和室を洋室にする為には砂壁を隠す必要があります。
砂壁を隠す方法は何種類かありますが、今回は間柱を打ち込んで、上からベニヤ板を張る方法で作業をします。
モルタル風の部屋に仕上げるには、灰色の漆喰を使う手もありますが、玄関の砂壁を漆喰仕上げにした時の作業量と費用を考えてベニヤ板を張ることにしました。
砂壁の上にベニヤ板を張って壁を作る工程を動画にしています
砂壁の上に角材を打ち込んで間柱を作る
砂壁の上に壁を作るには、柱と柱の間に綺麗にベニヤ板をはめる方法か柱にベニヤ板を打ち込む方法があります。
砂壁に合わせてベニヤ板を張ると、どうしても和室感が残ってしまうので、少し出っ張りますが柱の上にベニヤ板を取り付けて砂壁を隠そうと思います。

ベニヤ板を直接張ると、真ん中がベコベコしてしまうので間柱を作ります。
柱の間を測って等間隔に角材を取り付けます。柱の高さと合わせる必要があるので、取り付ける角材は24mmの厚さを使いました。

ビスで打ち込んできいきますが、はじめに真ん中を止めて固定します。そのあとは上下に等間隔でビスを打ち込みます。

砂壁の裏にも間柱があるはずなのですが、場所が分かりずらく、何本か外してしまい打ち直しました。
砂壁裏の木にビスを打ち込まないと全く固定できないので、手でコンコンと叩いて場所を何度も確認しながら打ち込んでいます。
砂壁の上にベニヤ板を固定する前にコンセントを外しておく

砂壁の上に直接ベニヤ板を張ってしまったらコンセントも隠れてしまうので、間柱を取り付けたらコンセントを外します。
+-ドライバーで緩めれば簡単に外せます。外したらコンセントのコードが収納されているので、柱より前に押し出します。
※作業する時は、ブレーカーを落としてください。
砂壁の上に固定するベニヤ板にコンセント用の穴を開ける

次に、取り付けるベニヤ板にコンセントを取り付ける穴を開けます。
コンセント位置を上下測っておきます。

ベニヤ板に測ったサイズで印をつけます。コンセントカバーで隠れるので切り口は気にしなくて大丈夫です。

丸ノコで切れ目を入れたら、ノミで削り落とします。

ベニヤ板にコンセントを通して位置を確認します。
まさかの失敗。柱の端からコンセントの位置を測ってしまったので位置が合いません・・・柱の上にビス止めする3㎝を計算に入れてませんでした。
コンセントの横幅が4㎝くらいなので、コンセント1個分ずれてしまいました。

これではコンセントが固定できないので、やり直しです。違うベニヤ板に3㎝ズラして穴を開けます。

今度はバッチリでした。ベニヤ板はギリギリの枚数しか購入していないので、失敗したベニヤ板の使い道は後で考えます。
砂壁の上にベニヤ板を固定して壁を作る

4mmのベニヤ板をベニヤ板用のビスで固定します。
洋室のベニヤ板の厚さが4mmだったので、高さを合わせる為に4mmにしました。両サイドの柱と砂壁の上に取り付けた間柱に等間隔でビスを打ち込んで歪まないように固定します。

反対側の壁も同じようにベニヤ板を取り付けていきます。
先ほどコンセント位置を失敗したベニヤ板を合わせてみたら、コンセント位置がピッタリでした。嬉しい。

コンセントを外して前に取り出します。

コンセント位置はピッタリなのですが、ベニヤ板は裏側を使う事になるので少し残念です。

左右のバランスを確認して固定位置を決めます。

下から順番にビスで固定します。上がたわむので、1人で作業する時はちょっと大変です。

間柱の位置にビスを打ち込むと、歪んでいたベニヤ板がピシッと真っ直ぐになります。
間柱は1本でいいかなと思っていましたが、ベニヤ板を押しても全く凹まないので念のため2本入れておいて良かったです。
砂壁の上にベニヤ板を張って壁を作る ビフォア・アフター

ビフォア

アフター

ビフォア

アフター
和室の壁ができたので、やっと塗装作業に移れます。
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