1人暮らしが長いといろいろ料理をせざるを得ませんが、料理を作った後の後片付けが面倒。
なので、なるべくお皿を使わずに生活できるように、ちょっとした食材を切る時、切った食材をそのまま出したい時に使えるような、おしゃれなカッティングボード・まな板が欲しいと思います。
築40年の物件をセルフリノベーションしているセーチ(@DIY_se_chi)です。
そんな面倒くさがりな僕ですが、100均のまな板やプラスチック製のまな板だと物足りなさを感じてしまいます。
なので料理をする時にサッと使えて、かつ木材で本格的なおしゃれカッティングボード・まな板を作りたいと思います。
カッティングボード・まな板に使う木材選び
今回準備した木材は4種類
- クルミ
- シラカバ
- ブラックウォルナット
- さくら
カッティングボード・まな板に適した木材は、「・ヒノキ・イチョウ・青森ヒバ」など包丁を傷つけないかつ耐水・抗菌作用がある木材が使われる事が多いです。
しかし、ホームセンターに行くとそれらの木材は販売されていません。
あっても大きいな杉の一枚板が販売されているくらいで、カッティングボード・まな板に適しているとはいいがたいです。
そこで、「・ヒノキ・イチョウ・青森ヒバ」ほど優秀ではないですが、ネットでメーカーが販売してた、「・シラカバ・くるみ・さくら」をネットで注文して用意しました。
カッティングボード・まな板に使う木材の状態
みみ付きのクルミの木。
木目が綺麗で軽いのが特徴です。
形がいびつで面白いカッティングボードが作れそうだと思い選びました。
カバの木。
クルミよりは重く詰まってる感がカッティングボードっぽいです。
片側にみみが付いていて、オーソドックスなカッティングボードでも味が出せそうと思い選びました。
左がブラックウォルナット、右が山桜の木。
全て薄い色だと面白くないと思い、ブライウォルナットを頼んでみました。
桜の木は厚みが30㎝あり、ちょっとカッティングボードには厚すぎました。
カッティングボード・まな板のデザインを決める
今回用意した木材は一枚板なので、大きいものから小さいものまで様々なデザインが可能です。
大きいですが、形がいびつなシラカバからは、みみを活かしたデザインのカッティングボード・まな板を。
クルミの木材は真っ直ぐなので、持ち手が付いたデザインにしようと思います。
ブラックウォルナットは小さいサイズなので、台形のようなデザインにしようと思います。
木材にデザインを下書きして丸ノコとノコギリでカット
カッティングボード・まな板のデザインに合わせて、木材に鉛筆で下書きをしました。
持ちてはどのくらいのサイズがいいのか、小さいサイズはどのくらいまでが許容範囲なのかなど結構悩みました。
下書きしたらカットの準備
下書きに沿って丸ノコでカットします。
なるべく真っ直ぐ切りますが、後ほどナイフで削るのでそこまで神経質にならずに、ザっとカットします。
持つ部分のあるデザインは、丸ノコで切れ目を入れます。
丸ノコだと切りおとせないので、最後は手ノコで切断。
カッティングボード・まな板の形をナイフで整える
全部で10枚程、カッティングボード・まな板のパーツが取れました。
出来上がりが楽しみです。
キャンプで使っていたブッシュクラフト用のナイフを使って、カッティングボードの角や持ちてを削って形を整えます。
完成イメージがなだらかなカーブをしたデザインなので、ある程度の所まで削ります。
木材の種類によって削りやすさが違います。
ブラックウォルナット、クルミは軽い感じですが、カバの木材は少し硬いです。
購入する前は、木材なんてなんでもいいだろうと思っていましたが、確かに柔らかい木材だと、食材をカットした時にすぐに傷がついてしまうなと思いました。
その点、カバの木材は程よい硬さなので、カッティングボード向きだと思います。
カバの木材を削った感じはこんな状態です。削り後が目立ちますが、後ほどヤスリを掛けて整えます。
クルミを木材を削った感じはこんな感じです。
みみ部分がアクセントになっていい感じです。
持ち手の所は、根本を細くしたいのでかなり削ります。
ひたすら削るだけの作業なので、結構つらいです。この感じは本棚を作った時ににているかもしれません。
※移動できる本棚をDIY!木材をひたすら組み立てて40個の箱を作る!
クルミの木の持ち手部分は弧を描くようにして削ります。
DIYでカッティングボード・まな板の持ち手に穴を開ける
紐を通したり、指を通して持ちやすくするために、カッティングボードの一部に穴を開けます。
今回使う道具は木工用の12mmと21mmのショートビット。
持ち手の無いカッティングボードは21mmのショートビットを使って穴を開けます。
持ちやすくするという意味合いもありますが、穴が空いている方がデザイン的にもカッコイイ好きなので、大き目の穴を開けます。
持ち手があるカッティングボードは12mmの細い方で穴を開けます。
指は通りませんが、革や麻などのヒモを通すと雰囲気でそうです。
今回あ12mmと21mmを使いましたが、ショートビットは8mmや24mmなど、もっと小さいサイズや大きいサイズもあるので好みの大きさを使ってください。
※僕の場合は、測って12mmと21mmにしたわけでは無く、だいたいこのくらいかなという感覚で選びました。
カッティングボード・まな板の表面と形をヤスリで整える
カッティングボード・まな板の表面は加工する前の状態でザラザラしているので、ヤスリ掛けします。
今ままで作ってきたインテリアはヤスリホルダーを使っていましたが、今回は個数も多くプレゼントする用なので、電動サンダーを購入しました。
ヤスリは粗目の60番と仕上げ用の320番を使います。
まずは60番の粗い番目で、ナイフのガタガタをなだらかにしていきます。
見違えるほどツルツルになります。
ヤスリはある程度使っていると削れなくなので交換。
吸引穴があるので木屑を吸ってくれて助かります。
一通りガタガタした部分を整えたら、320番のヤスリに変更します。
320番のヤスリでは表面はもちろん、先ほど60番で削った端部分も含めて全てヤスリ掛けします。
ヤスリを掛けるとこんなにも色が変わって滑らかに仕上がります。
一通りヤスリ掛けを終えましが。
表面を320番で仕上げましたが、事前に60番のヤスリでもしっかりヤスリ掛けした方が良いことが分かりました。
※微妙な凹みなどが320番だと修復できないから。
カンナ掛けができるのであればカンナで表面を整えた後に仕上げようのヤスリ掛けをすると、より綺麗に仕上がると思います。
ショートビットで開けた穴の内側は、細工用のヤスリで削ります。
丸いヤスリを使って滑らかになるようにヤスリ掛け。
カッティングボード・まな板に焼き印を使って文字を入れる
カッティングボード・まな板にオリジナル製を持たせたかったので、焼印を作りました。
電気式のコテ用の焼印です。
電源を入れて5分経ったので、一度テストで押してみましたが、温まりきらずに全くつきませんでした。
今度は10分置いてみます。電気コテと焼印部分の色が変わってきました。
何度か押してみて分かりましたが、電気コテの温める時間と焼印を押し付ける長さで、印字の綺麗差が決まります。
テストでだいたいの感覚が分かったので、早速カッティングボードに押してみたいと思います。
まさかの失敗・・・下半分しか焼き目が付きませんでした・・・
原因は、電気コテが温まり過ぎて思った以上に煙がでてしまい、しっかり印字される前に離してしまったこと。
電源を切って少し冷ましてからもう一度。
まだ熱いようで、周りが少し焦げてしまっています。
1個目は失敗です。
2~3分時間を置いて2個目の焼印に挑戦。
先ほどよりは良いですが、まだ焦げています。
さらに冷ましてから3個目の挑戦。
だいぶいい色になってきましたが、右側の押し付けが弱く、綺麗に印字されませんでした。
回数を重ねるごとに良くなっていき、最後は納得仕上がりになりました。
カッティングボード・まな板に油を使ってオイルフィニッシュ
カッティングボードに油を塗ってオイルフィニッシュする前に、表面についた木屑を塗れたウエスを使って取り除きます。
2~3時間ほど乾燥させたら、いよいよ最後の仕上げです。
カッティングボード・まな板は食べ物を扱うので、普段DIYで使われるオイルは使用できません。
そこでカッティングボード・まな板の仕上げには、「あまに油、えごま油、くるみ油」など乾くと固まる性質のある植物性の油を使います。
どの油を使うか悩んでいたら、カッコイイ商品を見つけて一目惚れ。
あまに油、えごま油、くるみ油を混ぜた天然成分100%のブレンドオイルなので、口に入っても問題ない油だけを使用している安心の製品です。
値段も普通油の4倍くらいしますが、このステンレス製のデザインと2種類のブレンドオイルに完全にやられました。
木材の風合いをそのままに活かしたいなら、自然に染まる「あまにブレンド」
ウォルナットを思わせる風合いで少し茶色に染まるのが好みの方は「くるみブレンド」
僕は「くるみブレンド」を購入しました。
カバの木に塗ります。
木材が蘇るような感じで油が染み込んでいきます。
ブラックウォルナットにも油を塗ります。
カバの木とは違ってツヤが凄いです。より渋みがましてカッコイイですね。
クルミの木に油を塗ります。
今回選んだ木材の中でも一番軽くてカラカラの見た目から、程よくツヤがでてミミの部分との対比が良いです。
オイルフィニッシュで仕上げると焼印部分もより際立ちます。
油を塗ったら、1時間ほど乾かして完成です。
おしゃれなカッティングボード・まな板はDIYで簡単に作れる
1枚板から自分好みのデザインに加工してカッティングボードを作ってみましたがいかがでしたでしょうか。
1人暮らしで面倒くさがりな方や、家事に忙しい主婦の方向けの、お皿を使わずにサッと調理してサッと出せるようなカッティングボードができたと思います。
作っている時に気づきましたが、確かに木材によって柔らかさが違うので、包丁を傷つけない「イチョウ」や硬さが必要なカッティングボードには「オリーブ」などが適しているのかなと思いました。
「クルミ」と「ブラックウォルナット」は少し柔らかさを感じましたが、「カバの木」はなかなかいい硬さなので、なかなか入手しずらい「イチョウ」や「ヒノキ」が無い場合は「カバの木」を使うのがオススメです。
※カッティングボードを作っている作業風景を動画にまとめているので気になった方はコチラをどうぞ
自分好みのカッティングボード・まな板は簡単にDIYできるので、ぜひホームセンターなどで木材を見付けて作ってみてください。
次の記事>>【1万円でウォールグリーンをDIY】人工芝と100均のフェイクグリーンを使う作り方。
前の記事>>DIYで庭造り!荒れた雑草と木々を伐採し芝生と砂利で日本庭園風に Vol.41