砂壁を壊して部屋を繋げて、床を張替えて壁を作り、ようやく洋室らしくなってきました。
今回の作業は部屋全体の塗装です。モルタル風の部屋にする為に2種類ペンキを準備していて、どんな風に仕上がるか塗装前から楽しみです。
和室の壁をモルタル風に塗装して洋室化にする工程を動画にしています
部屋の壁紙を剥いで塗装の準備
いきなり塗装に入りたい所ですが、まずは壁紙を剥ぐ必要があります。
1部屋目のリビングの壁紙は、もともと白だったのでそのまま塗装しましたが、この部屋の壁紙は黄ばんでいて釘が錆びて浮き出てきているので、全て剥がしてまっさらな状態に戻します。
先にコンセントやカーテンレールは外しておいて、出窓周りやエアコン周りはカッターを使いながら丁寧に剥がします。
壁紙が上手く剥がれずに一部張り付いている部分は、カッターを使って切り取るように剥がします。
モルタル風の壁にするので、多少凹凸ができてもいいかなと思いましたが、1カ所剥がしてみると、リンゴの皮をむくようにシャリシャリ剥がせるので楽しくて全部取ってしまいました。
ゴミ袋2個分の壁紙を片付けます。カッターで削った壁紙が、かつお節みたいで集めるのが大変でした。
窓にマスカーを取り付けて事前準備完了です。
モルタル風の壁に塗装するペンキは「IMAGINE WALL PAINT」のGRAY TONE
モルタルの壁は、所々塗りムラができてグラデーションになってしまいます。
それを濃いグレーのモルタルと薄いグレーのモルタルで表現しようと思い、悩みに悩んで決めたペンキが「IMAGINE WALL PAINT」のGRAY TONE
カラー展開が凄まじく、グレーはグレーでも微妙な色の違いを出していて、僕好みの薄すぎず濃すぎないグレーの2種類を購入しました。
濃いグレーの「ストーンヘンジ」と薄いグレーの「ティンボット」の2種類を使う
壁一面に薄い色の「ティンボット」を塗ります。
そしてグラデーションを付ける為に、1段階濃いグレーの「ストーンヘンジ」をまばらに塗ります。そうするとモルタル特有の色ムラを表現できると思っています・・・
※まばらに塗るので、ストーンヘンジは容量の少ない2Lにしました。
「IMAGINE WALL PAINT」には「ティンボット」よりも薄いグレーの「ロンドンスカイ」、「ストーンヘンジ」よりも濃い「ベビーエレファント」という種類もあるので、色の好みで使い分ける感じですね。
GRAY TONEよりも少し明るい雰囲気のBLUE GRAY TONEというシリーズは6色展開しているので、青っぽいグレーが好みという人におすすめです。
詳しくはホームページにカラーチャートがあるので見てください。
最後まで悩んだモルタル風の壁にする漆喰
コチラも壁紙屋本舗から販売されている、GRAY TONEの漆喰バージョン。カッコいいですね。
※2022年現在は販売終了しています
ギリギリまでこれにしようと思っていましたが、サンプルを取り寄せてちょっとイメージと違ったので断念しました。
ペンキだけでモルタル風壁に塗装して和室を洋室化
薄い「ティンボット」を塗装容器に注ぎます。注ぐ前によく降らないと分離して色がまばらになるので注意です。
ペンキはかなり滑らかで、カンペパピオの白いペンキより柔らかい感じでした。
出窓側の壁から順番にペンキで塗装
左の壁は白にする予定なので、それ以外を順番に塗装していきます。ローラーでひたすら塗ります。
高い位置は延長ポールを使って塗ります。
低い位置も力が加えやすいので、真ん中はそのまま塗って、上下は延長ポールを付けて塗ると楽です。
入口側の壁も同じように一面塗ります。ドアは黒色にするので塗りません。
ハケでも伸びるので塗れますが、広い壁などはローラーいっきにやった方が早いですね。
壁際や窓枠など、細かい部分はハケを使って塗ります。
全く違う雰囲気の部屋になってきました。色が一部白くなっている所は、後から追加で塗った所です。
塗ってから時間が立つにつれて、色が濃くなっていくようです。
日が暮れて夜中の作業。壁に塗装した「ティンボット」が乾いて、落ち着いた風合いになってきました。
暖色の照明のがいい雰囲気。想像通りの仕上がりに、間接照明を取り付けるのが楽しみです。
和室の壁はシーラーを塗ってヤニを防ぐ
和室の砂壁に取り付けたベニヤ板と柱にシーラーを塗ってヤニ止めをします。
リビングのセルフリノベーションでヤニ止めを塗らずに痛い目にあったので、この作業は必須です。
反対側の壁と柱にも一通りシーラーを塗って次回の塗装準備は完了です。
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