セルフリノベーションを初めて3カ月。
キッチンに家具が無く、寂しい状況だったのでカウンターテーブルをDIYで作りたいと思っていました。
キッチンにカウンターテーブルをどうやって作ればいいのかアイデアはまとめていたのですが、セルフリノベーションが落ち着くまでカウンターテーブルの作業に取り掛かれていない状況でした。
合わせて読みたい
玄関の作業が終わり、作業が落ち着いたのでカウンターテーブルをDIYで作りたいと思います。
- カウンターテーブルのサイズを決める
- カウンターテーブルを作るのに必要な道具
- おしゃれなカウンターテーブルの作り方(方法)
- おしゃれなカウンターテーブル完成後のキッチン
1万円で作れるカウンターテーブルの動画を見たい方はコチラ
キッチンに置くカウンターテーブルのサイズを決める
設置する場所はキッチンの出窓横。

カウンターのサイズはかなり悩みました。
出窓に掛かるように高さを出すか、奥行きは600mmくらいが丁度いいんじゃないかなど、どのサイズが最適なのか全然わからない状況。
最適なサイズを調べていると
- ローカウンター:(カウンターの高さ730mm程度、椅子の高さは420mm程度)
- ミドルカウンター:(カウンターの高さ950mm程度、椅子の高さ650mm程度)
- ハイカウンター:(カウンターの高さ1050mm程度、椅子の高さ750mm程度)
の3種類に分けられるみたいです。
参照:暮ラシノオト
座った時ギリギリ脚のつま先が付く高さになるミドルカウンターの高さで「横幅2300mm、高さ95mm、奥行き55mm」で作ろうと思います。
キッチンに置くカウンターテーブルを作るのに必要な道具
- 天板に使う2×4材
- 2×4材を固定する集成材
- 土台になる角材
- 土台になるニトリのカラーボックス
- カラーボックスの背面を隠すベニヤ板
- 塗料

天板は2×8で厚みを確保
2440mmの集成材を使うか悩みましたが、集成材だと厚さが25mmくらいしか出せない。
カウンターテーブルの天板は厚みを出したかったので2×4を天板にすることにしました。
奥行き55mmということだけ決めて、ホームセンター「ハンズマン」へ買い出し。

奥行き90mmの2×4を探していましたが、奥行き180mmの2×8を見つけ、それぞれ並べ比べて雰囲気を確かめました。
2×8を3本並べた雰囲気が好きだったので、当初の予定を変更してカウンターテーブルの天板を2×8に変更。

ニトリの高さ88㎝のカラーボックスは土台に
東京に住んでいた時に使っていた、ニトリのカラーボックスを有効活用しかったので土台にすることに。
土台を作る手間も、棚を作る手間も省けますし、値段が1つ1,000円ちょっとという所もカウンターテーブルを作るうえで魅力的でした。
カラーボックスの背面をベニヤ板で化粧
カウンターテーブルの土台はキッチンの壁と合わせるためにベニヤ板の化粧板を使います。

強度を保つために角材と集成材を準備
天板の2×8の板を面で固定するために集成材を下に敷いてビス止めします。

塗装はワトコオイルのダークウォルナット
部屋の家具は全てダークウォルナット色に統一しているので、今回もダークウォルナットを塗装します。

ここまでで必要な道具はすべて揃いました。
いよいよカウンターテーブルをDIYで作っていきます。
キッチンに置くおしゃれなカウンターテーブルの作り方(方法)
カウンターテーブルを作る手順を書いていきます。ヤスリ掛けや塗装に関しては同じようにインテリアを作った時に詳しく書いているのでそちらをご参照ください。
手順①カウンターテーブルに使う天板をカット
2440mmサイズの規格なので、2300mmにカットします。(天板はハンズマンでカット)

手順②仮置きしてサイズを確認
下調べはしたものの、実際のサイズ感や完成形のイメージを固める為に天板を仮置きして雰囲気を確かめます。

脚は38mmの角材で格子状で作ろうと考えていたのですが、仮置きで見た時にちょっとクドイ感じがしたのでやめました。
部屋に入った時、カウンターテーブル全体を目立たせたいので、脚は20mmの角材でスラっとさりげなく支えるようなデザインに変更。

仮置きをやらずにそのまま作っていたら、後悔していたかもしれないので仮置きはやっておいた方がいいですね。
手順③塗装前にヤスリ掛け
240番の表面を整える用の中目ヤスリを使います。
ヤスリは簡単に取り換えれるロールタイプがおすすめ。ホルダーのサイズと合わせて買えばずっと使えます。
全面をヤスリ掛けします。

布で木屑を拭き取ります。

表面が滑らかになったら下準備は終わりです。
手順④天板をワトコオイル(ダークウォルナット)で塗装
部屋の家具をすべてダークウォルナット色で統一しているので、カウンターテーブルの天板もダークウォルナット色に塗装します。


手順⑤脚をアイアンペイントで塗装
天板の塗装が乾く間に脚の準備をします。予定していた38mmの角材から20mmの細い角材に変更。

長さを合わせ、天板と同じようにヤスリ掛けしてアイアンペイントで塗装します。

アイアン塗装が終わったら、2回目のワトコオイル塗装。
手順⑥ウェット研磨で仕上げ
2回目の塗装は耐水サンドペーパーを掛けながらの作業になります。(耐水加工されているので水に濡れてもやぶれにくくなったサンドペーパーのこと)
ウェット研磨をすることでオイルと木くずが混ざった状態のものが木材の凹みに入り、滑らかな表面になり、綺麗なツヤのある仕上がりにしてくれます。

2度塗りすると色がしっかりと乗ります。
手順⑦土台と脚の準備
天板を乾かしている間にアイアンペイントで塗装した角材を組み立てます。(アイアン塗装は1時間くらいで乾きます)
アイアンペイントで塗装した脚に「木が割れにくいビス」を打ち込んで固定します。
※角材が20mmと細いので太いビスや溝が深いビスだと割れやすいので「木が割れにくいビス」がおすすめです。


手順⑧カラーボックスの背面にベニヤ板を固定する
カラーボックスの背面が茶色のベニヤ板なので、壁の色と合わせるために白で化粧されたベニヤ板を使います。

ベニヤ板は厚さ3mmなので、ネジは15mmの極細を使います。
カラーボックスの両端の太い木にネジが刺さるように取り付けます。

手順⑨カラーボックスの天板に集成材を固定する
カウンターテーブルに座った時、膝が入る部分は15mm取りたかったので2×8を固定するために集成材を使いました。

集成材ではなくアンクルブラケットで固定してもいいと思いますが、強度が心配だったのでカラーボックスと集成材を固定して、さらに集成材と2×8を固定する形で取り付けました。

カラーボックスの端の木にネジが刺さるように距離を測っています。
手順⑩天板とカラーボックスと脚を固定する
土台となる集成材が固定できたら、塗装した2×8材を設置します。
天板にネジが見えるのが嫌なので、カラーボックスの裏から51mmのビスを使って固定します。

カウンター越しに座る部分の2×8材は、集成材の下からビス止めします。

カラーボックスと天板の固定はバッチリです。
次は事前に準備していた、アイアン塗装の角材で2×8材を支えます。

金折りを取り付けるので、脚を固定する位置を測り設置します。

2×8材の天板にビスを1本ずつ固定するように、アイアン塗装の角材を取り付けます。

このまままでは左右に不安定なので、金折りで強度を保ちます。

キッチンに置くおしゃれなカウンターテーブルをDIY!
ロの形をした脚がシンプルで良いですね。
土台になっているカラーボックスは壁の色と合わせていますが、黒色にすればもっと男前な印象になりそう。


木目が綺麗なカウンターテーブルが完成しました。やはり天板は厚みがある方がカッコイイです。


私の身長が180㎝あるのですが、ちょうど腰当たりにカウンターテーブルの天板を設置しています。

普通の机だと少し低いと感じるので、カウンターテーブルの高さは私の身長だと最高に作業がしやすい高さです。

おしゃれなカウンターテーブルを作るのに掛かった費用
- 天板:3,750円
- 角材:500円(1本250円)
- カラーボックス:2,750円
- 固定板:1,500円
- ベニヤ板:800円
- ヤスリ・オイル・ネジ:1,000円
ワトコオイルは1L缶を1/3使ったので800円、ネジやヤスリで200円と見ています。
天板が2300mmとかなり大きいサイズで作ったので、1840mmの2×4を使えば天板費用は半分に抑えられます。
DIYに掛かった時間は2日。ワトコオイル塗装を乾かすのに時間がかかるので乾かす時間を除けば6時間くらいで作ることができます。
2mを超えるサイズのカウンターテーブルを買おうと思うと、8万~10万はかかってしまいます。
カウンターテーブルがあるキッチンに憧れているけど費用で悩んでいる人は、1万円でこのクオリティーが作れるのでオススメです。
カウンターテーブルに憧れている人は自分好みのサイズに合わせて是非一度作ってみてください。
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ワトコオイルで塗装したカウンターテーブルに水性ウレタンニスを重ね塗り!
※2019年5月13日追記
カウンターテーブルを作って半年経過し、天板の色あせが気になってきました。
これから食事をする機会も増えてくるので、表面に薄い被膜を貼るウレタンニスを塗ろうと思います。

ワトコオイルやブライワックスにウレタンニスの重ね塗りはどうなのか?という疑問がネットでもちらほら書いてありましたが
画像付きで明確な答えが無かったので試してみようと思います。

奥一列はすでに水性ウレタンニスを塗っています。
この画像を見ると、どれだけ色あせていたのかがわかりますね。

前面に水性ウレタンニスを重ね塗りしました。
オイルに水性を重ねるのはどうなのか?という疑問はありましたが、ワトコオイルに水性ウレタンニスを重ね塗りしても全然問題ないですね。
ワトコオイルの天板は水に強くなかったので、水性ウレタンニスで表面をコーティングすることで安心して使う事ができるようになりました。
僕はテカテカした表面があまり好きではないので、つや消しタイプの水性ウレタンニスを使いました。
カウンターテーブルで食事をされることが多い方は、最後の仕上げに水性ウレタンニスを重ね塗りしてみてください。
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