築40年の物件をセルフリノベーションしているセーチ(@DIY_se_chi)です。
使いやすい部屋にするために収納棚が欲しい!と思い簡単DIYできる素材やパーツを使いながら棚を自作しました。
取り付けてみて分かったパーツの特徴を、収納棚の作り方と合わせて紹介します。
ラブリコでDIYできる収納棚の作り方
部屋を傷つけずに収納棚をDIYできるパーツとして人気のラブリコ。
脱衣所の壁一面にラブリコと有孔ボードを使って棚をDIYしたので作り方を説明します。
棚作成に必要な道具を準備
- 1820mmの2×4材を5本
- 有孔ボード
- ラブリコ2×4用アジャスター 2個
- ラブリコ2×4用ジョイント 2個
- ラブリコ2×4用棚受けシングル 3個
- 2×4材に塗る塗料
バスルームの入口が狭いので、ジョイントを使って収納棚を組み立てます。
棚受けなど全てラブリコが販売しているパーツを使います。
2×4材を塗装して準備
組み立てる前に2×4材を研磨して塗装しておきます。
塗装前にヤスリで研磨することで、塗装の色ムラがなくなりますし、手触りがよく使い易い棚になります。
ラブリコを取り付けて組み立てる
2×4材にラブリコのパーツを取り付けビス止めします。※ビスは付属しています。
この時に好きな位置に棚をセットできるので、自分が使い易い位置でラブリコを固定します。
ラブリコを2×4材にビス止めしたら骨組みは完成です。
今回はジョイントを使ってバスルームの壁に設置するので、ジョイント部分は外した状態でバスルームに持っていきます。
収納棚をバスルームの壁に取り付ける
設置場所にラブリコを取り付けた2×4材を持ってきたら、ジョイントを繋げて固定します。
ラブリコは上段のパーツで突っ張るように設置するパーツです。
なので、天井付近のアジャスターを回して収納棚を固定します。
ラブリコはアジャスターで18mm高さ調整ができるので、かなり力強く設置することができます。
※ラブリコの強度や設置にかかる細かい工程や費用などは下記記事を参照してください。
ラブリコと有孔ボードを使って棚をDIY【作り方の手順をレビュー】Vol.17
ディアウォールで収納棚をDIY
部屋を傷つけずに収納棚をDIYできるパーツとして人気のディアウォール。
パソコンデスク横の壁にディアウォールと有孔ボードを使って棚をDIYしたので作り方を説明します。
棚作成に必要な道具を準備
- ディアウォール
- 2×4材
- 有孔ボード
- 棚受け金具
- 塗装道具
ディアウォールと2×4サポート金具です。
ディアウォールの棚受けは丸いデザインで僕の部屋には合わないので、2×4材専用の棚受けサポート金具を取り付けることにしました。
ディアウォールの特徴はバネで高さを調整する点です。
2×4材が短く、柱を強く固定できない場合は2枚の付属板を挟むことで補えるようになっています。
2×4材を塗装して準備
家の床から天井までの高さは2400mmの規格で作られていることが多いので、2440mmの2×4材を柱にします。
ラブリコで棚を作った時はジョイントを使いましたが、やはり強度が少し落ちるので、できるなら1本の2×4材で柱は作った方が良いです。
棚用の板は1820mmの2×4材をカットして使います。塗装前にヤスリ掛けをしてワトコオイルのダークウォルナットで塗装。
ラブリコを取り付けて組み立てる
2×4材サポート金具の種類は結構ありますが、今回は横にも金具が付いているタイプを購入。
個人的にアイアン素材を前面に見せたかったで、このタイプにしました。シンプルにL字型のサポート金具もあるので、自然な感じで設置したい人はL字型を選ぶとイイと思います。
ディアウォールの専用棚受けだと下からビスで止めるだけですが、2×4材サポート金具はディアウォールの棚受けと違い、横からも棚を固定できるので強度はかなり強くなります。
収納棚をパソコンデスク横の壁に取り付ける
ディアウォールはラブリコと違ってバネで2×4材を固定するので、アジャスターなどはついていません。
バネが付いているパーツを天井側に取り付け、下から持ち上げるように固定します。
上段下段にフックやブックスタンドを置いてディスプレイすれば完成です。
パソコンデスク横の壁はデッドスペースになっていましたが、収納力抜群の収納棚をDIYできました。
天井付近の壁など、なかなか使い道が見つからい所を有効活用できるのでディアウォールで作る収納棚はおすすめです。
※ディアウォールの強度や設置にかかる細かい工程などは下記記事を参照してください。
ディアウォールと有孔ボードを使って棚をDIY!取り付け方法と手順をレビュー
集成材で収納棚をDIY
価格が安くサイズも大きいパイン集成材。加工もしやすいのでDIY向きの木材です。
この集成材を使ってクローゼットに収納棚をDIYしたので作り方を説明します。
棚作成に必要な道具を準備
- 天板用板
- 角材
- 固定金具
- 塗装道具
作りたい収納棚のサイズに合わせて天板を選びます。
今回作る収納棚のサイズは「横150㎝、奥行き35㎝」にしたいので、一番大きい板をカットしました。
塗装はワトコオイルを使います。クローゼットの色に合わせてナチュラルカラーを選択。
集成材を塗装して準備
集成材に使う天板を塗装ムラを無くすためにヤスリ掛けします。
初めはヤスリをそのまま使って研磨していましたが、力が均等に加わるようにホルダーを使うようにしました。
1回目の塗装を塗って1.2時間置いたら、2度目の塗装をして1日おいて乾かします。
収納棚の脚を作る
脚はアイアンペイントで塗装して、天板に固定するようのアイアン金折りを取り付けました。
左右の脚のデザインを変えたかったので、もう片方は、天板に使った集成材のあまりを使いました。
脚を取り付けて収納棚をクローゼットに取り付ける
左右の脚をビスと金折で固定すれば完成です。
クローゼットの床に置いて、上段にバッグ、下段にはカゴを収納できる棚として活用しています。
荷物が増えれば、DIYした収納棚はクローゼットで使われなくなるかもしれませんが、どこの部屋でも使えるようなデザインにしたので長く使っていきたいです。
※より詳しいクローゼット用の収納棚を作る工程は下記記事にまとめています。
クローゼットに3000円でおしゃれな棚を作る方法!DIYで棚を作る手順を公開
3つの収納棚をDIYして分かったおすすめパーツ
2×4材を使って作る収納棚、集成材を使って作る収納棚。
3つの収納棚をDIYしてみた僕が、状況に合わせたおすすめの収納棚用のパーツをお伝えします。
賃貸で収納棚をDIYしたいならディアウォールがおすすめ
ラブリコに比べてディアウォールの強度は弱いという意見が多いですが、両方使ってみた僕の意見としては、「ディアウォールの強度も十分強い!」です。
確かにラブリコはアジャスターで突っ張れるので簡単に強度を上げることができますが、ディアウォールでも柱にする木材の長さを少し長くすることで十分な強度を出すことができます。
ディアウォール製品には、ディアウォールを取り付ける分、柱を45mmカットするように記載されてますが、これを40mmにするとラブリコ同様にかなりの強度がでます。
ディアウォールに付属している調整板は1枚2mmしかないので、柱にする2×4材の長さを1~2mm切り間違えただけで強度に不安がでます。
なので柱を少し長くカットし、それでも緩い場合は調整板を使うようにすると良いです。
強度の不安がなければデザインはシンプルなディアウォールがおすすめです。
収納棚をDIYするのが不安な人はラブリコがおすすめ
DIYで収納棚を作るのが不安な人はラブリコがおすすめです。
ディアウォールに比べてアジャスターでの高さ調整ができますし、ジョイントの取り付けも簡単なので、1人で取り付けるのが難しい方でも簡単に取り付けることができます。
男前な収納棚をDIYしたい人は2×4材サポート金具がおすすめ
男前な収納棚をDIYしたい人は、アイアン素材の棚受け「2×4材サポート金具」にするのがおすすめ。
僕がディアウォールで作った収納棚のように、前面にアイアン素材が見えるので男前インテリアになります。
ディアウォールやラブリコの棚受けよりも値段が安いというのも嬉しいです。
種類も豊富なので、好きな色と形を選べるのもおすすめするポイントです。
集成材や木材のみで収納棚を作る人は「IDの金折り」がおすすめ
ビスだけでなく、補強金物を取り付けることで安心の強度に近づけれるのでおすすめです。
IDは種類が豊富なので、いろいろな用途に使えますよ。
収納棚のDIYにチャレンジしよう
僕がディアウォールで収納棚をDIYした時の作業風景です。
簡単にDIYできるのであなたも試してみてください。