです。
ネジ頭が完全につぶれる前に使いたいので、一つストックしておくと良いです。
金ヤスリなどでマイナス溝を掘る
鍋ネジなどネジ頭が大きい種類の物であれば、金ノコなどで新たにマイナスみぞを新しく作る方法です。
(かなりパワープレイ、かつ面倒くさい方法)
ネジ頭がつぶれた時に確実にネジを回す方法【最終手段】
専用ツールで新しい穴を作る
ネジの中に小さなネジ穴を新しく掘る「なめたネジはずしビット」という専用ツールがあるんです。
Amazonで2000円しないくらいの価格帯で入手できます。
レビューも200件近くあり、みんなネジ頭には困ってるんですね。
ショックドライバーを使って回す
バイクのネジを外す為に開発された道具でショックドライバーを叩く力を回転力に変える仕組みです。
詳しくは下記動画を見てみてください。(画期的なアイデアです)
なぜ「ネジ頭」はつぶれるのか
サイズ違いのドライバーやレンチを使用することで、ネジ頭にハマっていない状態で力を加えるのが原因です。
プラスネジ、ビス、六角ネジ、ナットなどそれぞれにサイズがあるので、各サイズに合わせれる精度の高い工具を使用する事をおすすめします。
まとめ
輪ゴムを使うなど、身近な道具でネジを回す方法を紹介しました。
ドライバーで外すという概念を捨てて、便利な道具を使ってみてください。
ネジ頭がつぶれきる前に対策をうちたいですけどね。。。それでもダメな時は専用ツールを使ってみてください。