キッチンのリノベーションはカウンターテーブルを最後に止まっていましたが、2部屋目の家具も揃ってきたので、そろそろキッチン回りも整えていきたいと思います。
整えると言っても、炊飯器や電子レンジしか無いのそこまでやることはないのですが、せっかくカウンターテーブルがあるので、キッチンの出窓に食器や調味料を置く収納棚を作ろうかなと思います。
収納棚を設置するキッチン出窓
リビングから見て真正面のキッチン出窓の左側に、コップや調味料を置ける収納棚を作りたいと思います。
どのくらいのサイズにしようか悩みましたが、なるべく作業手順を少なくしたかったので、SPF材の1820mmの大きさで作ろうと思います。
収納棚を作るのに必要な材料
棚のテーマはカフェのようなおしゃれな収納棚です。
置きたい場所の測定が済んだら、材料を準備します。
- 1×8材
- シンプソン金具
- 塗料
木材は1×8材
今回はシンプルにSPF材を組み立てるだけの棚にします。
コンロ回りに2×4材を使って収納棚を作っているのはよく見ますが、僕が作る出窓は奥行きが十分あるので、余裕を持ってコップや調味料を置きたいので、幅180mmある1×8材を選びました。
「ディアウォール」や「ラブリコ」を使って、あまり奥行きを使わずに棚を作る人は、幅が狭い木材を選べばよいですし、逆に僕が作った収納棚をみて、幅が広いのも良いなと思ったら1×8材や1×10材の幅が約200mm前後ある木材を選べばいいと思います。
棚を支えるシンプソン金具
棚受けには「シンプソン金具」を使います。
固定できればメーカーはどこでもいいのですが、シンプソン金具が薄くて目立たないと思い選びました。
部屋の家具に合わせた塗料
この部屋は白1色なので、家具は木の暖かみが欲しかったので今回も「ワトコオイル ダークウォルナット」を使います。
※机とカウンターテーブルもダークウォルナットを使っています。
キッチンに収納棚を作る手順
僕が木材だけで作ったキッチン収納棚の作り方を手順通りに説明していきます。
手順①木材をカットする
完成形に合わせて棚板をカットします。
僕が作る収納棚は高さが865mmなので、左右に取り付ける縦板をカットしておきます。
途中の棚板を支える役割とデザイン性を持たせるために330mmと230mmのサイズの物も準備しておきます。
このタイミングで木材が棚にハマるかサイズ確認をします。
手順②カットした木材を塗装する
木材の表面と切り口部分をヤスリ掛けして整えます。
「ヤスリは240番」の目が細かいものを使用しています。
メインは「ワトコオイル ダークウォルナット」で塗装して、他の家具と色を合わせます。
いつもは2度塗りして色を濃くするのですが、窓際でそんな人の手が触れる場所ではないので、1回だけ塗装して終了します。
ダークウォルナット色だけだと、寂しい感じがするので差し色でアイアンペイントの棚板を取り付けます。
棚を支える役割も担うのでアイアンっぽく見えてよいかなと思いました。
コチラは2度塗りして木材が見えないようにたっぷりと塗りました。
手順③塗装した木材を組み立てる
丸一日置いて塗装した木材が乾いたら組み立てます。
前回作った押入れの本棚作りで直角に組み立てるのが大変な作業と分かったので、今回は専用の道具を準備しました。
※押入れの本棚作りの記事はコチラ
移動できる本棚をDIY!押入れに棚を自作しておしゃれな収納空間にリメイク!
本棚は小さかったので手で組み立てれましたが、今回はサイズが大きくて重いので、コーナークランプでしっかり固定して組み立てます。
木材を挟み込んで直角に固定できるコーナークランプは便利ですね。
コーナークランプで固定している木材に35mmの「造作美人」ビスで固定します。
設置面は凹凸なく滑らかに固定されています。
手で固定している時は、ビスを止めるたびに設置面を確認していましたが、コーナークランプを使えばズレることが無いので、安心してビスを打ち込むことができました。
上段も同じように固定したら、棚板を取り付けます。
左右の高さを合わせるためにメジャーでサイズを確認したら、コーナークランプで固定してビス止め。
重い物は乗せませんが、長さが1820mmもあるので念のために、準備していたシンプソン金具をタッピングネジで固定します。
上段のアイアン塗装した木材のサイズが合わずに微調整が必要でした。
クランプで2枚重ねた木材を固定して、ノコギリで3mmだけカットします。
短すぎて固定できないのが心配だったので、気持ち大きくカットしているのが仇になりました。
サイズがバッチリ合ったら棚板を固定していきます。
棚板の固定が終わったら、アクセントの為に準備したアイアン塗装した木材を等間隔に取り付けます。
下段は33㎝、上段は23㎝の設計で作っているので、段が狭くてインパクトドライバーが入らずに固定できないので1段ずつビス止めします。
最上段のアイアン塗装した木材は、23㎝間隔の正方形になるように設置します。
23㎝幅と1カ所ずつしかビス止めできないので、コーナークランプを使いながら慎重に固定します。
上段は一度起こして、裏面からビスを打ち込むように固定しました。
棚の固定が終わったら、シンプソン金具でサイドを補強します。
下段の左側はコンロに一番近い位置になるので、調味料置き場にしようと考えていました。
なので、高さはそんなに必要はないので、下段の左側だけ棚を追加します。
横幅70㎝の調味料置き場の完成です。
黒い木材には黒いビスで固定することで自然な仕上がりなるようにしました。
キッチン出窓に作った収納棚を設置
組み上がった収納棚を出窓に設置していきます。結構重いので女性1人での作業は難しいかもしれません。
出窓が少し歪んでいたようで、左側はスムーズに入りましたが、右側が固くて全くハマりませんでした。
なので、ゴム製のハンマーを使って無理やり出窓にはめ込みます。
手では動かせないほどガッチリ固定されたキッチン収納棚の設置完了です。
白いキッチンに濃い木目がおしゃれな収納棚に仕上がりました。
カウンターテーブルとの色合いもバッチリですね。
キッチン収納棚に使った費用
- 1×8材を7枚 6,245円
- シンプソン金具4個 340円
- 塗料やビス 約1,000円
約7,500円になりました。
作業時間は乾かす時間を入れても1日あれば十分作れるデザインです。
1820mmの大き目の棚を設置しようとなると、オーダー注文になってしまい2万円~3万円はかかってしまします。
そう考えるとかなりおしゃれでコスパの良い収納棚が作れたと思います。
DIYで作ったキッチン収納棚に合う食器を準備
作ったキッチン収納棚に合う調味料ケースやコップを準備します。
調味料入れとコップは統一したいので100均で調達。大き目の保存容器はニトリで調達します。
ケースはシルバー調で揃えました。
木の蓋の方が好きという方は、ニトリで揃えられるので、100均にはいかなくても良いと思います。
塩コショウ、ブラックペッパー、ほんだし、コンソメ、バジルなど
調味料を100均のケースに移していきます。
我が家の近くの100均には、シルバー調の大きな保存容器が売っていなかったので、大きな保存容器はニトリで調達した物です。
コーヒー豆や、お茶葉、紅茶、アーモンドなどを補完しておきます。
中くらいのケースには、角砂糖を入れました。
コーヒー用でミルクなどを準備しても良いかもしれませんね。
DIYで作ったキッチン収納棚に食器を飾る
ガスコンロに近い左下には調味料を置き、上の230mmの段にコップを飾ります。
最上段の正方形に作ったスペースには、アーモンドやお菓子などを出す用の小皿を置きます。
あえて狭く仕切ることで、目がいきやすくなるので、観葉植物などを置いても良いかもしれません。
バルミューダのポット、sirocaのコーヒーメーカーをセッティングしたらキッチン収納棚の完成です。
キッチン出窓におしゃれな収納棚はDIYできる!
横幅が1820mmと少し大きすぎるかなと心配でしたが、実際に物を置いてみると丁度良かったです。
調味料やコップが追加されても、奥行き180mmある1×8材を使っているので、余裕で増やすことができます。
カウンターテーブルが目の前にあるので、ソーダストリーム、コーヒーメーカー、ポット、にコップ類をメインに収納してみました。
こちら側の出窓は、飲み物系の充実したスペースにして、キッチン正面の出窓は流し場もあるので食器類専用にしたら使い易いと思います。
カウンターテーブルを作ってからDIYが止まっていたキッチン。
カウンターテーブルに合わせて作った収納棚は、カーテンしかなかった壁際の雰囲気をガラッと変えてくれました。
引き出しに収納するのも良いですが、あえて見せるように棚に飾るのも良いですね。
今回の作業工程は動画でもまとめているので、より詳細が気になる方は動画をご覧ください。
木材だけで作ることができるので、是非みなさんもキッチン回りをおしゃれな収納スペースにしてみてください。
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