今回のVol.32で塗装が完了。
前回壁を全面塗装したので、今回は押入れ・扉・柱・出窓の4カ所を塗装します。
そして、この今回の目的「モルタル風の塗装」に着手します。
全ての工程を写真を交えながらお伝えします。
ペンキだけでモルタル風に塗装する作業風景を動画にしています
押入れにシーラーを塗って塗装の準備
部屋全体をグレーで塗装し終わったので、押し入れ・扉・柱・出窓の塗装に移ります。
部屋の真ん中に位置する物は、白で統一しようと思っています。
両サイド上下がグレーの壁で、センターラインの押し入れ、柱、出窓に差し色の白を入れる感じです。
白ペンキで塗装する前に、カチオンシーラーでヤニ止めをしておきます。
全面グレーにするか悩んでいますが、最初の予定で白にすると決めていたので1回白を塗ってみます。
微妙だったら上からグレーを塗れば良いですしね。
シーラーが乾いたら白ペンキで塗装
シーラーを塗って3時間置きました。凹んでいる部分にパテを入れて白ペンキで塗装します。
築年数が古い物件だとシーラーを塗らないと、木からヤニがでて本当に大変なことになります。
1回経験しているので、塗装するとなったら、まずシーラーを塗ってからという行動が身につきました。
柱、押し入れ内の天井、廻縁、全て塗装します。
木を残さず、完全に真っ白にすることで部屋に奥行きがあるように見せたいんです。
白の塗装は1回目はあまり乗らず仕上がりが微妙な感じになります。
僕は、白ペンキを使う時は最低2度塗り、気になる所は3.4回重ね塗りします。厚みを出すことで滑らかな壁紙のような壁に仕上げることができます。
天井との境目はグレーと白で綺麗に分けます。
押し入れの中だけ白にして、柱や押し入れ周りの太い木はグレーにするか、かなり悩みました。
白で塗装して、奥行きを感じなかったらグレーにするか考えようと思います。
反対側の壊した押し入れも白に塗装します。
部屋の中心の柱も白で塗装
柱もシーラーを塗って3時間置いてます。
この柱は壁の真ん中にあった柱で、両サイドに砂壁が付いていました。
壁を刺さる為に釘がめっちゃくちゃ打ち込まれているので、パテでしっかり穴を埋めないと白で塗装しても黒い斑点だらけになってしまいます。
全面を1回まんべんなく塗ります。
間柱がはめ込まれていた隙間は埋めずに、このまま白で塗装します。
1回目の塗装が乾いたら、2回目の重ね塗りをします。
部屋中心でグレーの部屋に白のアクセントになるので、3.4回重ね塗りして白を濃くしておきます。
押入れ中段の床を白の化粧ベニヤで補強
押入れ中段の床が少し痛んでいるので、上から白の化粧ベニヤで補強します。
白ベニヤを使えば、塗装する手間も省けますし、強度も上げれるので安心して物を置けます。
ここにはテレビを設置する予定なので、そこまで強度はいりませんが、念のために補強しておきます。
ミルクペイントで扉を黒に塗装
床と壁がモルタル風なので、扉は黒にして空間を引き締めようと決めていました。
黒のペンキはなんでもよかったのですが、前々から使ってみたかった、ターナーのミルクペイントを購入。
ミルクペイントはDIYを気軽に楽しむ為に原料にこだわったターナーのオリジナルペイントです。
ターナーのアイアンペイントがめっちゃくちゃ使い易かったので、今回もターナー製のペンキを選びました。
凄いまったりとして濃い黒です。墨汁みたい。
アイアンペイントと同じで、まったりとしていて、Imagine Wall Paintと比べると伸びがありませんが、その分色が濃くしっかり色付く感じがします。
端の方は扉を開けて塗装。全体的にムラができないように2度塗りします。
壁紙を剥いだ後に比べると、めちゃくちゃカッコイイです。重厚感があります。
グレーの壁に黒がスッポリと収まっている感じが理想通りです。
床がコンパネなので雰囲気が出ませんが、照明と床材がそろえば見違えるはずです。
最初は、扉の黒と合わせて出窓の枠も黒にしようと思っていましたが、それだと部屋が重くなりすぎそうなので断念しました。
やっぱり白で少し部屋を軽い雰囲気にした方がよさそう。
出窓を白で塗装
部屋の雰囲気を軽くするために出窓は白で塗装します。
出窓前にベッドを置く予定で、部屋の印象に大きく関わる所なので、黒にするかグレーで塗装してもいいのではないかと、一番悩んだ場所です。
出窓もプリント合板なので、塗装前にミッチャクロンマルチを吹きかけます
1回の塗装だとムラができるので3回重ね塗りをします。
出窓周りの木は少しヤニが出てしまっているので、改めて塗装し直しです。
パテで錆止めした壁を塗装
Youtubeで、錆びているビス頭は錆止めしないとすぐに錆が浮いてくるとコメントを頂いたので、塗装した上からパテを塗って錆びが浮き出てくるのを防ぎます。
本来は塗装前に行う作業なのですが、やらないよりやった方が良いと思い、塗装の上からパテを塗りました。
ネジ頭の錆にじみを防ぐためにパテをした箇所を、同じ塗装のグレーで塗装しなおします。
出窓がある壁も塗装。
窓側の壁も同じく塗装しなおしです。
まだ少し乾ききってませんが、これですぐに錆が浮き出てくることは無いと思います。
良い仕上がりです。
グレー塗装した壁に、色違いのグレーでグラデーションを付ける
壁に塗装しているのがImagine Wall Paintの「ティンボット」色。薄いグレーです。
グラデーションを付ける為に、1トーン暗いグレーの「ストーンヘンジ」を使います。
モルタル特有のムラを出したいので、ハケで塗るらずにスポンジでポンポンと叩いて、タオルを使ってこするように色を伸ばす感じで塗っていきます。
付けた瞬間、色が濃すぎるのでは・・・と思いましたが、まんべんなく塗らないと雰囲気が分からないので塗り進めました。
ある程度塗った所で、思っていたモルタル風と全然違う状態に・・・
「ティンボット」のグレーの雰囲気が良かっただけに、やらなければよかったと後悔。
始めに塗った濃い部分を、混ぜて薄くしたペンキで塗りなおします。
なんとか修正でき一安心。
色が濃くなり過ぎないように、「ティンボット」と「ストーンヘンジ」を混ぜながら調整して塗り進めます。
色が足りないところは、スポンジで叩くように乗せて、タオルで伸ばします。
乾いてくると色が濃くなるので、そこに「ティンボット」色で薄く上塗りしてタオルでかすれさせます。
塗料を薄く塗って、タオルで伸ばすの繰り返し。
元和室側の壁にもスポンジで色を付けて、乾いて濃くなっている部分に「ティンボット」色で調整。
ペンキだけでモルタル風の塗装ができました
最初は絶望的でしたが、最後はなんとかまとまりました。
薄くて見えにくいかもしれませんが、いい感じにモルタル風に仕上がっています。
↓の画像(他の壁)と比べるとわかりやすいと思います。
和室の壁と天井をモルタル風に塗装して洋室に!
当初の、和室を洋室に変えるという目的は達成できました。
1部屋目のセルフリノベーションの時もでしたが、最初の面影を全く感じないくらい別の部屋になってきました。
シルバーのコンセントもいいアクセントになっています。※途中で柱をグレーに変更しました。
押入れは、窓からの光りが入り明るく見えて白にしてよかったです。白は奥行きがあるように見えますね。
他の壁は明るめのグレーで綺麗なままにしておきます。全体を2度塗りしているので質感は前回の記事より良くなっています。※詳しくは動画を見てください。
今回は廊下側の壁しかモルタル風にしませんでしたが、インテリアに合わせて他の壁も塗装する予定。
次回は照明を取り付けたいと思います。
次の記事>>リモコン操作可能なダクトレール照明を取り付ける|ライティングレールVol.33
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