セルフリノベーションした部屋の押入れは、ペンキで真っ白にしていましたがおしゃれな収納スペースにリメイクしたいと思います。
押入れの中に、吊り下げハンガーラックや収納棚を作って洋服を見せるようにディスプレイし、鏡を置いて身だしなみをチェックできるようにします。
イメージはショップの試着室のような感じで作っていきます。
押入れ収納をおしゃれにする材料
- ステンレスパイプ 2本(750mm)
- 2mのヒモ 2本
- 金折 4個
- 2×4材 1本
- ディアウォール 2個
- 棚支えるヤツ 4個
- パイン集成材(400mm×910mm×18mm)
- 端材 (脚用)
大きく分けて、吊り下げハンガーラック用と棚を作る用です。
押入れの両サイドに棚を作りたいので、幅400mmの集成材を用意しました。残りは端材でどうにかしたいと思います。
DIYで押入れをおしゃれにリメイクする手順
押入れに吊り下げハンガーラックを作る
押入れの中にハンガーをかけれる場所が無いので作ります。
押入れの中に突っ張り棒を取り付ければ簡単にハンガーを掛けれるようになりますが、ショップとは程遠い雰囲気になるので吊り下げハンガーラックを取り付けます。
押入れの左右にハンガーラックが欲しいので、2mのヒモを2本準備しました。
ヒモを固定する金折を4個準備。
ヒモを結んで固定できればOKなので形や大きさはこだわりはありません。
素材や大きさで値段が全然違うので、僕は安い250円のものを使います。
まずはヒモを固定する金具を押入れの太い木に固定。
固定位置は、ハンガーを掛けた時に肩が壁に当たらない位置を測って取り付けました。
金具の向きは横向きでも縦向きでもどちらでも大丈夫です。
吊り下げハンガーラックの作り方はいろいろ種類がありますが、今回はステンレスパイプを使って作ります。
リビングにも吊り下げハンガーラックを作りましたが、その時は木材を使ったので今回はパイプを使う事にしました。
※2000円でおしゃれな天井吊り下げハンガーラックを自作!【簡単DIY】Vol.11
750mmのパイプに2mのロープを通して吊り下げれるようにします。
ハンガーラックなのでそんなに重い物はかける予定はありません。※ヒモには安全使用荷重のkgが決まっているので、服の量に合わせてヒモは選んで下さい。
僕は10着ほどしか掛けない予定なので、PEロープの安全使用荷重31㎏の白色を選びました。
押入れに固定した金具にロープを結びつけていきます。
ロープは長い方が固く結べますし、長さ調整が簡単にできるので2mにしています。
長すぎて結び目がダサい!と思う人は結んだ後にハサミでカットしても良いです。
押入れに合わせて収納棚を作る
押入れの右側にはハンガーラックを取り付けたので、左側には2段棚を作ります。
築40年の中古物件の押入れは、板やコンパネではなく土のようなものが固められていて、釘やビスを打ち込むことができません。
なのでディアウォールを使って柱を作り、棚を固定しようと思います。
押入れ全体にディアウォールを取り付ければ簡単ですが、柱が目立つのは嫌だったので押し入れの丁度真ん中(柱の裏)に取り付けます。
ディアウォールを取り付ける分40mm短い位置に印をつけておきます。
ディアウォール用の2×4材、脚用の木材、天板とひたすらカットします。
普通はサイズを決めて取り掛かるんでしょうが、完成イメージが固まっていない状態で作業に入るので、その場その場で決めながら作業しています。
なので、ホームセンターでカットしてもらわず、木材をそのまま持ち帰ることが多いです。(家でカットできないものはホームセンターでやってもらいます!)
カットした木材を塗装します。
押入れを真っ白にしているので、ディアウォールに使う2×4材も白に塗装。
棚の脚に使う木材はアイアンペイントで黒に塗装します。
天板もヤスリ掛けして表面を整えたら、「ブライワックス」と「OLD WOOD WAX」で塗装します。
他の家具と色を合わせるためにまずはブライワックスのクリアカラーで塗装。
ブライワックスが乾いたら「OLD WOOD WAX」を重ね塗りします。
低い位置に取り付けるので、裏面は塗らずに表と横しか塗装しませんでした。
押入れに収納棚を取り付ける
まずは塗装した2×4材に「ディアウォール」をはめます。
ディアウォールは上にバネがある方を取り付けて押し込むように設置します。
※ディアウォールの取り付け方は別記事でまとめているので気になる方は下記リンクを参照してください。
ディアウォールと有孔ボードを使って棚をDIY!取り付け方法と手順をレビュー
ディアウォールを柱の裏に設置したら、棚受けの位置を決めます。イメージは大きさの違う収納棚を上下に並べてショップに置いてある棚です。
下段は床ギリギリに取り付けたかったのですが、ディアウォールが邪魔で予定より7㎝も高くなってしまいました・・・しょうがないので、上段もその分上にズラします。
「400mm×910mm×18mm」の天板をひっくり返して、棚受けを付属のビスで固定します。
天板が18mmのですが、ビスがギリギリ付きださないくらいの大きさだったので、18mmより薄い天板だとしっかり固定できないと思います。
棚受けを取り付けた天板をディアウォールに固定しようとしましたが、安定せず上手く設置できませんでした。
なのでパレットを作った時の端材を積み重ねて、棚受けを支えて固定しました。
上段も同じように棚受けを天板に固定します。
上段の大きさは下段の収納棚よりも幅を10㎝小さくした「300mm×910mm×18mm」を使います。
上段も同じように端材で棚受けを支えるようにして固定します。
押入れの奥の壁にピッタリ平行になるように設置できました。
洋服をディスプレイした時に目立たせたかったのと、取り出しやすくしたかったので下段の収納棚は大きくしました。
ここで完成でもよかったのですが、奥の壁側にもう一つ天板を取り付けます。
本当は1枚板でL字の棚を設置したかったのですが、その場合「910mm×600mm×18mm」とほぼ正方形のような板が必要で値段がめちゃくちゃ高くなるので、妥協して同じパイン集成材をカットした物を取り付けました。
押入れにアイアン塗装脚を取り付けた収納棚を作る
反対側にも収納棚を作ります。
こちら側の壁はディアウォールを取り付けると、2×4材が目立ちすぎるので高さ30㎝の直置き収納棚にします。
「アイアンペイント」で塗装した木材を天板に固定するのですが、どうやって固定するかを決めておらず悩みました。
カウンターテーブルを作った時は「ロ」の形にしましたが今回は「コ」の形しかできないので、天板に1×4材の端材を見えないように取り付け、それに塗装した脚を固定します。
※カウンターテーブルを作った記事は下記です。
1万円でキッチンにおしゃれなカウンターテーブルをDIY!ニトリのカラーボックスで作る方法
塗装した脚の固定は、黒の「木が割れにくいビス」を使います。
側面から1×4材に打ち込んで脚を固定します。
天板からビスを打つより、横の強度が強くなりますし天板の見た目も綺麗です。
黒のビスとアイアンペイントの組み合わせては、ビスが殆ど見えなくなるのでおすすめです。
直置き収納棚を押入れに設置して強度を確認したら完成です。
壁際にネクタイやハンガーを掛けれるラックを設置
押し入れの右側は洋服ディスプレイ用として活用しますが、左側は着替える時にハンガーを掛けたり小物を置いたりする場所にします。
壁際スレスレの所に吊り下げハンガーラックを設置し、ネクタイやハンガーを掛けれるようにし、収納棚の上段には無印良品の収納ケースを置き、ベルトやネクタイを収納しています。
空いているスペースには、名刺入れや時計などを置いたり、その日着替える用の服を置いたりできるように開けています。
押入れのリメイク完成!おしゃれなショップのような収納スペースにDIY
DIYで何もなかった押入れをショップのような雰囲気にリメイクしました。
ネクタイやベルトやスーツなど、ビジネス系の方でも使い易い空間として使用できますし、女性のワンピースなどを掛けても余裕を持てるハンガーラックと、ハンドバックや化粧品なども十分置けるスペースがあるので、男女どちらも使い易いと思います。
鏡は180㎝の僕でも余裕で使えるように、「横幅66㎝ 縦166㎝」のジャンボサイズを設置しています。
押入れの中に鏡を設置することで、押入れだけで身支度が整えることができます。
時計や名刺入れなどは収納棚に直接置いてますが、小物を入れれるケースを用意しても良さそうですね。
DIYで押し入れをおしゃれ収納スペースにリメイク
押入れをおしゃれ収納スペースにリメイクした作業風景を動画にまとめているので、こちらも良かったら覗いてみてください。
今回はショップのようなおしゃれな押入れにリメイクしましたが、押入れのリメイクアイデアは他にもたくさんあります。
ディアウォールやラブリコを使って、押入れに柱を作ればもっと簡単に収納棚を取り付けられます。
吊り下げハンガーラックは高さを変えれるので、ロングコートなどが増えてきた場合などでも高さ調整できるので安心です。
押入れを有効活用できていない、もっとおしゃれに使いたいという方はぜひ押入れリメイクしてみてください。
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