相続した築45年の雨漏りしているボロ戸建て。
2019年の6月末からセルフリノベーションを始め、2019年の8月末に1部屋目が完成しました。
約2カ月間のリノベーション費用や作業工程をまとめて公開したいと思います。
セルフリノベーションを始める前の部屋
6畳の洋室風の部屋です。
築45年の古い物件なので窓枠や押入れなど年期を感じます。
天井で雨漏りが発生しており、一部が腐っている状態。幸い床などは大丈夫でした。
ここまでに、2部屋セルフリノベーションをしているので、この状況を見てもイケるかなと思えました。
ただ、雨漏り修理など素人でもできるのか不安で、原因が分からず高額な費用にならないか調べながら進めることで、新たな知識も得られました。
今回もやればやるほど部屋が変わって、完成後の部屋は自分で住みたいくらい良い感じになりました。
さっそくセルフリノベーションを手掛けた部屋の費用を工程と合わせて公開していきます。
DIY工程①セルフリノベーションで天井を壊す費用は0.4万円
雨漏りで腐食している天井を解体します。
天井は板を張っている作りだったので、バールのみで解体することができました。
照明部分を一段高くする昔ながらの造りだったので少し戸惑いましたが、無事解体できました。
天井を壊す工程で使った費用は、処分費の合計0.4万円でした。
※詳しい作業工程は下記記事と動画でまとめています。
DIYで天井を壊して雨漏りの原因を特定する!セルフリノベーション#2
DIY工程②セルフリノベーションで屋根の雨漏り修理した費用は0.6万円
雨漏り修理はかなり調べて作業しました。
どこから雨漏りしているのか特定し、屋根の造りを調べて作業手順の知識を入れました。
屋根の造りや素材によって修理する内容も変わるので今回の作業は、かなり勉強になりました。
一度業者に見積もりを取ってもらいましたが、8万円と高額でコーキングを流し込むだけということだけでした。
屋根の雨漏り修理で使った費用は、合計0.6万円でした。
※雨漏り修理の詳細は下記記事にまとめています。
DIYで屋根の雨漏り修理をやってみた。修理方法や必要な道具や費用を公開。#3
DIY工程③セルフリノベーションで天井の骨組みを作る作業は0.7万円
角材を大量に購入し天井の骨組みを作り直します。
天井の骨組みを作ると言っても、天井の構造を知らなかったので構造から調べました。
天井がたわまないような工夫を知れて面白かったですが、実際作ってみると大変な作業でした。
天井の骨組みを作る費用は、合計0.7万円でした。
※天井の骨組み作りの詳細は下記記事にまとめています。
天井の骨組みをDIY!セルフリフォームでできる天井の作り方#4
DIY工程④セルフリノベーションで断熱材を入れて石膏ボードで天井を作る費用は0.8万円
作った骨組みに断熱材を敷いて石膏ボードを貼り付けます。
1人で天井に石膏ボードを貼る作業は、とてつもなくキツイ作業です。
1枚10㎏近くある石膏ボードを、プロの方のように片手で支えることができないので、脚立を補助として活用しました。
なんとかビス止めすることができましたが、今回の工程の中で一番キツかった作業です。
天井を石膏ボードで作っていく費用は、断熱材が半分以上占めて合計0.8万円でした。
※天井作りの詳細は下記記事にまとめています。
DIYで断熱材を入れて石膏ボードで天井を作る。脚立を使って1人で天井を貼る方法!#5
DIY工程⑤セルフリノベーションでパテ埋めと古い壁紙を剥いで下地処理をする費用は0.7万円
石膏ボードの隙間にパテを施工して整えます。
粉タイプのパテを使うのは難しそうで抵抗ありましたが、使ってみると簡単でコスパも良いので今後も使いたいと思いました。
壁紙を剥いだり、パテを塗ったりと、壁紙を貼る前の下地処理の作業の費用は、合計0.7万円でした。
※下地処理の詳細は下記記事にまとめています。
天井石膏ボードの継ぎ目にメッシュテープとパテ埋めをして古い壁紙を剥いで下地処理#6
DIY工程⑥セルフリノベーションで窓枠とドア枠の木材をペンキで塗装する費用は0.3万円
壁紙を貼る前に窓枠や廻縁を塗装しておきます。
シーラーで事前にヤニ止めをしたら、何回も重ね塗りして綺麗に仕上げます。
枠の塗装でかかった費用は、合計0.3万円でした。
※詳しい作業工程は下記記事と動画でまとめています。
窓枠とドア枠の木材をペンキで塗装!築45年の木材を白と黒の塗料でモノトーンに仕上げる#7
DIY工程⑦セルフリノベーションで壁紙を貼り変える費用は1.5万円
壁紙を剥いだ壁に新しい壁紙を貼っていきます。
壁紙は貼り合わせが難しそうと思い、敬遠してきましたがやってみると以外と簡単でした。
ただ、天井に壁紙を貼るのはかなり難しいです。半分の長さに切ってしか作業できませんでした。
壁紙はペンキと違い、一度貼れば重ね塗りしなくていいので楽ですね。
アクセントカラーも取り入れて簡単に部屋の印象を変えることができました。
壁紙は20mを2本注文したので、かかった費用は、合計1.5万円でした。
※壁紙を貼る詳しい作業工程は下記記事と動画でまとめています。
DIYでもできる壁紙の貼り方!築45年の古い壁紙を貼り直す。#8
DIY工程⑧セルフリノベーションでクッションフロアを貼る費用は1.5万円
クッションフロアを床に施工していきます。
天井を急遽黒にしたので、茶色の床材を断念しアッシュグレインの床材を準備しました。
結果的に明るなりすぎず暗すぎずで、落ち着いた雰囲気の部屋に仕上がりました。
壁と床の境目を整える為に、ソフト巾木を初めて使いました。
施工は簡単ですが、少し見た目が安っぽいかなという印象です。
床の施工にかかった費用は、クッションフロア、接着剤、巾木で、合計1.5万円でした。
※クッションフロアを貼る詳しい作業工程は下記記事と動画でまとめています。
DIYでもできる床材の貼り方!築45年の古い床にクッションフロアを貼る。#9
10万でセルフリノベーションした部屋が完成
カーテンと小物を置いて完成です。
アクセントカラーのブラックが部屋の雰囲気を引き締めています。
押入れ以外の扉は、壁の色と合わせて白にしました。
寝室として使用してもらいたいので、落ち着いた色合いの部屋にしました。
セルフリノベーションで使った道具の費用まとめ
- 壁材を処分する費用で0.4万円
- 雨漏り修理の費用で0.6万円
- 天井を作る費用が1.5万円
- 壁紙を貼る前の下地処理費用が1万円
- 白と黒の壁紙を貼る費用が1.5万円
- クッションフロアを貼る費用が1.5万
- 照明や植物やカーテンなどの費用が2万円
合計約10万でセルフリノベーションができました。
天井を解体する費用、雨漏りを修理する費用、天井を作り直す費用、壁紙を貼る費用、照明を取り付ける費用など、人件費を考えると60万~80万くらいかかる費用を1/7に抑えることができました。
今回は雨漏り修理、天井作り、壁紙貼り、初めてやる作業が多く期間が長くなりましたが、モダンな洋室に仕上がりました。
ようやく1部屋目が終わったので、次回から隣の広い部屋の作業に取り掛かろうと思います。