福岡で祖父母が住んでいた空き家をセルフリノベーションしているセーチです。
2020年の1月末からUR関西の団地をDIYしています。
※前回の記事はコチラ 【UR関西・団地DIY】#11#12 賃貸でもできる壁を作る方法|和室を洋室にセルフリフォーム
【UR関西・団地DIY】シリーズ#13は4.5畳の玄関横の和室を寝室にセルフリフォームする作業です。
原状回復義務のある賃貸でも真似できる内容でDIYしますので是非参考にしてください。
では早速内容をお伝えします。
DIYする前の4.5畳和室
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9009_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
寝室にする4.5畳和室です。
この部屋も原状回復義務のある賃貸でも真似できるDIYというのがオーダーです。
隣の部屋と作りは同じですが、押入れがない分DIYしやすいと思います。
全ての部屋をクッションフロアで施工しているので、クッションフロア以外で畳を隠す方法はないかなと考えてみました。
簡単に作れて簡単に原状回復できる物で何かないかなと考えた結果、パレットを敷き詰める方法に至りました。
パレットであれば敷くだけで簡単に畳を隠せますし、退去時に組み立てたパレットをそのまま出せば原状回復できるので初心者でも簡単かなと思います。
パレットの天板に使う1×4材を塗装
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_8842_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
パレットは市販の販売されている物ではなく、角材と1×4材を使って部屋に合わせて作ります。
1×4材は約50本、90×90×3000mmの角材は6本用意、木材を使って組み立てれば好みのサイズに作れるのでおすすめです。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_8843_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
UR-DIY部の皆様に塗装の手伝いをして頂いています。※書斎作りの手伝いに来ていた日に塗装してもらいました。
塗装はいつもどおりワトコオイルのミディアムウォルナット。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_8848_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
一通り塗り終わったら#の形に積み上げて乾かします。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_8849_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
乾かしている間に角材を部屋のサイズに合わせてカットしておきます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_8851_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
そのまま1本使ってもいいのですが、退去時に簡単に持ち運べるようにするにはパレットを分割する必要がありました。
なので約1400mmのサイズにカットしています。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_8854_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
ワトコオイルが乾いたら、オールドウッドワックスのチューダーオークで重ね塗りして仕上げます。
仮置きしてパレットの雰囲気を確かめる
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9009_Moment1.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
塗装した1×4材を角材の上に仮置きして雰囲気を確かめます。
土台に使う角材は4本の予定でしたが、乗ってみた感じ5本の方が不安なく歩けるので増やそうと思います。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9009_Moment2.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
ここでアクシデントです。
カットした角材が入りません・・・サイズを測り直してみると微妙にサイズが違っていました・・・やり直しです。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9011_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
カットは後でするとして、とりあえず一面に仮置きしてみます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9011_Moment1.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
部屋の雰囲気と板の色が合っているか確認していますが、ちょっと板の色が濃過ぎますね・・・
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9011_Moment2.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
隙間を開けると少し軽く見えるかなと思い、隙間を開けたパターンでも確認してみます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9011_Moment3.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
殆ど変わらなかったです。
畳が微妙に見えるので隙間を空けるのは無しですね。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9012_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
壁紙とも合わせてみます。
壁紙は、薄いグリーンと薄いブルーを用意しています。
薄いグリーンは普段の僕だと使わない色なのでかなり挑戦しました。
どちらの壁紙も色はいい感じですが、板の色とはあまり合ってない気がします。
これはやり直しが必要かもしれません・・・
上段に白の剥がせる壁紙シートを貼る
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9013_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
パレットと壁紙は後にして、とりあえず確定している白い剥がせる壁紙シートを壁の上段に貼っていきます。
この部屋は、天井に一工夫するつもりです。
その際、壁の上段は殆ど見えなくなると思うので施工が簡単な剥がせる壁紙シートを選びました。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9021_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
大きいサイズで一気に貼ろうと試みましたが、途中でよれてしまい断念。
剥がせる壁紙シートは何度でもやり直しが効くので、3分割にして細かく貼っていきました。
パレットの天板塗装をやり直す
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9028_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
白の壁紙を貼り終わり、1×4材をどうするか考えていましたが、どうしても部屋のイメージの色と違うので全部やり直すことにしました。
幸い1×4材の裏面は塗装していなかったので、約50枚全て塗り直します。
※手伝ってくれたUR-DIY部の皆さんすみません・・・
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9033_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
ブライワックスのクリアで下塗りしてオールドウッドワックスのチューダーオークで重ね塗り。
今度は色が濃くなり過ぎないよう薄く塗り、理想の色に近づけます。
50枚を塗装するとあっという間に日が暮れて、部屋が真っ暗になってしまいました。
※作業風景を動画にまとめているので良かったら見てください。
貼って剥がせる糊を使い壁紙を貼る
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9038_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
上段は白い壁紙を貼っているので、残り部分にグリーンの壁紙を貼っていきます。
壁の高さを測り、事前に壁紙をカットして準備します。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9040_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
粉のりを使い壁紙をはります。
壁紙の上から壁紙を貼ることができ、剥がすときも綺麗にはがせる賃貸向けの糊です。
1袋で50m~80mも貼ることができるので、4.5畳くらいの部屋であれば余裕で貼れます。
事前に水を入れておいた塗料キットに粉糊を入れて混ぜます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9041_Moment1.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
少量ずつ入れながら混ぜ続けます。
画像くらい粘りがでてきたら完成です。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9042_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
ローラーを使い壁に糊を付けます。
糊が透明なので付いているか分かりにくいですが、満遍なく塗り付けたらOKです。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9042_Moment2.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
1列貼っては糊を付けハケで空気を押し出しての繰り返し。
糊は壁紙の幅より広めに塗っておいた方が綺麗に貼ることができました。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9046_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
この壁紙は壁の上でズリズリと動かせるので、つなぎ目を簡単に合わせることができます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9049_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
壁紙は糊のメーカーの物で、幅53㎝長さ10mで販売されています。
初心者でも簡単に貼れるように幅が狭く作られているそうです。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9051_Moment1.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
コンセントやスイッチ部分は慎重に貼ります。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9053_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
画像だと糊を薄く塗っていますが、この糊の量だと最後に糊が余りました。
後半に気づきましたが、糊はちょっと多いかなと思うくらい付けた方が、壁紙をズリズリと動かしやすいです。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9053_Moment1.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
角や細かい部分はハケを使って塗りました。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9055_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
壁紙が届いた時に端の方が潰れていたので、その部分がうまく引っ付きません・・・
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9056_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
左手のつなぎ目は殆どわかりませんが、右手のつなぎ目は浮いているのがわかります。
この部分は部屋の端に使えばカットして見えなくなるので問題ないですが、貼る前に気付きたかったです・・・
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9060_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
つなぎ目や窓枠などについた糊を拭き取らずそのままにしておくと、黄ばんでくるので濡れた布を使って拭き取ります。
部屋に合わせてパレットを組み立てる
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9065_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
準備したパレットのパーツを組み立てます。
まずは角材を均等に並べます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9066_Moment1.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
その上に1×4材を隙間なく敷き詰めていきます。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9070_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
敷き詰めたら、部屋の4隅に柱を立てます。※なぜ立てるかは後ほど説明します
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9072_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
1×4材を角材にビス止め。
「木が割れにくいビス」の40mmを使用しています。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9076_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
隙間が開かないよう詰めながら1枚ずつ固定します。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9079_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
部屋の右奥にベッドを置きたかったので、1×4材の板がそろうように小さいパレットを作っています。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9081_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
パレットを組み終わりました。
65㎏の僕が乗っても、軋んだりしなったりせず頑丈なパレットになりました。
和室の天井を隠す為に布天井を作る
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9085_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
天井がボツボツしていて壁紙を貼ることができないので
パレットを組み立てる時に4隅に立てた柱にワイヤーを固定し布天井を作ります。
※壁にフックを取り付けることができれば簡単なのですが、原状回復しないといけないので柱を使います。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9087_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
部屋をグルっと囲むように、ワイヤーをペンチで圧着して固定。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9089_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
綿100%のやわらかコットンガーゼ オフホワイトを用意しました。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9089_Moment1.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
ワイヤーにハンガークリップで固定します。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9089_Moment2.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
少したるませるようにして、反対側も同じように固定。
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9092_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
初めて布天井を作るので、ちょっと不安でしたが思っていたより雰囲気よく仕上がりました。
今回、布の固定にワイヤーを使ってみましたが内側に引っ張られ天井端が露出してしまったので
3mの太い突っ張り棒で固定した方が柱も安定し天井もしっかり隠せて良いなと思いました。
小物を取り付ける
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/MVI_9094_Moment.jpg?resize=728%2C412&ssl=1)
天井布に合わせて綿のカーテンを設置。
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入り口部分はパレットにあわせ、麻のラグを敷いて畳を隠します。
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セミダブルのベッドと間接照明と棚を設置しました。
どれも部屋の雰囲気に合うように色の薄い茶系と白で統一しています。
賃貸の和室を洋室にセルフリフォーム!
![](https://i0.wp.com/diy-magazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/IMG_20200220_121624.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
淡いグリーンの壁紙と薄い色合いのパレットが海外風で他の部屋とは世界観がガラッと変わる場所になりました。
扉はどうしようか悩んでいるので最後に決めようと思います。
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ベッド横のスペースは寝転がれる広さはあるので、小さいラグやクッションを置けばくつろげるスペースにもできます。
天幕付きのベッドをイメージして作ったので、4隅の柱と布天井があると部屋全体がベッドのような感じに見えなくもないです。
これで寝室の作業は終了です。
寝室なので柔らかい雰囲気に仕上げましたが、パレットの大きさや高さを変えると違った用途としても使えるので面白いと思います。
これなら原状回復も簡単なので、賃貸住まいの方は是非作ってみてください。
※作業風景を動画にまとめているので良かったら見てください。
【UR関西・団地DIY】では「DIYに興味がある方・自分の空間を作りたい方 」に向けて配信しています。
DIYにどれくらいの時間や費用が掛かるかを、動画と記事にして公開するので是非お楽しみ下さい。
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