築40年の物件をセルフリノベーションしているセーチ(@DIY_se_chi)です。
前回、窓枠やドア枠の古い木材を白いペンチと黒いペンキで塗装する所まで作業をしました。
今回は、壁紙の準備ができたので、天井からドアまで、部屋全体に壁紙を貼りたいと思います。
DIYで壁紙を貼り直すやり方・手順
ここまでの工程で壁紙を剥いだり、ドア縁を塗装したりしています。
事前に下準備が整っている状態からの手順で説明していきます。
手順①:壁紙を貼る面のサイズを測って必要な壁紙の数量を割り出す
壁の縦横の長さを測ります。
綺麗に収まれば最高ですが、だいたい1ヵ所狭くなるサイズになると思います。
画像の壁だと、縦240㎝の横に壁紙を4枚貼る計算になりました。
手順②:壁紙を貼るのに必要な道具を揃える
壁紙を貼るのに、ハケ、ローラー、コテ、カッターが必要になります。
僕は床を貼った時にセット品を購入しました。
DIYで床や壁紙を貼ってみようと思っている方は、セット品を購入しておいた方が良いです。
手順③:上下の切りしろ分を足した長さでカットし、生ノリが乾かないように折りたたむ
今回注文した壁紙はサンゲツののり付き。
白を少しくすませたようなグレイッシュな色です。(型番:SP9502)
裏面は、1マス10㎝の方眼になっており必要な長さを計算しやすいです。
上下に切りしろ分を追加した長さにしたら、のりが乾かないように折りたたみます。
床につくと汚れが付いてしまうので、床側は10㎝ほど折っておきます。
その後は、布団を畳むように、どんどん重ねていきます。
最後にのりが乾かないように蓋をするように閉じたら準備完了です。
※後ほど開くので、この時に綺麗に折らなくて大丈夫。
手順④:1枚目を壁側に貼る
今回は左の壁から貼っていきます。なので、貼る前に左側についているテープを剥がします。
※右から貼る人は右のテープを剥がしてください。
蛇腹折りになっている壁紙の端を掴んで全て広げます。
床側は折っているので気にせず床に落として大丈夫です。
壁紙の種類にもよりますが、サンゲツの壁紙は両サイドがカットする仕様になっていたので、左の壁を覆うように貼ります。
手順⑤:左側をハケで固定したら右側に空気を抜くように貼る
できるだけ真っ直ぐ貼った方が良いですが、カットするので、そこまで気にしなくていいです。
壁にベタっと貼り付けたら、ハケを使って空気を押し出していきます。
折りたたんでいた壁紙を伸ばして床ギリギリまで貼ります。
ここまでの作業で壁に壁紙を綺麗に貼れていると思います。
次の作業で壁際の切りしろ部分をカットしていきます。
手順⑥:切りしろ部分にヘラで節目を付ける
壁紙の切りしろをカットする前に、ヘラを使って節目を付けます。
これをやらずにカッターでカットしようとすると、角が取れずに、微妙にズレてしまう事があるので注意です。
手順⑦:節目部分に地ベラを添わせながらカット
節目を付けた部分に地ベラをグッと当てます。
地ベラを添わせながらカッターで切れ目を入れます。
手順⑧:カットした部分をローラーで圧着
カットした部分の壁紙を取ったら、ローラーで壁際を圧着します。
手順⑨:水を絞ったスポンジで壁についたのりを拭きとる
壁紙を剥がしたり貼ったりしていると、手にのりが付いてしまいます。
その手で壁紙を触って、そのままにしておくと汚れの原因になるので、壁紙についているのりを、水を絞ったスポンジで拭き取ります。
手順⑩:右側のテープを剥がしたら1枚目の貼り付け完了
最後に右側のテープを剥がしたら1枚目の壁紙貼りが完了です。
2枚目以降の壁紙貼りは、重なる部分に注意
2枚目以降も基本的には同じ作業の繰り返しですが、重ねて貼る部分の処理がでてきます。
重ねずに突き付けて貼る場合は必要ない作業ですが、柄を合わせたい場合などはこの作業が必要になります。
1枚目の壁紙と2枚目の壁紙が重ねっている部分に真っ直ぐカッターで切れ目を入れます。
※刃を離してしまうと、綺麗に仕上がらないので、一度やりだしたら最後までカッターで切れ目をいれてください。
カットした2枚目の端を剥ぎ取ります。
2枚目の下になっている、1枚目の切りしろ分を剥がします。
最後にローラーで圧着したら、切れ目が見えなくなるくらい綺麗に貼ることができます。
ドアや特殊な形の壁紙を貼るやり方
いびつな形をしてる壁には、事前にカットした壁紙を準備します。
ドアに壁紙を貼る時は、事前にドアノブなどを取り外し
壁紙を貼った後に取り付けます。
壁の一部に黒の壁紙を貼り直し、アクセントクロスとして仕上げる方法
グレイッシュな壁紙の他に、黒の壁紙を準備しました。
コチラもメーカーはサンゲツです。(型番:SP9592)
同じように壁紙を畳んで準備します。
壁紙を貼る前に、カッターの刃を交換します。
のりで切れが悪くなるので、頻繁に交換しないと、壁紙を破いてしまいます。
だいぶ作業にも慣れてきますね。
真ん中にハケを通して、両サイドに空気を抜くようにするとスムーズに貼れます。
エアコンの穴は、後ほど穴をカッターでくり抜くので、今は閉じてしまいます。
DIYで天井の壁紙を貼り直すやり方・手順
壁の作業が終わったので、天井の壁紙貼りに移ります。
天井は白で仕上げる予定でしたが、壁紙が足りなくなってしまったので、黒の壁紙を貼ってみようと思います。
黒の壁紙を天井に貼ると圧迫感がでて部屋が狭く感じるという意見を見かけますが、そこらへんの効果検証も含めてやってみたいと思います。
手順①:天井左右の切りしろ分を足した長さでカットし、天井の端から貼り付ける
天井の長さを測り、切りしろ分の長さを多めにとってカットします。
今回は、横向きに貼るので切りしろ分合わせて、長さは280㎝でとりました。
壁の作業とは違い、壁紙がまったく引っ付いてくれません・・・
いくらやれども引っ付かず、最初の1枚は破いてしまいました・・・
手順②:壁紙が剥がれてしまい、天井の壁紙貼りが上手くいかない場合は半分の長さでやってみる
どうやっても貼れなかったので、半分の長さでやってみることにしました。
150cmくらいの長さに壁紙をカットし、貼ってみた所上手くいきました。
手順③:切りしろ部分にヘラで節目を付けたらカッターで剥ぐ
後は壁と同じように、ヘラで節目を入れて地ベラとカッターで切りしろを剥ぎます。
手順④:廻縁などについたのりを水を絞ったスポンジで拭きとる
重なっている部分もカットしてしまえば分からないくらい切れに仕上がりました。
天井に壁紙を貼る時の重要なポイント・コツをまとめる
始めは、天井に壁紙が引っ付かずに、なんて難しい作業なんだと思いましたが
何回かやってみて、コツを掴んでしまえば、壁と同じように作業ができます。
大事なポイントは2つ
- まずは綺麗に貼ろうとせずに、とりあえず天井に引っ付ける。
- 引っ付けた後に少しずつ剥がしながら、よじれや空気を取り除いていく
最初は折りたたんだ状態で、真っ直ぐ綺麗に貼ろうとしていたので、すぐに壁紙が剥がれてしまい上手くいきませんでした。
途中から、壁紙を折りたたまずに伸ばした状態で、とにかくバッと雑に天井に貼り付けてみた所上手くいきました。
そこから半分剥がして、空気を抜きながら整えるというやり方で綺麗に貼れることに気づきました。
天井の壁紙貼りを半分の長さでやる場合、重なる部分に注意しながらカットする
何回かやってみると、コツも分かり半分の長さでなくても貼れそうな気がします。
繋ぎ目のカットは、一度刃がズレてしまうと、綺麗に仕上がらないので一番神経を使う作業です。
しかも、半分の長さで天井に貼っているので、真ん中は壁紙が3枚重なっている状態でめちゃくちゃ固いんです。
切れ目を入れた後、切りしろの壁紙を剥ぐときも慎重に剥ぎます。
万が一、切れ目が浅い場合、勢いよく剥いでしまうと壁紙が破れてしまうので、最後まで気を抜けません。
縦、横両方の重なっている分のカットが終わったら、ローラーで圧着します。
DIYでも壁と天井の壁紙を貼り直すことができる
初めての壁紙貼りで、最初は戸惑いましたが、後半はコツも掴みスムーズに作業ができるようになりました。
黒の壁紙は窓枠よりは薄い色でいいアクセントになっています。
グレイッシュな壁紙は白より落ち着いた雰囲気でコチラも気に入っています。
天井の壁紙貼りは、初めてだとかなり難しいと思いますが、2回目以降は貼り方もわかっているのでスムーズに作業ができると思います。
今までペンキでしか仕上げたことがありませんでしたが、壁紙を貼ると見違えるほど綺麗になりますね。
左の壁と天井を同じ壁紙にすることで、ツートンカラーな仕上がりになり落ち着いた雰囲気になりました。
天井の壁紙も薄い黒であればそこまで圧迫感がなく、落ち着いた仕上がりになるので良いのではないかないと思いました。
※作業風景を動画にまとめているのでよかったら見てください。
壁紙を貼る作業は難しいと思っていて、特につなぎ目部分は意味が分かりませんでしたが、やってみると意外と難しくないんだなと思いました。
敬遠していましたがやってみないことにはわからないですね。
壁紙を貼ってみたいけど難しそうと敬遠している方は、ぜひ挑戦してみてください。
前の記事>>窓枠とドア枠の木材をペンキで塗装!築45年の木材を白と黒の塗料でモノトーンに仕上げる#7